水道修理業者がリスティング広告を出す際に、どのキーワードを選んで広告を出すかというのはとても重要です。
キーワードの組み合わせによって、問い合わせが入りやすいキーワードと、無駄なクリックが多くなってしまうキーワードに分かれるからです。
この記事では、個別のキーワードの具体例を見ながら、問い合わせが入りやすいキーワードを選ぶコツをお伝えします。
今回は、「蛇口 交換」の関連キーワード117個について見ていきます。
「蛇口 交換」の関連キーワードは大きく以下の5つに分類できます。
- 水道修理業者を探している検索キーワード
- 自分で蛇口交換したいと考えている人の検索キーワード
- 「業者を探している/自分で」どちらも考えられる検索キーワード
- 地名付きの検索キーワード
- その他の検索キーワード
この中では、水道修理業者を探しているキーワードと、地名付きの検索キーワードを広告が表示されるよう登録します。
「業者を探している/自分で」どちらも考えられるキーワードは、予算に余裕があってテストをしてからどのキーワードを残すか決めたい場合は最初から登録します。
それでは順に見ていきます。
水道修理業者を探している検索キーワード
まずは水道修理業者を探している人の割合が高いと考えられる検索キーワードです。
広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
「費用」「業者」「相場」「頼む」「工事」といったキーワードが含まれる場合は、その意味から検索した人が業者を探していると判断できます。
ちなみに「交換」を「修理」に置き換えしてそのまま使うこともできます。
自分で蛇口交換したいと考えている人の検索キーワード
次に、自分で蛇口交換をしたいと考えている人が多く含まれると考えられる検索キーワードの一覧です。
「蛇口 交換」の場合は自分で何とかしたい人が比較的多いことが分かります。
「部品」「自分で」「工具」「サイズ」といったキーワードが含まれる場合は、自分で蛇口を交換したい人だと判断できます。
しかしこの中では分類の判断に迷うキーワードもいくつかあります。
例えば、「蛇口 交換 パッキン」のGoogle検索結果を見てみます。
自分でパッキンを交換したい人向けの記事や動画のコンテンツが並んでいます。
また、右側にはパッキンのGoogleショッピング広告がでています。
Googleは検索キーワードごとに検索した人が求める情報を出すので、この検索結果から「蛇口 交換 パッキン」は自分で蛇口交換したい人が多く含まれるキーワードだと判断できます。
「業者を探している/自分で」どちらも考えられる検索キーワード
こちらは、業者を探している人なのか、自分で蛇口交換したい人なのか、どちらも同程度含まれるのではないかと判断したキーワードになります。
このようなキーワードは、予算が多くキーワードごとにコンバージョン単価などをテストしたい場合や、とにかく問い合わせ件数を増やすことが優先といった場合に登録しておくと良いでしょう。
これらの中にも、業者を探している人が多めだったり、自分で蛇口交換したい人が多めのキーワードどちらもあるので、細かく判断したい場合は一つずつキーワードのGoogle検索結果を見ていくことをおすすめします。
地名付きの検索キーワード
地名付きの検索キーワードは、基本的に近くの業者を探している検索キーワードなので、広告が表示されるよう登録しておきます。
「蛇口 交換」の場合は地名付きで検索される数は少ないですが、いちおう地名付きで検索されますので、自社の広告表示対象地域の主な地名はすべて組み合わせキーワードとして登録しておきましょう。
その他の検索キーワード
その他のキーワードです。
これらは基本的に組み合わせキーワードを除外キーワードとして登録し、広告が表示されないようにします。
たとえば「ウォータージャグ」の場合は、通販で蛇口を購入して自分で簡単に交換できてしまうので、必要ないキーワードです。
またホームセンター関連の固有名詞も、駆け付け業務を行っている水道修理業者を探しているわけではないので、除外キーワードとして登録ておくほうが良さそうです。
まとめ
以上、「蛇口 交換」の関連キーワードを以下のとおり分類して一つずつ見てきました。
- 水道修理業者を探している検索キーワード
- 自分で蛇口交換したいと考えている人の検索キーワード
- 「業者を探している/自分で」どちらも考えられる検索キーワード
- 地名付きの検索キーワード
- その他の検索キーワード
最初は、水道修理業者を探している検索キーワードと、地名付きの検索キーワードを登録して始めましょう。
もし予算に余裕があってテストをしたい場合や、とにかく件数が欲しい場合は、「業者を探している/自分で」どちらも考えられる検索キーワードや、メインの「蛇口 交換」というキーワードも登録してみるのも一つの方法です。
ちなみに「蛇口 交換」は、水道修理の中でも比較的工賃が安い部類に入りますが、「トイレ つまり」と比べるとクリック単価は1/4ほどになります。
初回だけの取引では割に合わないかもしれませんが、長い目で見てリピート顧客になってくれるのであれば入り口としてはおすすめのキーワードになります。