水道修理業のリスティング広告集客:キーワード「下水つまり」の分析

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石黒 文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

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水道修理業でリスティング広告を使って集客する場合、まずはキーワード選定が重要になってきます。

例えば「トイレつまり」は水道修理業にとって重要でも、「トイレ交換」はリフォーム業者向けのキーワードで水道修理業には不要なキーワードです。

似たようなキーワードであっても、組み合わせるキーワードによって検索者が求めていることが全く違ってくるというのはよくあることです。

ですから、キーワードを的確に分類し、どのキーワードで広告を表示させるか、そしてどのキーワードで広告を表示させないかを予め十分調査してからリスティング広告を開始することが重要です。

今回は、「下水つまり」に関する19個のキーワードについて分類して見ていきます。

「下水つまり」の関連キーワード一覧
「下水つまり」の関連キーワード一覧

「下水つまり」は主に以下の3つに分類できます。

  • 業者を探している検索キーワード
  • 自分で解決したいと考えている検索キーワード
  • 問題そのものについて検索しているキーワード

基本的には業者を探しているキーワードを登録し、自分で解決したいキーワードは除外キーワードとして設定するか、登録しないようにします。

問題そのものについて検索しているキーワードは、登録する場合としない場合があります。

それでは順番に詳しく見ていきます。

業者を探している検索キーワード

まずは業者を探している検索キーワードです。

業者を探している検索キーワード
業者を探している検索キーワード

「料金」「業者」「費用」といったキーワードが付くと、業者を探している検索キーワードだと判断できます。

「高圧洗浄」についてはプロに頼みたいのか、それとも自分で高圧洗浄機を購入して対処したいのか少し判断に迷うので、Google検索結果を見てみます。

「下水 つまり 高圧洗浄」のGoogle検索結果
「下水 つまり 高圧洗浄」のGoogle検索結果

一番上にGoogleショッピング広告がでています。

高圧洗浄に関するパーツや薬剤なので、「下水 つまり 高圧洗浄」というキーワードについては、業者に依頼する人よりも、自分で高圧洗浄機を使って下水つまりを解消したい人が多いと考えられます。

業者自身が検索している可能性もあります。

その下には2つのリスティング広告がでています。

そのすぐ下には水道修理業者の記事コンテンツがあり、さらにすぐ下には業者の動画が並んでいます。

以上から、「下水 つまり 高圧洗浄」というキーワードは自分で何とかしたい人が多く含まれるけど、全般的には、特に自然検索結果は業者が作ったコンテンツが並んでいるので、業者を探している人が多いキーワードの可能性があると判断できます。

 

自分で解決したいと考えている検索キーワード

次は自分で下水つまりの問題を解决したいひとが検索するキーワードです。

自分で解決したいと考えている検索キーワード
自分で解決したいと考えている検索キーワード

「自分で」「薬品」「道具」といったキーワードが含まれると、自分で何とかしたい人の検索キーワードであると判断できます。

これらのキーワードを除外キーワードとして登録しておくことで、無駄なクリックを省いてリスティング広告のパフォーマンスを上げることができます。

これらの検索キーワードで検索した同じ人が、結局自分で解决できなくてプロに依頼したいと思ったときには「業者」「費用」などを使った検索キーワードに変わるはずです。

ですからここで分類したような検索キーワードでは広告を表示させないようにして、業者を探している検索キーワードになるまで待てば良いということになります。

 

問題そのものについて検索しているキーワード

最後に起こった問題そのものについて検索しているキーワードを見ていきます。

問題そのものについて検索しているキーワード
問題そのものについて検索しているキーワード

これらのキーワードは基本的には登録して良いと思いますが、業者を探しているキーワードと比べると自分で何とかしたいという人の割合も高いと考えられます。

コンバージョン率よりもコンバージョン数(利益率よりも売上)を重視する場合は積極的に加えていきましょう。

 

まとめ

「下水つまり」関連の検索キーワードは主に以下の3つに分類できます。

  • 業者を探している検索キーワード
  • 自分で解決したいと考えている検索キーワード
  • 問題そのものについて検索しているキーワード

基本的には業者を探している検索キーワードを広告が表示されるよう登録し、自分で解決したい検索キーワードは除外していきます。

これだけでリスティング広告の費用対効果を最初から良くすることができます。

業者に依頼したいのか、自分で解决したいのか、どちらか判断しにくいキーワードについては、利益率と売上を天秤にかけてもし売上を重視するのであれば積極的に登録していきましょう。

キーワードを絞りすぎても良くないので、広告文やLPの改善、ユーザー属性の調整、入札戦略の変更などによって利益率と売上の両方を上げていけるのがベストです。

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