葬儀社がリスティング広告で集客する際、どんなことに気をつければ良いでしょうか?
まずは一番基本になるのがキーワード選びです。
葬儀関連の検索キーワードには色々ありますが、検索する目的もさまざまです。
例えば、葬儀をとり行う場所を表す言葉だけでも、「斎場」「葬儀所」「葬儀場」「葬式場」「葬祭場」などといろいろ言い換えられます。
それぞれの言葉が持つニュアンスとキーワードの組み合わせによって、広告を出すためのキーワードとして使えるかどうかも異なってきます。
今回の記事では、「斎場」の関連キーワードについて具体的に見ていきながら、キーワード選びのコツをお伝えします。
「斎場」の関連キーワードは大きく以下の4つに分類できます。
- 葬儀社を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 情報収集中の検索キーワード
- その他の検索キーワード
上2つの葬儀社を探している検索キーワードと、地名付き検索キーワードを、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
情報収集中の検索キーワードと、その他の検索キーワードを広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。
それでは順番に見ていきます。
葬儀社を探している検索キーワード
「費用」「料金」「選び方」といったキーワードが含まれる場合は、斎場を探している人だと判断できます。
まずはこれらの検索キーワードを広告が表示されるよう検索キーワードとして登録しましょう。
ちなみに「斎場」という完全一致キーワードも登録可ですが、部分一致やフレーズ一致は関連の薄いキーワードまで広告が表示されてしまうので注意が必要です。
地名付き検索キーワード
地名付きの検索キーワードは、近くの斎場を探している検索キーワードです。
「斎場」という単一ワードの部分一致やフレーズ一致で登録した場合も地名付き検索で一致しますが、それ以外の無駄な検索キーワードでも広告が表示されてしまう可能性があります。
ですから、「斎場」は完全一致で登録し、「斎場+地名」の地名付き検索キーワードは別で登録しておきましょう。
情報収集中の検索キーワード
ここで分類した検索キーワードは、情報収集中の人が使うものです。
斎場の申込みを今すぐしたい人ではなく、単に斎場に関する情報を探している人なので、これまでみた2つの分類よりも反応が取れない可能性が高い検索キーワードです。
たとえば「斎場 火葬場」のスマホでの検索結果は以下の通りです。
斎場や火葬場のMAPが一番上にきますが、リスティング広告は表示されていません。
その下の自然検索には、斎場と火葬場の意味の違い、火葬場の一覧情報などのコンテンツのタイトルが並んでいます。
Googleの検索結果は検索ユーザーが求めている情報を表示します。
この原則から「斎場 火葬場」と検索する人は斎場に申し込みしたい人ではない人が多く含まれるはずです。
つまり、このキーワードについては、広告を表示させる検索キーワードとして登録しなくても良いキーワードになります。
その他の検索キーワード
「仕事」「求人」「募集」「バイト」「就職」といったキーワードが含まれる場合は、求人関連の検索キーワードなので、これらのキーワードを広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。
ちなみに「斎場予約システム」という検索キーワードは、葬祭業者が使う検索キーワードなので除外すべきキーワードになります。
まとめ
以上、「斎場」の関連キーワードについて、以下のとおり分類して見てきました。
- 葬儀社を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 情報収集中の検索キーワード
- その他の検索キーワード
「斎場」の関連キーワードは、情報収集中の検索キーワードや、求人関連のキーワードが多く含まれるので、「斎場」の部分一致やフレーズ一致での登録はおすすめできません。
「斎場」という単一キーワードを登録する場合は完全一致にしておきましょう。
そして、葬儀社を探している2語以上の検索キーワードと、地名付き検索キーワードをフレーズ一致などで登録し、念のため「斎場とは」「仕事」「求人」といったキーワードを一通り除外しておきます。
基本的にはこのような考え方で、他のキーワードでも分類とキーワード選定を行っていきましょう。