水道修理業がリスティング広告を使って売上や利益を上げるために、とても重要になるのがキーワード選定です。
この記事は、リスティング広告でどんなキーワードを選んで広告を出せばいいのか5分~10分でわかる内容になっています。
リスティング広告についてあまり知らない方でも「なるほど!」と思っていただけるよう、実際のキーワードをグループ分けしながら分かりやすく説明していきます。
今回は、水道修理業では比較的単価の高い仕事になりやすい「排水つまり」関連のキーワードについて見ていきます。
今回取り上げた「排水つまり」関連の検索キーワードは97個になります。
これらの97個すべてのキーワードをグループ分けし、どのキーワードを登録すればいいか、そしてどのキーワードを除外するべきかを具体的に以下で説明していきます。
「トイレつまり」関連のキーワードと同じく、業者に頼んで解決したいと考えている人が検索するキーワードと、自分でなんとかしたいと考えて検索しているキーワードに分かれます。
基本的には前者を広告を表示させるキーワードとして登録し、後者を除外することで、広告の費用対効果が上がります。
水道修理業者を探しているキーワード一覧
「排水つまり」関連のキーワードの中で、これらのキーワードは、“検索ユーザーが業者を探しているキーワード”になります。
「業者」「料金」「相場」「口コミ」といった組み合わせキーワードは、検索ユーザーが業者を探しているキーワードになります。
上から2番めの「排水つまり高圧洗浄」というキーワードについては、少し判断が難しいところですが、実際にGoogle検索してみると答えが見つかります。
↑これらのキーワードは、Googleで「排水つまり」と検索した後に、関連のキーワードとして出てくるキーワードです。
こちらを見てみると、「自分で」というキーワードも含まれていますが、「業者」「チラシ」「キャンペーン」「ダスキン」「アイリスオーヤマ」といった業者を探していると思われるキーワードが多くあるので、「排水つまり高圧洗浄」というキーワードは業者を探しているキーワードに含めています。
自分で直したい人が検索するキーワード
では次に、“自分で排水つまりを直したい人が検索するキーワード”を見ていきます。
これらの検索キーワードは、“自分でなんとかしたい、業者を探しているわけではない検索キーワード”なので、組み合わせキーワードを除外キーワードとして登録すれば、無駄なクリックを減らすことができます。
それではこれらの中で2つだけ判断に迷うキーワードを取り上げてみます。
まず「排水つまり原因」というキーワードについては、自分でなんとかしたい、もしくは今の段階では情報収集中で、今すぐプロに依頼する可能性はかなり低いと考えられます。
ですので「原因」というキーワードは除外してしまって良いと考えられます。
また、「排水溝つまり髪の毛」というキーワードも”自分でなんとかしたい”人が検索するキーワードと判断しました。
理由は、髪の毛というのは薬剤で溶かして自分でなんとかなりそうなイメージを多くの人が持っていると考えられるからです。
実際に「排水溝つまり髪の毛」というキーワードのGoogle検索サジェストキーワードを見てみると以下の通り「重曹」「パイプクリーナー」「ピーピースルー」といった薬剤関連のキーワードが出てきます。
地名付きの組み合わせキーワード
「排水つまり」関連のキーワードのにはいくつか地域名付きの組み合わせキーワードが見られます。
地名付きのキーワードは、その地域の業者を探しているキーワードです。
「トイレつまり」と比べると地域名付きの組み合わせキーワードはそれほど検索されていませんが、細かく設定をするのであれば地域名付きのキーワードを設定しておいたほうが良いでしょう。
その際は、完全一致ではなく、「+排水 +つまり +大阪市」といったように絞り込み部分一致くらいのほうが検索数が増えて良いと思います。
地域名はもちろん、広告を表示する地域内で検索されそうな市区町村名を入れます。
その際、Google広告やYahoo!検索広告で地域指定ができるレベルの地域名はすべて登録し、広告カスタマイザ(アドカスタマイザ)を使って地域名と広告文が連動する設定をしておくことをおすすめします。
まとめ
「排水つまり」の関連キーワードで検索する人たちの中には、業者を探している人だけでなく、自分でつまりを直したい人というのも一定数います。
ですから、水道修理のリスティング広告運用でより良い結果を出すためには、自分で直したい人が検索するキーワードは除外キーワードとして登録して、コンバージョン率が低くなる検索を少なくしておくことが必要です。
水道修理の中でも水漏れ系と違ってつまり系のキーワードは特に自分でなんとかできそうと考える人が検索している割合が多くなるのでこのような対応が効果的です。
例えば以下のように「排水つまり」でGoogle検索すると、自分でつまりを直す方法の写真と記事が広告のすぐ下に出てきます。
Googleの検索結果は検索ユーザーに役立つ情報を選んで表示する仕組みなので、それだけ自分で排水つまりを直したいという人が多いということが言えます。
リスティング広告運用の成功率を高めるためには、この記事で見たように、検索する人の目的やニーズの違いをいろいろな面から細かく把握し、キーワードを的確に分類してキーワードの登録/除外を上手く使い分けることが重要です。
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