電気工事業のリスティング広告集客:キーワード「コンセント 工事」の分析

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石黒 文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

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リスティング広告の運用ではキーワード選びが重要です。

Google広告などのAIは単価調整については人間よりも優秀ですが、いまだに的外れなキーワードをおすすめしてくることがあります。

キーワードは地道な人力作業で選定しておくことがリスティング広告成功の鍵です。

キーワード一つ一つを確認し、分類して、どのキーワードで広告を出すのか、どのキーワードを捨てる(または除外キーワードとして登録する)のかを広告を出す前に判断しておく必要があります。

今回は、電気工事業のサービスの柱の一つである「コンセント 工事」の関連キーワード32個について見ていきます。

「コンセント 工事」の関連キーワード一覧
「コンセント 工事」の関連キーワード一覧

「コンセント工事」の関連キーワードは大きく以下の3つに分類できます。

  • 電気工事業者を探している検索キーワード
  • EV関連コンセント工事の検索キーワード
  • その他の検索キーワード

「工事」というキーワード自体、業者に依頼する(自分では対応できない)というニュアンスが含まれているので「コンセント工事」の関連キーワードもほとんどが業者を探している検索キーワードになります。

以下で詳しく見ていきます。

 

電気工事業者を探している検索キーワード

まずはコンセントの工事に関して、検索者が電気工事業者を探していると判断できるキーワードの一覧です。

電気工事業者を探している検索キーワード
電気工事業者を探している検索キーワード

「費用」「料金」「相場」といったキーワードが含まれる場合は、明らかに業者に依頼したいと考えている人の検索キーワードだと判断できます。

また、「コンセント工事」自体が基本的に素人には無理な作業なので、関連キーワードも、そのほとんどが業者を探している検索キーワードになります。

また、組み合わせキーワードを見ていくと、実際にどんなことに困って電気工事を依頼したいのかが分かります。

例えば上から見ていくと、「LAN」「テレビ」「200V」「屋外」「エアコン」「IH」のコンセントについて業者に依頼して工事してもらいたいということが分かります。

このような情報は、多い順から広告文やLPに含めても良いですね。

また、3語以上の組み合わせキーワードから「コンセント」や「工事」を抜いたキーワードを使ってキーワードツールで再検索してみるというのもキーワードを増やす良い方法です。

例えば、「LAN 工事」「エアコン 200V」「屋外 コンセント」といった2語のワードでキーワードツールを使って関連キーワードを見てみると、新しいキーワードを発見することができます。

「LAN 工事」の関連キーワード
「LAN 工事」の関連キーワード

 

EV関連コンセント工事の検索キーワード

続いてEV関連のコンセント工事の検索キーワードの一覧です。

EV関連は検索数とキーワードの種類が特に多かったので別枠で整理しました。

EV関連コンセント工事の検索キーワード
EV関連コンセント工事の検索キーワード

EV用コンセントの工事を積極的に行っている会社であれば、EV関連のキーワード専用に広告グループを作り、EV専用の広告文やLPを作ってみるのも面白いですね。

他の電気工事業者の広告文やLPはEV関連に特化した広告文やLPをほとんど持っていないし、EV関連のコンセント工事のニーズはこれからも高まっていくはずなので、今のうちから専用こLPを作ってサービスの実績を作っていくのも良い作戦だと思います。

 

その他の検索キーワード

その他のキーワードも、少ないですが注意して見ていく必要があります。

その他の検索キーワード
その他の検索キーワード

「コンセント 工事」というキーワードも地名付きで検索されることがあります。

余裕があれば広告表示対象地域内の地名はすべて組み合わせキーワードとして登録しておきましょう。

また「資格」関連のキーワードも検索されますので、資格関連のキーワードは、キャンペーン単位などで除外キーワードとして登録しておきましょう。

 

まとめ

「コンセント 工事」の関連キーワードを大きく以下の3つに分類して見てきました。

  • 電気工事業者を探している検索キーワード
  • EV関連コンセント工事の検索キーワード
  • その他の検索キーワード

組み合わせのキーワードをよく見ていくと、「コンセント」または「工事」というキーワードを無くしてみることで新しいキーワードを発見できたり、「EV」関連のようにこれから伸びそうなジャンルのキーワードを別枠で捉えて専用のLPを作るなどの施策を思いつくこともあります。

検索キーワードは見込み客のニーズそのものを表し、しかも検索数でニーズの量も分かるので、キーワードの一覧から上記のような応用を考えながら、リスティング広告運用の全体像を考えいくのも面白い仕事の一つです。

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