鍵修理交換業のリスティング広告集客:キーワード「鍵 紛失」の分析

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石黒 文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

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鍵トラブルの駆け付け解決サービスでリスティング広告を使って集客する場合、まずは重要になるのがどのキーワードを選んで広告を出すかです。

キーワードによって、成果の出やすいキーワードと出にくいキーワードに分かれます。

また、広告が表示されないように除外キーワードとして設定すべきキーワードもあります。

これらの分類をしっかりしてから広告を出すことで、リスティング広告の開始時点から費用対効果をある程度良くしておくことができます。

今回は、「鍵 紛失」の関連キーワードをメインに、「鍵 紛失」と意味が似ている3つのキーワード「鍵 見つからない」「鍵 落とした」「鍵 なくした」も含めて、これらの関連キーワード合計117個を見ていきます。

「鍵 紛失」関連の検索キーワード一覧
「鍵 紛失」関連の検索キーワード一覧

「鍵 紛失」「鍵 見つからない」「鍵 落とした」「鍵 なくした」の関連キーワードは、主に以下の5つに分類できます。

  • 鍵の紛失トラブルを解決してくれる業者を探している検索キーワード
  • 何の鍵を紛失したかを指定して検索しているキーワード
  • 鍵紛失の防止策を探している検索キーワード
  • 賃貸物件の鍵を紛失した人の検索キーワード
  • その他の検索キーワード

これらの中でも特に注意したいのは、鍵を無くさないよう防止策について検索している人がいることです。

それでは順番に見ていきます。

 

鍵の紛失トラブルを解決してくれる業者を探している検索キーワード

まずは鍵を無くして困ってしまい、鍵の専門業者に今すぐなんとかしてもらいたいという人が検索するキーワード一覧です。

鍵の紛失トラブルを解決してくれる業者を探している検索キーワード
鍵の紛失トラブルを解決してくれる業者を探している検索キーワード

「作成」「料金」「安い」「鍵屋」「業者」といったキーワードが付いた検索キーワードは、業者を探していると判断できます。

「作成」「交換」といったキーワードは曖昧ですが、鍵を作ったりシリンダーを交換するといったことは普通は素人には無理なので、これらも業者を探しているキーワードだと判断できます。

逆に「鍵 紛失 合鍵」というキーワードについては、鍵を無くして困っているものの、今鍵を無くして家に入れないとか、遠方で車が動かなくなってなんともならないといった状況ではなく、もう一つ鍵はあるけど念のため合鍵を作っておきたいというニーズとも考えられます。

念の為、Googleの検索結果を見てみます。

「鍵 紛失 合鍵」のGoogle検索結果
「鍵 紛失 合鍵」のGoogle検索結果

まずいちばん上にリスティング広告が表示されません。

そして右上にはショッピング広告が2つ表示されています。

合鍵を作ってくれる業者を探しているのは間違いありませんが、緊急駆付けのニーズではないので広告グループやキャンペーンに「合鍵」というキーワードを除外キーワードとして登録しておくと良いでしょう。

 

何の鍵を紛失したかを指定して検索しているキーワード

次は、何の鍵を無くしてしまったかを指定して検索しているキーワードの一覧です。

何の鍵を紛失したかを指定して検索しているキーワード
何の鍵を紛失したかを指定して検索しているキーワード

家のドア・車・バイク・金庫などは、緊急性が高く、どの鍵修理交換業者もほしい見込み客となりそうですが、自転車・スーツケース・南京錠などについては場合によっては集客しなくてもいいキーワードかもしれません。

これらの中でもし集客しなくてもいいキーワードがあれば、それらは登録しないか、除外キーワードとして設定しておきます。

 

鍵紛失の防止策を探している検索キーワード

次は、鍵を無くさないよう紛失の防止策を探している検索キーワードです。

鍵紛失の防止策を探している検索キーワード
鍵紛失の防止策を探している検索キーワード

これらのキーワードは、いま鍵を無くして困っているわけではないので、広告が表示されないようすべて除外しておくべきキーワードになります。

具体的には「防止」「グッズ」「対策」「ブザー」「アラーム」などを除外キーワードとして設定しておくと良いでしょう。

 

賃貸物件の鍵を紛失した人の検索キーワード

次は、賃貸に住んでいる人が検索するキーワードです。

賃貸物件の鍵を紛失した人の検索キーワード
賃貸物件の鍵を紛失した人の検索キーワード

これらのキーワードについては、主に賃貸の鍵をなくした場合はどうすればいいか情報を探している人が検索していると想定できます。

例えば、共用部分のオートロックの鍵を無くして自分にどんな責任があるのか、まずは誰に相談したらいいのか、といった情報を探している人たちです。

ですから優先的に広告を表示させる検索キーワードとしてこれらのキーワードを登録する必要はありません。

ただ、家に入れなくて困っている人も一定数含まれると考えられるので、広告費に余裕があればテスト的に検索キーワードとして登録してみるのもありです。

 

その他の検索キーワード

最後はその他のキーワードです。

その他の検索キーワード
その他の検索キーワード

「対処法」「開け方」といった検索キーワードは、自分でなんとかしたい人や、まずは情報を探している人が検索するキーワードです。

また「警察」「ディーラー」については鍵屋を探していないので除外しておきます。

地名付きのキーワードが一部見られます。地名付きキーワードは、近くの鍵屋を探している検索キーワードなので、「鍵 紛失 (地名)」で広告を表示させる地域の地名をすべて登録しておくと良いでしょう。

 

まとめ

これまで見てきたように、「鍵 紛失」「鍵 見つからない」「鍵 落とした」「鍵 なくした」の関連キーワードは、主に以下の5つに分類できます。

  • 鍵の紛失トラブルを解決してくれる業者を探している検索キーワード
  • 何の鍵を紛失したかを指定して検索しているキーワード
  • 鍵紛失の防止策を探している検索キーワード
  • 賃貸物件の鍵を紛失した人の検索キーワード
  • その他の検索キーワード

上の2つについては必要なキーワードをすべて広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。

防止策を探しているキーワードは、鍵トラブルの解決サービスとは全く関係がないので、すべて除外しておく必要があります。

賃貸関連のキーワードも、情報収集中の人が多いので基本的には登録する必要はありません。

「鍵 紛失」という検索キーワードでも、組み合わせによっては鍵屋のビジネスと全く関係のないキーワードもあります。

組み合わせのキーワードをしっかり見て分類し、無駄な広告費がでないよう、まずはキーワードを整理してからリスティング広告を開始しましょう。

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