害獣駆除業者がリスティング広告で効率よく集客するためには、どのキーワードを選んで広告を出すか、というのがまずは重要になります。
もとのキーワードが同じでも、組み合わされるキーワードによって、集客向けのキーワードと、集客に向かないキーワードに分かれるからです。
今回は、「イタチ駆除」というキーワードの関連キーワードについて見ていきます。
「イタチ駆除」の関連キーワードは大きく下の5つに分類できます。
- 害獣駆除業者を探している検索キーワード
- 地名付きの検索キーワード
- 場所を指定している検索キーワード
- 自分でイタチ駆除したいと考えている人の検索キーワード
- その他の検索キーワード
この中では、上から3つの分類に入る検索キーワードを、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
そして下2つの組み合わせキーワードを除外キーワードとして登録することで、広告が無駄に表示されないようにします。
それでは順に見ていきます。
害獣駆除業者を探している検索キーワード
まずは業者を探している人が使う検索キーワードです。
「料金」「業者」などのキーワードが組み合わされる場合は、業者を探している検索キーワードだと判断できます。
しかし、この中でも検索意図に少し違いがあります。
例えば「業者」とつける人は今まさにダイレクトに業者を探していますが、「相場」とつける人は料金相場の情報収集が主な目的です。
地名付きの検索キーワード
地名付きの検索キーワードは、近くの業者を探している検索キーワードなので、これらはすべて広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
広告を表示させる地域に含まれる主要な地区名をすべて網羅して、組み合わせ検索キーワードとして登録しておきましょう。
上で見た「イタチ駆除 業者」などわかりやすい検索キーワードよりも、これらの地名付き検索キーワードのほうがクリック単価が安くなる場合があります。
場所を指定している検索キーワード
次は場所を指定して検索しているキーワードです。
この場合、業者を探している人だけではなく、自分で何とかしたい人も一定数含まれると考えられます。
例えば、「イタチ駆除 業者」と「天井裏 イタチ駆除」のGoogle検索結果を比べてみると分かります。
「イタチ駆除 業者」の検索結果では、害獣駆除業者のリスティング広告が上に来て、その下の自然検索結果の記事タイトルも業者や費用に関するものになっていますが、
一方、「天井裏 イタチ駆除」の検索結果のほうでは、右上にバルサンなどの駆除剤のショッピング広告が表示されます。駆除剤は自分でなんとかしたい人向けです。そして、自然検索の青文字タイトルには「自力」「自分で」といったキーワードも見られます。
場所が指定された検索キーワードの場合は、自分でなんとかしたい人も含まれるので、業者を探している検索キーワードよりは上限クリック単価を下げておくといった対策が考えられます。
自分でイタチ駆除したいと考えている人の検索キーワード
こちらは検索するほとんどの人が自分でイタチ駆除をしたいと考えている人たちなので、組み合わせ部分のキーワードを除外キーワードとして登録して、無駄な広告クリックを少なくします。
具体的には「超音波」「剤」「方法」「忌避剤」などのキーワードをキャンペーンや広告グループの除外キーワードとして登録しておきましょう。
その他の検索キーワード
イタチ駆除については、業者ではなく役所関連にまずは相談する人たちがいます。
ですから、「保健所」「市役所」といったキーワードも除外キーワードとして登録しておきましょう。
まとめ
以上、「イタチ駆除」の関連キーワードについて、以下のように分類して見てきました。
- 害獣駆除業者を探している検索キーワード
- 地名付きの検索キーワード
- 場所を指定している検索キーワード
- 自分でイタチ駆除したいと考えている人の検索キーワード
- その他の検索キーワード
まずは業者を探している検索キーワードと、地名付き検索キーワードを広告が表示されるよう検索キーワードとしてメインで登録します。
場所を指定している検索キーワードは、自分でなんとかしたい人もある程度含まれるので、先の2つよりは上限クリック単価を落として設定しましょう。
そして、下2つの自分でなんとかしたい人の検索キーワードや役所関連の検索キーワードを除外しておくことで、無駄のないリスティング広告運用が可能になります。
他の害獣についてもだいたいこのようなパターンになりますので、それぞれの害獣の関連キーワードを見ていく際にも参考にしてみてください。