水道修理業のリスティング広告集客:キーワード「トイレつまり」の分析

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石黒 文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

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水道修理業が売上や利益を上げるために、リスティング広告でどんなキーワードを選んで広告を出せばいいのか5分~10分でわかる記事です。

リスティング広告が全くわからないという方にも、なるほど!と思っていただけるよう、実際のキーワードを元にわかりやすく説明していきます。

今回は特に水道修理業ではメインの仕事になる「トイレつまり」というキーワードについて見ていきます。

「トイレつまり」は検索数が多く、今回取り上げた関連検索キーワードは127個になります。

トイレつまりキーワード一覧
トイレつまりキーワード一覧

これらの127個すべてのキーワードをグループ分けし、どのキーワードを登録すればいいか、そしてどのキーワードを除外するべきかを具体的に以下で説明していきます。

 

水道修理業者を探しているキーワード一覧

こちらのキーワードは、“検索ユーザーが業者を探しているキーワード”になります。

水道修理業者を探しているキーワード一覧
水道修理業者を探しているキーワード一覧

基本的に自分でトイレつまりを直すことができず、お金を払ってでもすぐに直したい人たちが検索するキーワードなので、これらのキーワードは必ず登録すべき重要なキーワードになります。

あとから見る「自分でトイレつまりを直したい」キーワードとは対照的です。

料金に関するキーワードが多く見られますが、中には「トイレつまり緊急」など、自分ではトイレつまりを解決できない、今すぐプロになんとかしてほしいといった気持ちが伝わってくるキーワードもあります。

分類のところで「業者?」と?マークがついているキーワードについては、自分でトイレつまりを直したいという人たちも一部含まれていそうですが、基本的には業者を探しているキーワードと考えられるという判断をしています。

また、分類2の指名系キーワードには、クラシアン・イースマイルといった水道修理業の大手の社名が入っています。

このような企業名が入った指名検索キーワードでもコンバージョンすることがありますが、それらの会社からクレームが入ることもあるので登録は控えたほうがよいかもしれません。※ちなみに法律上は問題ありません

 

自分で直したい人が検索するキーワード

では次に、“自分でトイレつまりを直したい人が検索するキーワード”を見ていきます。

自分でトイレつまりを直したい人が検索するキーワード
自分でトイレつまりを直したい人が検索するキーワード

これらのキーワードは、トイレつまりを自分で直す方法はないかとネット検索でしている人たちが検索するキーワードです。

プロにお金を出して来てもらうのではなく、Amazonや楽天でトイレつまりを解決できるグッズはないか探していたり、家にあるものを上手くつかってトイレつまりを自分で直したい人が検索するキーワードです。

ですから、「直し方」「薬品」といった組み合わせキーワードを、広告が表示されないように除外キーワードとして登録すべきです。

ちなみに一番上の「トイレつまり解消」というキーワードは、プロに頼みたい人が検索する場合も考えられますが、以下のとおり自分でなんとかしたい人が検索するキーワードであると考えられるため、こちらの分類に入れています。

実際に「トイレつまり解消」のGoogle検索サジェストキーワードを見ると、グッズや洗剤関連キーワードばかりなので、「トイレつまり解消」と検索する人は自分で直したい人がほとんどだということが分かります。

「トイレつまり解消」Google検索のサジェストキーワード
「トイレつまり解消」Google検索のサジェストキーワード

このようにどの分類に入れたらいいか判断に迷う場合は、サジェストキーワードを見る、関連キーワード検索ツールを使う、実際にGoogle検索するなどの方法で、どちらに分類できるのかをある程度確かめることもできます。

 

地名付きの組み合わせキーワード

「トイレつまり」の組み合わせキーワードには、地域名が多く見られます。

「トイレつまり」の地域名付き複合キーワード
「トイレつまり」の地域名付き複合キーワード

地域名付きの組み合わせキーワードは自分で直したい人ではなくその地域の業者を探しているキーワードです。

トイレつまりを解消しに今すぐ来てくれる近くの水道屋さんを探しているイメージです。

ですから、これらの地域名付きキーワードは、広告を表示する地域内で検索されそうな市区町村の名前をすべて組み合わせて検索キーワードとして登録することをおすすめします。

例えば、大都市の区の名前や、県内のすべての市の名前などを、元のキーワードに組み合わせて入れておきます。

 

まとめ

「トイレつまり」を検索する人たちについては、業者を探している人だけでなく、自分で直したい人というのも多くいます。

ですから、自分で直したい人が検索するキーワードは除外キーワードとして登録して、業者を探している人だけに広告を表示する必要があります。

また、地域名については広告を表示する地域内の市区町村名をすべて入れることをおすすめします。

このようにキーワードを分類して的確に登録や除外をすることで、キーワード背選定の段階でコンバージョン率を上げることができます。

キーワード選定はリスティング広告のスタート地点で最も重要なので、しっかりと見極めをする必要があります。

もちろんあまり絞り込みすぎるとAIの良さを活かせないマイナス面も出てきますが、水道修理業のような緊急サービスでは特に広告を上位に表示させる必要があるため、キーワードの絞り込みというのは効果的です。

リスティング広告の代行をプロに依頼する場合は、キーワード選定についてどのような基準でどのくらい細かく設定してくれるかというのを代理店に具体的に確認することをおすすめします。

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