不用品回収業がリスティング広告で集客する場合、まず重要になるのがキーワード選びです。
どのキーワードを選んで広告を出すかによって、結果は大きく変わってきます。
望んだ見込み客からの問い合わせが取りやすいキーワードと、無駄なクリックが多くなってしまうキーワードに分かれるからです。
今回の記事では、GoogleやYahoo!で検索される可能性の高い「生前整理」の関連キーワード48個を取り上げ、分類して見ていきます。
「生前整理」の関連キーワードは、主に以下の4つに分類できます。
- 不用品回収業者を探している検索キーワード
- 生前整理士の資格に関する検索キーワード
- 生前整理について情報収集している検索キーワード
- 地名付きの検索キーワード
この中で、業者を探しているキーワードと、地名付きのキーワードの2つは、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
また、資格に関するキーワードと、単に生前整理の情報収集をしているキーワードは、広告が表示されないよう除外キーワードとして登録します。
それでは、それぞれに分類したキーワードを見ていきます。
不用品回収業者を探している検索キーワード
こちらは生前整理の片付けを依頼できる業者を探しているキーワードです。
「業者」「費用」「口コミ」「依頼」「見積もり」といったキーワードは明らかに業者を探しているキーワードです。
不用品回収業者が集客したい見込み客はこのようなキーワードで検索します。
「生前整理 片付け」というキーワードは、少し判断に迷います。
業者を探しているのか、それとも自分で片付けしたいのか、どちらも考えられるからです。
こういった場合は、実際にGoogleの検索結果を見てみましょう。
まずは広告が4つ並んでいます。右枠には書籍が2つ並んでいます。
その下の自然検索結果を見てみると、生前整理を今後どのように進めていけばいいのかに関する記事や、料金相場などの文字も見られます。
検索結果の一番下にある関連する検索キーワードも見てみます。
「業者」「費用」といったキーワードも一部見られます。
これらの結果から、「生前整理 片付け」という検索キーワードについては、情報収集収集している人と、業者を探している人の両方が含まれると考えられます。
「生前整理 片付け」は業者を探しているキーワードに分類しましたが、このキーワードは最初は登録しないでも良さそうです。
もし広告費に余裕がありテストしたいとか、できるだけ問い合わせ数を増やしたいということであれば、いったん広告が表示されるよう検索キーワードとして登録してみて、良い結果が出るかどうか判断してみてもいいでしょう。
生前整理の資格に関する検索キーワード
次に資格に関するキーワードについて見てみます。
これらのキーワードは集客には全くつながらないので「アドバイザー」「資格」といったキーワードを広告が表示されないよう除外キーワードとして登録します。
生前整理について情報収集している検索キーワード
次に、生前整理について情報収集中と考えられる検索キーワードの一覧です。
これらのキーワードは、業者に今すぐ依頼して片付けをしてもらうのではなく、セミナーを受けたいとか、アルバムやノートを作成したいとか、片付けとは関係のないニーズです。
ですので、これらの組み合わせキーワードについても基本的には除外しておく必要があります。
ちなみに一番上の「生前整理 遺品整理」というキーワードについては、生前整理と遺品整理の違いについて調べている人以外にも、業者を探している人が一部含まれる感じなので、検索キーワードとして登録しても良いでしょう。
「生前整理」の地名付きの検索キーワード
最後に地名付きのキーワードについて見てみます。
地名付きのキーワードというのは、その地域の業者を探しているキーワードなので、ぜひとも登録したいキーワードです。
広告を表示させる対象地域の主要な地名をすべて組み合わせキーワードで登録しましょう。
地名付きの検索結果はこのようになります。
広告とマップで、検索結果の上の方すべてが不用品回収業者に埋め尽くされています。マップ下の自然検索結果もすべて業者の情報です。
地名付きのキーワードは業者を探しているキーワードだということがこのことからもよく分かりますね。
まとめ
これまで見たとおり、「生前整理」の関連キーワードは大きく以下の4つに分類できます。
- 不用品回収業者を探している検索キーワード
- 生前整理士の資格に関する検索キーワード
- 生前整理について情報収集している検索キーワード
- 地名付きの検索キーワード
特に注意したいのが、情報収集している検索キーワードです。
情報収集中の人たちはいずれ時期が来れば業者に片付けを依頼する人も含まれていますが、検索の時点では全く別のことに関心があるので広告の無駄なクリックが発生しやすくなります。
キーワード適切に分類し、広告を表示させる検索キーワードと除外キーワードをうまく使い分け、無駄なクリックを減らして広告のパフォーマンスを上げていきましょう。