鍵修理交換業でリスティング広告を運用していて、なかなか思うように利益が出せないといったご相談を受けることがあります。
そんなとき、無駄なキーワードをカットするだけで簡単に費用対効果を良くすることができる場合があります。
鍵のお困りごとで検索している人たちの中で、駆け付け解決サービスの見込み客になる人の割合はそれほど高くありません。
また、競合他社の広告が出ている検索キーワードでも、実は見込み客がほとんどいない無駄撃ちキーワードもあったりします。
この記事では「玄関 鍵」の関連キーワードをグループ分けして、どんな検索キーワードで広告を出すべきか、そしてどんな検索キーワードで広告を出さないほうがいいかというのを具体的に見ていきます。
実例を見ながら、リスティング広告で成果を上げるためのキーワード選びのコツを知ることができる内容です。
「玄関 鍵」の関連キーワードは大きく以下の5つに分類することができます。
- 鍵が壊れたり業者を探している人の検索キーワード
- シリンダーを交換したい人の検索キーワード
- 補助錠を探している人の検索キーワード
- スマートロックに交換したい人の検索キーワード
- その他の検索キーワード
この分類では、「鍵が壊れたり業者を探している人の検索キーワード」「シリンダーを交換したい人の検索キーワード」を広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
その他の3つは基本的に広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。
それでは順番に見ていきます。
鍵が壊れたり業者を探している人の検索キーワード
まずは玄関の鍵が壊れてしまって誰かの助けを必要としていたり、鍵を交換するために業者に依頼したいと考えている人の検索キーワードです。
これらの検索キーワードを使う人は、鍵トラブルの駆け付け解決業者にとっては見込み客となる可能性が高いと判断できます。
まずはこのような検索キーワードを、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録しましょう。
シリンダーを交換したい人の検索キーワード
鍵のお困りごとで業者に依頼する場合、合鍵の作製か、ドア部のシリンダー交換の2つが大きなニーズになります。
駆け付け業務の場合、後者のシリンダー交換のほうが実際の業務に繋がりやすいので、ここで分類した検索キーワードも広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
ただし、これらの検索キーワードは、1番目に分類した検索キーワードより緊急性は落ちるので、コンバージョン率やコンバージョン単価を計測しながら費用対効果を調整していきましょう。
補助錠を探している人の検索キーワード
補助錠を探している人は、以下のGoogle検索結果からも分かるとおり、大手通販サイトの情報を求めている人が多くなります。
一番上の広告は、検索連動型広告ではなくショッピング広告になっています。
つまり、業者に補助錠を取り付けてもらいたい人ではなく、通販サイトで補助錠を買って自分で取り付けたい人が多いことが分かります。
ですから、これらの検索キーワードは、基本的に広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。
スマートロックに交換したい人の検索キーワード
スマートロック関連の検索キーワードは、玄関の鍵をスマート化したい人です。
鍵のトラブルで今すぐ業者に何とかしてもらいたいという人ではないので、これらの検索キーワードも広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。
その他の検索キーワード
グッズ関連や、「自分で」何とかしたい人も、見込み客にはならないので、「フック」「自分で」「収納」「diy」などのキーワードを除外キーワードとして登録しておきましょう。
まとめ
以上、「玄関 鍵」の関連キーワードについて見てきました。
大半がリスティング広告の検索キーワードとしては使えないものになります。
- 鍵が壊れたり業者を探している人の検索キーワード
- シリンダーを交換したい人の検索キーワード
- 補助錠を探している人の検索キーワード
- スマートロックに交換したい人の検索キーワード
- その他の検索キーワード
特に注意したいのが、3番目と4番目に分類した検索キーワードです。
これらの検索キーワードでは、実際には駆け付け業務を行っている鍵トラブル解決業者の広告が出ていますが、実は見込み客は少ない検索キーワードです。
ですから、これらの検索キーワードでリスティング広告が出ている場合は、しっかり分析して止めるべきキーワードを止めておきましょう。
無駄なキーワードを止めて、余った予算を見込み客が多い検索キーワードに割り振るだけで、リスティング広告全体の費用対効果を上げることができます。
リスティング広告ですでに集客をしている方は、この記事で書いたような視点で、検索キーワードの再点検を行ってみて下さい。