不用品回収業者がリスティング広告で見込み客を集める場合、どのキーワードを選ぶかによって結果が大きく変わってきます。
同じように見えても、見込み客を取りやすいキーワードとそうでないキーワードに分かれたり、自社のサービスとは関連の薄いキーワードがあったり、あるキーワードでは競合がその市場に特化していて強くて勝てないなどです。
今回は、「家具 処分」の関連キーワードについて詳しく見ていきます。
キーワード選びのコツを学んで下さい。
「家具 処分」の関連キーワードは大きく以下の4つに分けることができます。
- 不用品回収業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 個別に判断すべき検索キーワード
- 除外すべき検索キーワード
この分類では、主に上の2つを広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
それでは順番に見ていきます。
不用品回収業者を探している検索キーワード
まずは不用品回収業者を探している人の割合が多い検索キーワードです。
広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
「費用」「業者」「相場」「おすすめ」などが検索キーワードに含まれる場合は、検索者が業者を探していると判断できます。
ちなみに上から2番目の「家具 処分 引取り」というキーワードについては判断に少し迷うので、実際にGoogleの検索結果を見てみましょう。
「家具 処分 引き取り」の場合は、リスティング広告のすぐ下にマップが表示されます。
そしてこのマップにも出張型の不用品回収業者がリストになって表示されているので、このキーワードは業者を探している検索キーワードだと判断できます。
Googleは、検索した人が求める情報を上の方に出すからです。
地名付き検索キーワード
次は地名付きの検索キーワードです。
不用品回収関連の地名付きキーワードは少し注意が必要です。
近くの業者を探している人だけではなく、粗大ごみを自治体に出そうと考えている人も含まれるからです。
例えば「家具 処分 名古屋市」とGoogleで検索した場合は以下の検索結果になります。
リスティング広告のすぐ下(自然検索結果の一番上)に、名古屋市が作成したページが出てきています。
つまり、「家具 処分 名古屋市」と検索する人の中で割と多くの人が、名古屋市の情報を探していることが分かります。
とはいえ、業者のマップも出ているので、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録しておけば良いでしょう。(100%業者を探している検索キーワードよりは、少し成約率が落ちることは考えられます)
個別に判断すべき検索キーワード
次は、自社で提供しているサービスによって、採用するかどうかを判断すべき検索キーワードです。
例えば、「買取」「無料」といった検索キーワードが付く場合、自社でそういった検索をする見込み客の問い合わせが欲しいかどうかを決めていきます。
また、「方法」というキーワードは自分で家具の処分をしたい人も含まれるので、売上や件数よりも費用対効果を重視する場合は、「方法」というキーワードを広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。
除外すべき検索キーワード
最後は無駄なクリックが発生しやすい検索キーワードです。
「ニトリ」というキーワードは完全にニトリのサービスを指定してるので広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておけばよいと思います。
「展示品」と入る場合は家具を処分したい人ではなく家具を買いたい人なので、検索数は少ないですが除外しておきましょう。
まとめ
以上、「家具 処分」の関連キーワードについて見てきました。
- 不用品回収業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 個別に判断すべき検索キーワード
- 除外すべき検索キーワード
業者を探している検索キーワードと、地名付き検索キーワードをまずは登録しますが、どちらかというと地名付き検索キーワードのほうが無駄なクリックが少し発生しやすいかもしれません。
地名付き検索キーワードは業者ではなく自治体の情報を探している人も含まれるからです。
個別に判断すべきキーワードについては、上にも書いたとおり、自社のサービス内容や、売上重視/効率重視のどちらなのか、などによって選別していきましょう。
以上のプロセスで、不用品回収関連のキーワードを調査・分類して採用不採用を地道に判断していくことで、リスティング広告の成果をあげていくことができます。