競争の激しい不用品回収のリスティング広告で月100万円以上使っているのに、なかなか結果がでないとお悩みではありませんか?
この記事では、そんなお悩みを持つ不用品回収業の経営者向けに、リスティング広告で成功するためのヒントを専門のプロが分かりやすく解説しています。
今回は、「儲かるキーワード選び」というテーマで、以下のトピックについて解説していきます。
・即日見積もりを希望している人に広告を出す
・「費用・相場」など料金系キーワードの盲点
・地名付きキーワードは自治体を探している人も
・口コミ・比較系キーワードの良い点と悪い点
・捨てれば儲かる?一点物キーワード
・問い合わせの質がよくない検索キーワード
以上、不用品回収のリスティング広告で成功するためのヒントを具体的な事例とともにお伝えしていきます。
今回は、Google広告の公式ツールから「不用品回収」の関連キーワードを50個ほど、検索数の多い順に取り出しました。
話を分かりやすくするため、これらの関連キーワードを以下の6つに分類しました。
- 不用品回収業者を探している検索キーワード
- 費用や相場を調べている検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 口コミ比較系の検索キーワード
- 一点物の検索キーワード
- 問い合わせの質が悪い検索キーワード
それでは、上から順番に解説していきます。
不用品回収業者を探している検索キーワード
まずは、検索時点で不用品回収業者を探している人の検索キーワードです。
検索キーワードは、大きく分けて2種類あります。
1つは、検索エンジンで情報を集めているだけの人です。
もう1つは、検索時点でサービスを探している人です。
前者の情報を集めている人ではなく、後者のサービスを探している人をメインに広告を表示させることで、費用対効果が上がってきます。
例えば、「業者」「安い」「即日」「見積もり」といったキーワードを付けて検索する人たちは、検索時点で不用品回収業者を探している人たちです。
まずは、これらの検索キーワードを優先してリスティング広告に使っていきましょう。
費用や相場を調べている検索キーワード
同じように見える費用や相場関連のキーワードでも、それぞれ反応率が違う場合があるので注意が必要です。
不用品回収の場合は特に、「業者のサービス料金」を知りたい人と、「自治体の粗大ごみ回収料金」を知りたい人に分かれるからです。
例えば、「値段」というキーワードの場合は反応率が良くない場合が多いです。
「値段」を付けて検索する人は、自治体の回収料金を知りたい人が多いからだと考えられます。
このように費用や相場関連のキーワードについては、反応率がまちまちなのでコンバージョン率やコンバージョン単価をキーワードごとに計測して運用していきましょう。
地名付き検索キーワード
こちらは、地名付きの検索キーワードです。
不用品回収の場合、先程の費用関連のキーワードと同じく地名付きの検索キーワードも、自治体を探している人たちが含まれる点に注意が必要です。
水道修理や害虫駆除の関連キーワードに地名がつく場合は、ほぼ100%が近くの業者を探している人たちですが、不用品回収の場合は異なります。
例えば「大阪市 タンス 処分」と検索する人は、大阪市の粗大ごみ処理手数料を知りたい人の確率がかなり高くなります。
特に、この「タンス」のように一点物の関連キーワードと地名を付けて検索する人は、自治体の手数料を知りたい人が多いです。
なので、一点物のキャンペーンを作る場合は、地名を除外キーワードにしておくと良いでしょう。
逆に「不用品回収」「遺品整理」などの地名付き検索キーワードは、近くの業者を探している人が比較的多く含まれるので、コンバージョン計測をしつつ積極的に使っていきましょう。
口コミ比較系の検索キーワード
次は、口コミ比較系の検索キーワードです。
こちらは、これまで見てきた費用関連や地名付き検索キーワードと違って、ほぼ100%の人が業者を探しています。
口コミや評判を気にするのは、業者を探している人だからです。
ただし、2つの点に注意が必要です。
1つは、検索時点で業者に依頼したい人ではなく、比較するための情報を探している人たちという点。
もう1つは、比較サイトや個人ブログなど第三者が発信するサイトを探している人という点です。
この2つの点で、口コミ比較系の検索キーワードは不利になりますが、業者を探している人には変わりないので、件数重視や予算に余裕がある場合は使っていきましょう。
一点物の検索キーワード
次は、一点物の検索キーワードです。
不用品回収は、案件によって客単価が大きく異なります。
リスティング広告では、問い合わせごとに広告費が掛かるので、客単価が小さいと割に合いません。
客単価を期待できない一点物の検索キーワードを使うのは、件数重視の場合だけです。
まずは、一点物専用にキャンペーンを別に作りましょう。
そして、件数が不足してきたらそのキャンペーンをONに、件数が増えてきたらOFFにする、といった運用方法もオススメです。
また一点物のキャンペーンでは、広告の表示範囲を拠点のすぐ近くだけに限定するのも良い方法です。
問い合わせの質が悪い検索キーワード
最後は、問い合わせの質があまり良くない検索キーワードです。
コンバージョンが取れても、望んでいない見込み客が多く集まってしまう検索キーワードは、除外キーワードとして設定しておきましょう。
例えば「無料」とつけて検索する人は、ビジネスの対象にならないので「無料」というキーワードを除外しておきましょう。
また、「買取」や「持ち込み」に、自社のサービスとして対応していない場合も、これらのキーワードを予め除外しておきましょう。
利益を出すためには、問い合わせの質についても改善していくことが大切です。
まとめ
以上、今回の記事では「儲かるキーワード選び」というテーマで、不用品回収業のリスティング集客について、6つのトピックで解説してきました。
- 不用品回収業者を探している検索キーワード
- 費用や相場を調べている検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 口コミ比較系の検索キーワード
- 一点物の検索キーワード
- 問い合わせの質が悪い検索キーワード
最後にまとめたいと思います。
・検索時点でサービスを探している人を優先させることで、リスティング広告の結果が出やすくなります。
・費用関連のキーワードでは、業者のサービス料金を知りたい人と、自治体の粗大ごみ回収料金を知りたい人に分かれる点に注意が必要です。
・地名付き検索キーワードについても、自治体が出している料金表を探している人たちが多い点に注意が必要です。
・口コミ比較系の検索キーワードを使う人は、業者を探している人です。
ただし、情報を探しているだけだったり、第三者が発信するサイトを見たい人という不利な面もあります。
・一点物の検索キーワードは、客単価を期待できません。
件数がほしいときだけ、使っていくと良いでしょう。
・「無料」など、望んでいない見込み客が集まってしまう検索キーワードは、除外キーワードとして設定しておきましょう。