電気工事業者がリスティング広告を使って集客する場合、まず大事なのがキーワード選定です。
電気工事業に関する検索キーワードは多岐に渡りますが、業者に依頼したい人が検索するキーワードと、自分で電気工事をするために情報を探している人に大きく分かれます。
基本的には前者を広告が表示されるよう検索キーワードとして登録し、後者のほうは広告が表示されないよう除外キーワードとして登録することで、無駄のないリスティング広告の運用ができます。
今回は、どちらかというと自分でなんとかしたい人が多い「照明 取り付け」の関連キーワード45個について見ていきます。
「照明 取り付け」の関連キーワードは、主に以下の3つに分類できます。
- 電気工事業者に照明の取り付けを依頼したい人の検索キーワード
- 自分で照明を取り付けしたいと考えている人の検索キーワード
- 地名付きの検索キーワード
この分類では、業者に依頼したい検索キーワードと、地名付きの検索キーワードを、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
そして自分で何とかしたいと考えている人の検索キーワードの組み合わせキーワードを、除外キーワードとして登録します。
以下で、順番に見ていきます。
電気工事業者に照明の取り付けを依頼したい人の検索キーワード
まずは電気工事業者にお金を払って照明の取り付けをお願いしたいと考えている人の検索キーワードです。
「業者」「料金」「依頼」「サービス」というキーワードが付く場合は明らかかに業者に依頼したいと考えていると判断できます。
他には「吹き抜け」「傾斜」「浴室」など場所によっては素人ではちょっと難しく、業者に依頼したい人が割合として多くなりそうなキーワードもあります。
自分で照明を取り付けしたいと考えている人の検索キーワード
次は、自分で照明を取り付けるために情報を探している人が検索するキーワードです。
照明の取り付けは、他の電気工事とくらべて簡単なので、関連キーワードの大半が自分で何とかしたい情報収集中の人だと考えられます。
その中でも、「金具」「器具」「アダプター」といった部品関連のキーワードを使って検索している人たちは特に自分で何とかしたい人の割合が多いと考えられます。
例えば「照明 取付金具」のGoogle検索結果は以下のとおりです。
一番上にショッピング広告が出てきて、その次に部品の画像検索結果の抜粋、そして自然検索のほうにも大手通販サイトのページが上位にあります。
ですから駆け付け業務を行っている電気工事業者の場合は、「金具」「器具」「アダプター」といったキーワードを広告が表示されないよう除外キーワードとして登録しておく必要があります。
地名付きの検索キーワード
最後に地名付きの検索キーワードです。
数は少ないですが、「照明 取り付け」は地名付きでも検索されます。
地名が付く場合は、近くの電気工事業者を探している検索キーワードになりますので、広告の表示対象地域に含まれる地名すべてについて、地名付き検索キーワードを登録しておきましょう。
まとめ
アンテナやコンセントの工事と比べると「照明 取り付け」は、自分でなんとかなると考える人が多い検索キーワードです。
ですから、除外キーワードや完全一致キーワードを使ってできるだけ無駄な広告表示を無くしていく必要があります。
ただそれだけだと登録するキーワードが少なくなってしまいますので、「照明 取り付け」関連で選びだしたキーワードの「照明」というキーワードを、「照明器具」や「シーリングライト」に置き換えし、別の完全一致キーワードとして登録して少しでも広告の表示機会を増やす方法も考えられます。
単に「照明 取り付け」の部分一致やフレーズ一致を登録してしまうと自分で何とかしたい人たちに多く表示されてしまうので注意しましょう。