データ復旧業者がリスティング広告を使って集客する際、どんなキーワードを選ぶかによって、結果に大きな影響が出ることがあります。
自社のビジネスに関連がありそうな検索キーワードの中にも、多くの見込み客が含まれている検索キーワードと、見込み客がほとんど含まれていない検索キーワードに分かれるからです。
後者の検索キーワードを何も気にせず多く登録していると、リスティング広告全体のパフォーマンスを大きく下げてしまうことがあります。
検索キーワード選びは慎重に行う必要があります。
今回は、以下の「データ復旧」の関連キーワードについて、どんなキーワードを選んでリスティング広告を出せばいいかを具体的に説明していきます。
リスティング広告運用のヒントにしてください。
「データ復旧」の関連キーワードは大きく以下の3つに分類することができます。
- データ復旧サービス業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- データ復旧してほしい対象が含まれる検索キーワード
- 無料ソフトを使って解決したい人の検索キーワード
- その他の検索キーワード
上から3つの分類は、基本的に広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
下2つは広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。
それでは順番に見ていきます。
データ復旧サービス業者を探している検索キーワード
まずはデータ復旧サービスを行っている業者を探している人の検索キーワードです。
これらのキーワードを、まずは広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
「業者」「サービス」「価格」「評判」というキーワードを付けて検索している場合は、その意味から業者を探している人だと判断できます。
「データ復旧 おすすめ」という検索キーワードについては、業者だけではなくおすすめソフトを探している人も含まれる可能性があるので、Googleの検索結果を見てみます。
この結果を見ると、一番上に業者のリスティング広告が並んでいて、そのすぐ下に業者のリストが並んだGoogleマップが出てきます。
このことから、「データ復旧 おすすめ」という検索キーワードについては、おすすめソフトを探している人よりも、おすすめ業者を探している人のほうが多い可能性が高いと判断できます。
Googleは、検索者にニーズによって、出す検索結果を変えるからです。広告やマップが出てくる=業者を探している人が多いということになります。
地名付き検索キーワード
地名付きでも少し検索されています。
広告を表示させる地域の地名は全て「データ復旧」の複合キーワードとしてフレーズ一致などで登録しておくと良いでしょう。
データ復旧してほしい対象が含まれる検索キーワード
SDカードやハードディスクなど、データ復旧したい対象を検索キーワードに含めて検索する人もいます。
もし、対象にしたくないキーワードがあれば、その検索キーワードに対しては広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。
例えば「ブルーレイレコーダー」を対象外にしたい場合は、「ブルーレイ」「Blue ray」といったキーワードを部分一致の除外キーワードとして登録しておきます。
無料ソフトを使って解決したい人の検索キーワード
無料ソフトを使って自分でデータ復旧したいと考えて検索している人もいます。
このような人たちには広告を表示させないよう、「ソフト」「無料」「フリー」などのキーワードを除外キーワードとして登録しておきましょう。
ただし例外もあって、もし予算に余裕がある場合で、少しでも見込み客を取りたい場合はこれらのキーワードを除外せず、テストしてみるのも良いと思います。
データが壊れて困っている人たちには変わりないので、全くコンバージョンが取れないことはないからです。
その他の検索キーワード
「やり方」「方法」といったキーワードは、自分でなんとかしたい人なので、基本的には広告が表示されないように除外キーワードとして登録しましょう。
「協会」というキーワードは見込み客ではない人の検索キーワードなので、こちらも広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。
まとめ
以上、「データ復旧」の関連キーワードについて見てきました。
- データ復旧サービス業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- データ復旧してほしい対象が含まれる検索キーワード
- 無料ソフトを使って解決したい人の検索キーワード
- その他の検索キーワード
主要な検索キーワードをこのように分類することで、使えるキーワードと使えないキーワードの具体的な違いや傾向などが見えてきます。
簡単にまとめると、まずは業者を探している検索キーワードと、地名付き検索キーワードを登録します。
データ復旧したいデバイスなどの対象が含まれる検索キーワードについては、もしサービスの対象外があれば除外します。
「無料」「ソフト」といったキーワードは自分で直したい人なの検索キーワードなので、広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。
以上のように、検索キーワードを分類して一つずつみていくことで、リスティング広告全体のパフォーマンスを上げることができます。
もし除外すべき検索キーワードで、自社の広告が出ている場合は無駄な広告費が出てしまっていることになるので、実際に検索してみて調べてみることをオススメします。