リスティング広告を使って害虫駆除業者が見込み客を集めたいと考えた場合、まず重要になってくるのがキーワードの選定です。
検索キーワードは、キーワードの組み合わせによって検索する人の目的が違ってきます。
例えば、害虫駆除を業者にお願いしたいのか、それとも薬剤などを使って自分で害虫駆除したいのかなど、組み合わせキーワードによって検索する人の目的が大きく分かれます。
自分で害虫駆除したい人が検索するキーワードは、除外キーワードとして登録して広告が表示されないようにします。
今回は、害虫としてはおなじみの「ゴキブリ」関連の71個の関連キーワードについて見ていきます。
「ゴキブリ」関連のキーワードは大きく下の3つに分類できます。
- ゴキブリを駆除してくれる業者を探している検索キーワード
- 自分でゴキブリを駆除するための薬剤などを探している検索キーワード
- ゴキブリに関する情報を探している検索キーワード
「ゴキブリ」関連の検索キーワードは、「スズメバチ」の関連キーワードと比べると、自分で何とかしたいという検索キーワードが多くなっています。
以下でそれぞれについて詳しく見ていきます。
ゴキブリを駆除してくれる業者を探している検索キーワード
こちらはゴキブリの駆除を業者に依頼したい人が使う検索キーワードです。
「ダスキン」は業者名なので、業者を探しているキーワードになります。
ゴキブリ駆除ではダスキンが一番に想起される業者のブランド名であることが分かります。
「ゴキブリ飲食店」というキーワードは、業者に依頼したいのか、それとも自分でなんとかしたいのか、どちらか少し判断に迷うので実際にGoogle検索結果を見てみます。
一番上に広告が3つ並んで、その下に少しだけ害虫駆除業者の記事があります。そして右上にはゴキブリの種類が画像と共に表示されています。
これだけ見ると、「ゴキブリ飲食店」と検索する人の一部に業者を探している人が含まれますが、大半は情報収集しているだけだと考えられます。
飲食店の場合はもし仕事になれば売上が大きいと判断した場合は、業者を探しているキーワードとして広告が表示されるよう登録し見ても良いですね。
自分でゴキブリを駆除するための薬剤などを探している検索キーワード
「ゴキブリ」関連で特に多いのが自分で何とかしたいと考えている人が検索するキーワードです。
「ゴキブリ」と「スズメバチ」の関連キーワードを比較してみると、スズメバチのほうが業者を探している人が多いことが分かりますが、同じ「駆除」というキーワードを組み合わせた場合にもその違いが出てきます。
例えば「ゴキブリ駆除」と「スズメバチ駆除」というキーワードのGoogle検索でのサジェストキーワードを比較してみてみます。
「ゴキブリ駆除」の組み合わせキーワードでは、「駆除剤」「超音波」「薬剤」「方法」といった自分で何とかしたい人が検索するキーワードが見られますが、
「スズメバチ駆除」のほうには、そのような自分で何とかしたい系のキーワードがひとつも見当たりません。
このことからも、「ゴキブリ」関連の検索キーワードは自分で何とかしたい人が多く含まれているので注意が必要です。
スズメバチの広告グループでは「駆除」を広告が表示されるよう組み合わせキーワードとして登録すべきですが、ゴキブリの広告グループでは「駆除」を除外キーワードとして登録したほうが結果がよくなる可能性があります。
ゴキブリに関する情報を探している検索キーワード
最後にゴキブリに関する情報収集をしているだけのキーワードを見てみます。
この分類の中で注意したいのは、地名付きのキーワードです。
地域の緊急サービスでは、地名が付く場合は殆どが近くの業者を探している検索キーワードになりますが、「ゴキブリ」の場合は例外になります。
北海道や沖縄のゴキブリの生態について調べているキーワードだからです。
こういった判断も、実際に検索結果を見てみると分かるので気になる方は色々と検索してみてください。
まとめ
「ゴキブリ」関連のキーワードは、大きくこの3つに分類できます。
- ゴキブリを駆除してくれる業者を探している検索キーワード
- 自分でゴキブリを駆除するための薬剤などを探している検索キーワード
- ゴキブリに関する情報を探している検索キーワード
特に注意したいのは、「ゴキブリ」関連の検索キーワードの多くは、自分で何とかしたい人が検索しているという点です。
スズメバチなど他の害虫や害獣と比べると、ゴキブリは見た目が気持ち悪いだけで危険性が少ないため自分で何とかしたいと考える人が多いのでしょう。
キーワード選びの際には、上で行ったように検索結果を見てみたり、サジェストキーワードを見ながら判断すると良いでしょう。
また、地名付きキーワードもゴキブリの場合は業者を探しているのではないことがあるので注意しましょう。
実際にリスティング広告を運用する際には、関連するすべての害虫や害獣について、一つずつ気になるキーワードを判定して分類していくことで、リスティング広告の結果を改善することができます。