屋根修理業者がリスティング広告を出す際に、どんなキーワードを選んで広告を出していけばいいのでしょうか?
キーワードの組み合わせによって、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録するべきキーワードと、広告が表示されないように除外キーワードとして登録すべきキーワードがあります。
この区分けをしっかり行ってキーワードを登録することで、リスティング広告の成果を上げることができます。
今回は、「屋根 雨漏り」の関連キーワードについて具体的に見ながら、キーワード選びのコツについて書いていきます。
「屋根 雨漏り」の検索キーワードは大きく以下の3つに分類できます。
- 屋根修理業者を探している検索キーワード
- 火災保険関連の検索キーワード
- 自分で屋根の雨漏りを直したい人の検索キーワード
基本的には、業者に依頼したいと考えている検索キーワードを広告が表示されるよう検索キーワードとして登録し、自分で雨漏りを直したい人の検索キーワードを広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。
それでは順番に見ていきます。
屋根修理業者を探している検索キーワード
まずは、業者に依頼したいと考えて検索している人のキーワードです。
「工事」「相場」「費用」「業者」といった検索キーワードは、その意味から業者に依頼したい人の検索キーワードだと判断できます。
一番上の「屋根 雨漏り 修理」というのは少し判断に迷うので、Googleの検索結果を見てみます。
検索結果の一番上には屋根修理業者のリスティング広告が4つ並んでいます。
そして右上には屋根を直すための資材のショッピング広告が並んでます。
リスティング広告の下には、Googleマップがあり、屋根修理業者のリストが並んでいます。
この結果から、「屋根 雨漏り 修理」という検索キーワードについては、ショッピング広告が表示されるので一部は自分で直したい人も含まれるが、大半が業者に依頼したい人だと考えられます。
火災保険関連の検索キーワード
「屋根 雨漏り」の関連キーワードでは、火災保険について調べている人もいます。
火災保険を使って屋根修理を行えば保険が降りるからです。
以下の条件を満たす場合は、ぜひこれらのキーワードでも広告を出してみましょう。
- 実際に火災保険のアドバイスができる
- LPに火災保険についての記述がある
- そして広告文にも火災保険について書く
火災保険を使って雨漏りが直せるのであれば、見込み客も得な話なので高い問い合わせ率や成約率を期待できます。
自分で屋根の雨漏りを直したい人の検索キーワード
最後に、自分で雨漏りを直したい人の検索キーワードです。
これらのキーワードについては、組み合わせのキーワードを除外キーワードとして登録し、無駄に広告が表示されないようにします。
例えば、「diy」「防水シート」「応急処置」などを除外キーワードとして登録します。
一番上の「屋根 雨漏り 補修」というキーワードについては、少し判断に迷うのでGoogleで検索してみます。
先程見た「屋根 雨漏り 修理」と検索結果が大きく異なる部分があります。
それはリスティング広告の下のところです。
「屋根 雨漏り 修理」のほうではGoogleマップがありましたが、「屋根 雨漏り 補修」の場合はマップはなく、「ホームセンターで買える・・・」「自分で・・・」といったコンテンツの記事タイトルが並んでいます。
つまり、「屋根 雨漏り 補修」のほうが自分で雨漏りを直したい人が多い検索キーワードだと考えられます。
また、左下の「他の人はこちらも検索」というところをみると、「diy」「応急処置」といったキーワードがあるので、このことからも「屋根 雨漏り 修理」は自分で直したい人が多いと判断できます。
似たようなキーワードである「修理」と「補修」で大きな違いがあることが分かります。
具体的な作業としては、「屋根 雨漏り 修理」を広告が表示されるよう検索キーワードとして登録し、「補修」を広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておくことで、全体的に効率的なリスティング広告運用ができます。
まとめ
これまで見たとおり、「屋根 雨漏り」の検索キーワードは大きく以下の3つに分類できます。
- 屋根修理業者を探している検索キーワード
- 火災保険関連の検索キーワード
- 自分で屋根の雨漏りを直したい人の検索キーワード
基本的には、業者を探している検索キーワードを広告が表示されるよう登録し、自分で直したい人の検索キーワードを広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。
また、火災保険のキーワードを活かすためには、LPや広告文の工夫が必要です。
そして今回見た中では例えば「修理」と「補修」ではニュアンスに違いがあり、後者の「補修」のほうは除外キーワードとして登録することで効率的なリスティング広告運用ができます。
キーワードの組み合わせによって使いみちや扱い方が変わりますので微妙な違いを見落とさないようにしてリスティング広告の運用を改善していきましょう。