不用品回収業のリスティング広告集客:キーワード「空き家」の分析

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石黒 文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

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不用品回収業は、リスティング広告のキーワード選びが難しいジャンルのひとつです。

関連する検索キーワードが多く、問い合わせを取りにくいキーワードも多く含まれるからです。

一方で、穴場的な検索キーワードもあります。

例えば今回とりあげる「空き家」関連の検索キーワードです。

「空き家」関連で不用品回収に関連がありそうな検索キーワードは以下のとおりです。

「空き家」の関連キーワード一覧
「空き家」の関連キーワード一覧

これらの検索キーワードを、以下の3つに分類してみました。

  • 不用品回収業者を探している検索キーワード
  • 空き家の不用品を片付けたい人の検索キーワード
  • 空き家自体を処分したい人の検索キーワード

上の2つは、空き家の中にある不用品やゴミを片付けたい人の検索キーワードです。

3つめの分類は、空き家自体を売ったり取り壊したりして処分したい人の検索キーワードです。

不用品回収業者に関連するのは先の2つになります。

それでは順番に見ていきます。

 

不用品回収業者を探している検索キーワード

不用品回収業者を探している検索キーワード
不用品回収業者を探している検索キーワード

「費用」「業者」といったキーワードが含まれる場合は、業者を探している検索キーワードです。

まずは、これらの検索キーワードを、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。

 

空き家の不用品を片付けたい人の検索キーワード

空き家の不用品を片付けたい人の検索キーワード
空き家の不用品を片付けたい人の検索キーワード

「整理」「片付け」「ゴミ」「不用品」「荷物」「遺品整理」といったキーワードが含まれる場合は、空き家の中にある風用品やゴミを整理したい人の検索キーワードだと判断できます。

これらの検索キーワードも、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。

ちなみに「空き家 整理」という検索キーワードは、その意味から考えると、空き家自体を処分したい人が含まれる可能性があります。

「整理」という言葉には、不必要なものを取り除くという意味があるからです。

このように少しでも迷った場合は、念のためGoogleで検索してみることをオススメします。

「空き家 整理」の検索結果は以下のとおりです。

「空き家 整理」のGoogle検索結果

一番上には、不用品回収、遺品整理、ゴミ屋敷清掃などの会社のリスティング広告が出ています。

その下の自然検索結果の青文字タイトルにはすべて「片付け」というキーワードが含まれていることが分かります。

つまり、空き家自体を処分したい人ではなく、空き家の中にある不用品やゴミを片付けたい人が「空き家 整理」という検索キーワードを使っているということが、この検索結果から判断できます。

Googleは、検索キーワードごとに、検索した人が求めている情報を表示するからです。

少しでも採用するかどうか判断に迷った場合は、このように実際にGoogleで検索してみて、検索結果を上から見ていくと確実です。

 

空き家自体を処分したい人の検索キーワード

空き家自体を処分したい人の検索キーワード
空き家自体を処分したい人の検索キーワード

空き家関連の検索キーワードには、空き家自体を売ったり取り壊して処分したい人もいます。

これらの検索キーワードを使う人たちは、主な目的が空き家自体の処分なので、広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。

細かい話をすると、「空き家 処分」は広告が表示されないように除外キーワードとして登録しますが、「空き家 ゴミ 処分」「空き家 不用品 処分」「空き家 荷持 処分」という検索キーワードは、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。

つまり、「空き家 処分」という除外キーワードは、部分一致ではなく完全一致で登録する必要があります。

  

まとめ

以上、「空き家」関連の検索キーワードについて、以下のとおり分類して見てきました。

  • 不用品回収業者を探している検索キーワード
  • 空き家の不用品を片付けたい人の検索キーワード
  • 空き家自体を処分したい人の検索キーワード

空き家の不用品回収は、ゴミ屋敷のように大量のゴミを扱うことが多く、それでいて検索キーワードの入札競争がそれほど熾烈ではないので、穴場キーワードとしてオススメです。

ただし、「空き家」関連の検索キーワードには、空き家の中にある不用品を処分した人だけではなく、空き家自体を売ったり解体して処分したい人も含まれます。

それらの人たちには広告が表示されないよう、上で書いたとおり完全一致の除外キーワードを上手くつかいましょう。

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