水道修理業がリスティング広告を使って売上や利益を上げるために、まずいちばんに大切なのがキーワード選定です。
この記事を読めば、リスティング広告のキーワード選定のコツを5分~10分で理解できます。
リスティング広告をまだ活用したことがない方でも「なるほど!」と思っていただけるよう、実際のキーワード見ながら分かりやすく説明していきます。
今回は、水道修理業では比較的単価の高い仕事になりやすい「トイレ水漏れ」関連のキーワードについて見ていきます。
今回取り上げた「トイレ水漏れ」関連の検索キーワードは以下の73個になります。
これらの73個すべてのキーワードをグループ分けし、どのキーワードを登録すればいいか、そしてどのキーワードを除外するべきかを具体的に以下で説明していきます。
「トイレつまり」関連のキーワードや排水つまり関連のキーワードと同じく、業者に頼んで解決したいと考えている人が検索するキーワードと、自分でなんとかしたいと考えて検索しているキーワードに分かれます。
また「トイレ水漏れ」については特に、どの場所が水漏れしているかによって、業者に頼みたい人が多いワードと、自分で何とかしたい人が多いワードに分かれるのでそのあたりも細かく見ていきます。
水道修理業者を探しているキーワード一覧
「トイレ水漏れ」関連のキーワードの中で、これらのキーワードは、“検索ユーザーが業者を探しているキーワード”になります。
これらのキーワードを検索キーワードとして登録します。
「料金」「修理代」「業者」「安い」といった組み合わせキーワードは、検索ユーザーが業者を探しているキーワードになります。
この中で一番検索数の多い「トイレ水漏れ修理」というキーワードは、業者を探しているのか、それとも自分で修理したい人なのか迷うところです。
実際にどちらも含まれると考えられますが、そういう場合は実際の検索結果を見てみるのも一つの方法です。
このように「トイレ水漏れ修理」と検索した場合は検索結果に地図が表示されます。
地図は、その地域の業者を探している人向けに表示されるので、Googleはこの「トイレ水漏れ修理」というキーワードを検索する人は業者を探している人が多いと判断していることになります。
よって、「トイレ水漏れ修理」というキーワードはどちらかというと業者を探しているキーワードと判断できます。
自分で直したい人が検索するキーワード
では次に、“自分でトイレ水漏れを直したい人が検索するキーワード”として分類したキーワード見ていきます。
これらのキーワードは除外キーワードとして広告が表示されないように登録します。例えば「テープ」「直し方」といったキーワードを除外キーワードとして登録します。
これらの検索キーワードはどちらかというと、“自分でなんとかしたい、自分でトイレ水漏れを直せる情報を探している検索キーワード”なので、組み合わせキーワードを除外キーワードとして登録すれば、無駄なクリックを減らすことができます。
まず「トイレタンク」関連のキーワードは特に判断に迷うキーワードですが、今回は自分でなんとかしたい人が検索するキーワードに分類しました。
理由は、タンクの水漏れ場合は状況にもよりますが、トイレが使えないわけではなく、自分でも簡単に直せそうに感じる場合が多いと考えられるからです。
実際に「トイレタンク水漏れ修理」というキーワードでGoogle検索してみると、以下のとおり水漏れを自分で直すための記事一覧や動画が表示され、上で見た「トイレ水漏れ修理」のときのようなマップも表示されません。※検索結果は随時変わるがこのような傾向が見られる
とはいえ「トイレタンク」関連のキーワードで仕事が取れることもありますし、必ずしも「タンク」というキーワードを除外するべきというわけではありません。
2つの検索結果から、「トイレ水漏れ修理」よりは「トイレタンク水漏れ修理」のほうが自分で直したい人が多いということだけは言えると考えられます。
地名付きの組み合わせキーワード
「トイレ水漏れ」関連のキーワードには多くの地域名付きキーワードが見られます。
地名付きのキーワードは、基本的にその地域の業者を探しているキーワードです。
地名付きキーワードは元の「トイレ水漏れ」というキーワードと比べるとかなり検索数は減りますが、水道修理のような地域の緊急サービスにおいては特に以下のようなメリットがあります。
- コンバージョン率が高くなる
- クリック単価が低くなる
- 上位表示率が高くなる
- クリック率が高くなる
- コンバージョン単価が低くなる
地域名付きキーワードまで細かく設定しているライバルが少ないのでこのようなメリットがあります。
ちなみに上位表示率が高くなることとクリック率やコンバージョン率が高くなることは関連しています。
まとめ
「トイレ水漏れ」の関連キーワードの場合、どの場所が水漏れしているかによって検索している人の要望が異なります。
上で書いたように、トイレタンクの水漏れの場合は自分で直したい人が多く含まれますし、ウォシュレットの場合は水道修理業やではなくメーカーに直してもらいたい人が含まれます。
逆に「トイレ水漏れ床」「トイレ根本水漏れ」といったキーワードは一見すると業者を探しているキーワードではなさそうですが、自分ではなんともならない状況だと考えられ登録しておくと良いキーワードになります。
もし判断がつかない場合は、上で見たようにGoogle検索結果やGoogleサジェストキーワード、関連キーワードなどを見ていくことで判断できます。
キーワード選定は奥が深く、一見しただけでは判断できないこともあるので多面的に事実を確認して判断していきましょう。
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