リスティング広告で最も重要なのはどのキーワードを選んで広告を出すかという点です。
この記事を読むことで、水道修理業者がリスティング広告を出す場合、具体的にどんなキーワードを選んで広告を出せばいいかを、実際のキーワード事例を見ながら学べます。
また、どんなキーワードを広告が表示されないように除外キーワードとして登録すべきかもわかります。
今回は、「パイプつまり」の関連キーワード22個について見ていきます。
「パイプつまり」関連のキーワードは主に以下の3つに分類できます。
- 水道修理業者を探している検索キーワード
- 自分でパイプつまりを解決したいと考えている人の検索キーワード
- パイプつまりの問題そのものについて検索しているキーワード
基本的には業者を探している検索キーワードを、広告が表示されるよう登録します。
そして自分で解决したいと考えている人が検索するキーワードを除外して広告が表示されないようにします。
では順に見ていきます。
業者を探している検索キーワード
少ないですが、以下の2つが業者を探している検索キーワードです。
「修理」というキーワードは少し判断に迷うので実際にGoogleの検索結果を見てみます。
まず上から4つ、水道修理業者の広告が並んでいます。
その下には自然検索のコンテンツが2つあります。
URLをよく見ると、どちらも co.jp が付く法人のドメインになっています。
つまり、業者が作成したコンテンツです。
また、その下にはマップが表示されていて、水道修理業がマップ上に置かれています。
以上の結果を総合すると、「パイプつまり 修理」というキーワードで検索する人のほとんどが水道修理業者を探してると判断できます。
Googleは検索する人のニーズに合わせて検索結果を変えているからです。
自分でパイプつまりを解决したい検索キーワード
次に、自分でパイプ詰まりを直したいと考えている人が検索するキーワードを見ていきます。
「ワイヤー」「道具」「強力」「洗剤」「取りま専科」といったキーワードは、自分でパイプつまりを直したい人が、道具や洗剤を探しているキーワードなので、これらのキーワードを除外キーワードとして登録して広告が表示されないようにしておきます。
この中だと、「パイプつまり 解消」というキーワードが少し判断に迷うので、こちらもGoogleの検索結果を見てみたいと思います。
先程の「パイプつまり 修理」と結果が大きく違っています。
まずいちばん上にリスティング広告が3つ出ている点はほぼ同じですが、右上にGoogleショッピング広告が出ています。
このショッピング広告には、自分でパイプつまりを直したい人が使うための道具や薬剤が並んでいます。
また、広告のすぐ下に自然検索の結果が3つ見えますが、「重曹」「酢」「DIY」「自分で」といったキーワードが並んでおり、先程の「パイプつまり 修理」と比べても明らかに自分で解决したい人向けのコンテンツとなっています。
このように、「修理」と「解消」では検索する人の目的が全く異なっているので、「解消」のほうは除外キーワードとして登録すべきキーワードになります。
判断に迷う場合は実際にGoogleで検索してみましょう。
パイプつまりの問題そのものについて検索しているキーワード
最後はパイプのつまりという問題そのものについて検索しているキーワードです。
これらのキーワードは、基本的に広告が表示されるように設定すべきキーワードですが、自社で対象としていない場所や、自分でなんとかしたい人が検索している人が多いキーワードについては、登録する必要はありません。
これらの検索キーワードは、業者関連のキーワードと比べると自分でなんとかしたい人が一定割合含まれますので、売上や問い合わせ件数を利益率よりも優先して上げたい場合に、順次登録していくというやり方をおすすめします。
まとめ
以上、「パイプつまり」というキーワードについて見てきました。
「パイプつまり」は以下の3つに大きく分類できます。
- 水道修理業者を探している検索キーワード
- 自分でパイプつまりを解決したいと考えている人の検索キーワード
- パイプつまりの問題そのものについて検索しているキーワード
基本的には業者を探しているキーワードを広告が表示されるように検索キーワードとして登録し、自分で解決したい人が検索するキーワードを除外キーワードとして設定していきます。
しかし、この2つを簡単に分類できない場合もあります。
例えば上でも見た「パイプつまり 修理」と「パイプつまり 解消」の違いのように、組み合わせるキーワードのちょっとした違いによって、検索する人が求めている情報が大きく変わります。
その場合は、Google検索の結果を見て判断すれば間違いの少ないキーワードの分類が簡単にできます。
地味な作業にはなりますが、キーワード選定はリスティング広告の出発点になります。
キーワード一つ一つをしっかり見ていくことで、リスティング広告の運用に差が出てきますので、キーワードの分類にはしっかりと時間を使っていくことをおすすめします。