葬儀社がリスティング広告を使って集客する際、どんなキーワードを選んで広告を出すかはとても重要です。
葬儀に関連する検索キーワードは多種多様で、検索キーワードによって検索者の目的が大きく異なるからです。
例えば、葬儀社に今すぐ申し込みしたい人もいれば、葬儀のマナーについて検索している参列者もいます。
検索キーワードごとに検索者の目的を判断して、見込み客が検索していると判断できる検索キーワードに絞って広告を出す必要があります。
今回は「葬儀」の関連キーワードを取り上げ、キーワード選びの基本について解説していきます。
「葬儀」の関連キーワードは、大きく以下の5つに分類することができます。
- 葬儀場を探している人の検索キーワード
- 火葬式(直葬)の検索キーワード
- 葬儀の準備に関する検索キーワード
- 参列者の検索キーワード
- 求人その他の検索キーワード
まずは一番上の「葬儀社を探している検索キーワード」を、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
「火葬式(直葬)関連の検索キーワード」は、火葬式を行っている場合は使える検索キーワードになります。
「葬儀の準備に関する検索キーワード」は、葬儀社ではなく葬儀の流れや手続きなどに関心があるので、取り扱いが難しい検索キーワードです。
「参列者」や「求人」に関する検索キーワードは、広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。
それでは順番に見ていきます。
葬儀場を探している人の検索キーワード
まずは葬儀社を探していると判断できる検索キーワードです。
例えば、「場」「屋」「費用」「社」「料金」「プラン」といったキーワードはが含まれる場合、その意味から検索者が葬儀社を探していると判断できます。
これらの検索キーワードを、まずは広告が表示されるよう検索キーワードとして登録していきます。
火葬式(直葬)の検索キーワード
こちらは火葬式(直葬)に関する検索キーワードです。
サービスプランに火葬式が含まれる場合はぜひ登録すべき検索キーワードになります。
葬儀の準備に関する検索キーワード
「流れ」「手順」「日程」など、葬儀そのものについて、どのように執り行うべきかを検索しているキーワードです。
こちらは、基本的に喪主が検索している検索キーワードだと考えられるので、広告を表示させる検索キーワードとして使えます。
しかし、葬儀社ではなく葬儀自体に関心がある状態なので、最初に分類した「葬儀社を探している人の検索キーワード」と比べると、成約率などが落ちると考えられるので、無理に登録する必要はありません。
件数や売上重視の場合だけで良いでしょう。
参列者の検索キーワード
ここで分類した検索キーワードは、基本的に喪主ではなく参列者側が検索していると考えられる検索キーワードです。
例えば、「花」「バッグ」「お金」などのキーワードは、主に参列者側が関心のあるキーワードです。
参列者は見込み客ではないので、これらの検索キーワードは広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。
求人その他の検索キーワード
最後は求人関連など、葬儀社にとって見込み客とは関係のない人たちが使う検索キーワードです。
これらの検索キーワードはすべて広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。
ちなみに「お布施」は、主に喪主が使う検索キーワードですが、葬儀社ではなく寺院に関することなので、ここでは除外キーワードとして扱いました。
まとめ
以上、「葬儀」に関する検索キーワードについて見てきました。
- 葬儀場を探している人の検索キーワード
- 火葬式(直葬)の検索キーワード
- 葬儀の準備に関する検索キーワード
- 参列者の検索キーワード
- 求人その他の検索キーワード
「葬儀社を探している検索キーワード」をまずは広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
「火葬式(直葬)関連の検索キーワード」は必要に応じて使うようにします。
「葬儀の準備に関する検索キーワード」は、件数や売上重視の場合に広告が表示させる検索キーワードとして登録します。
「参列者」や「求人」に関する検索キーワードは除外キーワードとして登録します。
このようにキーワードを一つずつみていきながら、適切に分類して活用することで、リスティング広告でとても重要なキーワード選びを適切に行うことができます。
すでにリスティング広告を運用中の方は、実際にいろいろなキーワードで検索してみて、見込み客以外に広告が無駄に表示されてしまっていないかをチェックしてみることをオススメします。