遺品整理業でリスティング広告を使って問い合わせを増やしたいなら、キーワードの選定はとても重要です。
キーワードの組み合わせによって、問い合わせを得やすいキーワードと、問い合わせが入りにくいキーワードに分かれるからです。
場合によっては全く関係のないキーワードもあるので、そういったキーワードは除外キーワードといって、広告が表示されないように設定することも必要です。
この記事では、以下の「遺品整理」の関連キーワード182個を分類し、どのキーワードを登録し、どのキーワードを除外していけばいいのかについて具体的に見ていきます。
「遺品整理」の関連キーワードは、主に以下の5つに分類できます。
- 遺品整理業者を探している検索キーワード
- 地名付きの検索キーワード
- 遺品整理の対象物が含まれる検索キーワード
- 情報収集中の検索キーワード
- サービス提供者側が検索するキーワード
この中で上の2つ(業者を探している・地名付き)のキーワードについては、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
下2つ(情報収集中・サービス提供者)のキーワードは組み合わせキーワードを除外して広告が表示されないようにします。
3番目の遺品整理の対象物が含まれるキーワードについては、個別に登録するかどうかを判断していきます。
このように、関連キーワードを分類して各検索キーワードの検索意図に応じてキーワードを使い分けていくことがリスティング広告の出発点としてとても重要です。
遺品整理業者を探している検索キーワード
まずは遺品整理業者を探しているキーワードを見ていきます。
「業者」「費用」「買取」「見積り」「代行」といったキーワードは、その意味から業者を探しているキーワードだと判断できます。
一方で少し判断に迷うキーワードもいくつか見られます。
そういった場合はGoogleで実際に検索してみましょう。
例えば「遺品整理 片付け」というキーワードの検索結果を見てみます。
遺品整理業者の広告が4つ上に並んで(最大4つまで)、そのすぐ下にマップが来ています。
マップのリストを見ると、すべて遺品整理業者が並んでいます。
以上から、「遺品整理 片付け」というのは業者を探している人が多い検索キーワードだと判断できます。
「遺品整理」の地名付き検索キーワード
地名付きキーワードは、その地域の遺品整理業者を探しているキーワードです。
「遺品整理」というキーワードについては特に地名付きの検索数が多い印象です。
地名付きキーワードは比較的コンバージョン単価を低く抑えることができますので、広告を表示させる地域内にある県・市・区の地名は「遺品整理」と組み合わせて必ず登録しておきましょう。
遺品整理の対象物が含まれる検キーワード
こちらはどんなものを整理したいかという対象物が指定されている検索キーワードです。
推定クリック数(月間検索数の予測値)を見ると「仏壇」が圧倒的に多いのが分かります。
遺品整理で仏壇の処分に困っている人たちが多い事がわかります。
仏壇の遺品整理が得意な場合は、「仏壇」関連の組み合わせキーワードも調べてみて使えるキーワードを探してみるのも良いですね。
遺品整理に関して情報収集中の検索キーワード
次は遺品整理について情報収集をしている検索キーワードです。
これらのキーワードは今すぐ業者に依頼して遺品整理を始めたいという人たちではないので、広告を出してしまうと無駄なクリックが多くなってしまいます。
ですから、「時期」「供養」「いつから」といったキーワードを、部分一致の除外キーワードとして登録しておきましょう。
ちなみに「写真」というキーワードは対象物ですが、写真の整理の仕方を検索しているキーワードなので情報収集中のキーワードに分類しています。
サービス提供者側が検索するキーワード
以下のサービス提供者側が検索するキーワードも、情報収集中のキーワードと同じく除外キーワードとして登録しておく必要があります。
資格関連のキーワードや、求人・独立関連のキーワードが目立ちます。
これらのキーワードは業者自身が検索しているキーワードなので、遺品整理の見込み客を集めたい場合は除外キーワードとして登録します。
もし求人を考えている場合は求人系のキーワードは使えますが、その場合は広告からのリンク先を集客用LPではなく、求人関連のページにしておくのが良いでしょう。
まとめ
「遺品整理」の関連キーワードは主に以下の5つに分類できます。
- 遺品整理業者を探している検索キーワード
- 地名付きの検索キーワード
- 遺品整理の対象物が含まれる検索キーワード
- 情報収集中の検索キーワード
- サービス提供者側が検索するキーワード
この中で扱いが難しいのは情報収集中のキーワードになります。
情報収集中の人たちの何割かは、近い将来業者に依頼する人たちも含まれますが、今すぐ業者に依頼したい人たちではないので、無駄なクリックをなくすためにも組み合わせキーワードを除外しておく必要があります。
たとえば「遺品整理 時期」で検索すると遺品整理業者の広告が表示されますが、これは「遺品整理」を部分一致キーワードで登録しているからだと考えられます。
このような広告の表示のされ方は無駄なので除外キーワードをきちんと登録しておくべきです。
機会損失だと考える人もいるかもしれませんが、「遺品整理 時期」と検索していた人が実際に遺品整理を業者に依頼したくなる頃には検索キーワードも業者関連や地名付きに変わるはずなので、それまで待ちましょう。