車トラブルのリスティング広告集客:キーワード「バッテリー上がり」の分析

キーワードの分類
この記事を書いた人
石黒 文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

石黒 文康をフォローする

車トラブルの解決業者がリスティング広告を出す際に、どんなキーワードを選んで出すかというのはとても重要です。

同じようなキーワードであっても、業者を探しているのではなく自分でなんとかしたいと考えている人の検索キーワードだったり、業者を探していても他業種の業者を探していることもあります。

リスティング広告を効率よく運用するためには、そのような違いを検索キーワードごとに細かく見てって、広告を表示させる検索キーワードとして採用するかどうかや、除外キーワードとして登録するかどうかの判断をしていく必要があります。

今回は、以下の「バッテリー上がり」の関連キーワードについて見ていきます。

「バッテリー上がり」の関連キーワード一覧
「バッテリー上がり」の関連キーワード一覧

「バッテリー上がり」の検索キーワードは大きく以下の5つに分類できます。

  • 車トラブルの解決業者を探している検索キーワード
  • 地名付き検索キーワード
  • 車名付き検索キーワード
  • ロードサービスやJAFを探している検索キーワード
  • 自分でなんとかしたい人の検索キーワード

基本的には上から3つのグループを広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。

下の2つについては広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。

「バッテリー上がり」については自分でなんとかしたい人の検索キーワードが多いので注意が必要です。

それでは順番に見ていきます。

 

車トラブルの解決業者を探している検索キーワード

まずは車トラブル解決の業者を探している検索キーワードです。

車トラブルの解決業者を探している検索キーワード
車トラブルの解決業者を探している検索キーワード

「料金」「業者」「緊急」「出張」といったキーワードが含まれる場合は、その意味から業者を探している検索キーワードだと判断できます。

「オートバックス」などの指名検索キーワードについては意外とコンバージョンすることがあるので、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録しても良いでしょう。(ブランド名を広告文に使わなければ法律的な問題はありません)

 

地名付き検索キーワード

地名付き検索キーワードは、近くの業者を探している検索キーワードです。

地名付き検索キーワード
地名付き検索キーワード

自社がリスティング広告を表示させる地域内の市区名などの地名を「バッテリー上がり +地名」といったかたちで、すべてフレーズ一致などで登録しておくと良いでしょう。

 

車名付き検索キーワード

具体的な車名や社名を入れて検索されることもあります。

車名付き検索キーワード
車名付き検索キーワード

車種ごとにオンラインの説明書を探していたり、ディーラーを探している場合もあると考えられますが、単純にバッテリー上がりで困っていることに変わりはないので、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録しておくと良いでしょう。

車名付きや社名付き検索キーワードの場合、車名や社名を広告文に入れてクリック率を上げる方法も考えられます。

 

ロードサービスやJAFを探している検索キーワード

「ロードサービス」と「JAF」は除外キーワードに入れると良いでしょう。

ロードサービスやJAFを探している検索キーワード
ロードサービスやJAFを探している検索キーワード

ロードサービス付きの自動車保険に入っている人や、JAFの加入者が主な検索者と考えられるからです。

除外キーワードとして登録すればこれらの人たちに広告を表示させないようにすることができます。

 

自分でなんとかしたい人の検索キーワード

「バッテリー上がり」については、自分でなんとかしたい人が多くいることが検索キーワードのデータからも分かります。

自分でなんとかしたい人の検索キーワード
自分でなんとかしたい人の検索キーワード

「防止」「対策」といったキーワードが付く場合は、バッテリー上がりで今まさに困っているわけではないので、広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。

「グッズ」「スターター」についても、それらの道具を使って自分でなんとかしたい人なので除外しておきましょう。

「救援」「ジャンプ」といった救援車を使ったバッテリー上がり解決のキーワードも、自分でなんとかしたい人が多いなので、除外キーワードとしたほうが良いでしょう。

 

まとめ

以上、「バッテリー上がり」の検索キーワードについて見てきました。

  • 車トラブルの解決業者を探している検索キーワード
  • 地名付き検索キーワード
  • 車名付き検索キーワード
  • ロードサービスやJAFを探している検索キーワード
  • 自分でなんとかしたい人の検索キーワード

まずは業者を探している検索キーワードと地名付き検索キーワードを登録しましょう。

車名付き検索キーワードは、個別の車についての情報を集めている人も多いので、上の2つよりはクリック率やコンバージョン率が下がる傾向にあると思いますが、見込み客もふくまれるので広告が表示されるよう検索キーワードになります。

自分でなんとかしたい人の検索キーワードは色々ありますが、特に「防止」「対策」「グッズ」などを除外して、今困っている人以外には広告を表示させないようにしましょう。

以上、「バッテリー上がり」の検索キーワードについて注意点を挙げてみました。このように考えていくことで、リスティング広告の効果的な運用が達成できます。

キーワード選定は地味ですが、市場を知るためにも重要なので、しっかりとやっていくことをオススメします。

キーワードの分類車トラブル
石黒 文康をフォローする
検索広告の悩みをすべて解決します
水道修理など「地域緊急サービス」の集客に特化したリスティング広告代行

ラスタライズは、水道修理・不用品回収・遺品整理・鍵トラブル・害虫駆除など、地域の緊急サービス向けの検索広告とLP製作に特化した、成果重視のリスティング広告代理店です。

ラスタライズのブログ
タイトルとURLをコピーしました