この記事では、車トラブルの緊急業者がリスティング広告を使って集客する際に、どのようにキーワードを選んだら良いかのヒントを解説します。
リスティング広告では、キーワード選びによって結果が大きく変わることがあります。
良いと思って登録したキーワードでも、実は見込み客が全然いなかったり、車とは関係ない別ジャンルの検索キーワードだったりすることがあるからです。
今回は、以下の「タイヤパンク」の関連キーワードについて見ていきます。
「タイヤパンク」の関連キーワードは大きく以下の6つに分類できます。
- 緊急のパンク修理業者を探している人
- パンク修理業者を探している人
- パンクしたタイヤを交換したい人
- パンク修理キットや修理剤を探している人
- タイヤパンクの防止策などを検索している人
- その他の検索キーワード
大まかに上のほうは、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録するキーワードで、下の方は広告が表示されないように除外キーワードとして登録するキーワードになります。
それでは順番に見ていきます。
緊急のパンク修理業者を探している人
「電話」「出張」「緊急」といったキーワードを入れて検索する人、道路上でパンクに困っていて、今すぐ業者になんとかしてほしい人だと想像できます。
駆け付け業務でタイヤトラブルの対応をしている業者にとってピッタリのキーワードですが、検索数は多くありません。
費用対効果が合うLPを作って、ライバルに負けないようできるだけ上の方に表示し、クリック数を稼いでいきましょう。
パンク修理業者を探している人
上で見たキーワードほど緊急ではないが、パンクを修理してくれる業者を探している人の検索キーワードです。
これらの検索キーワードも、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録すると良いでしょう。
自社の商圏内で実際にこれらの検索キーワードで検索してみて、同業他社の広告が出ているかどうかもチェックしてみます。
基本的に広告が出ている=見込み客が取れる検索キーワードです。
ただし、中には無駄なクリックが出やすい検索キーワードもあるので、コンバージョン計測は必須です。
パンクしたタイヤを交換したい人
修理ではなく「交換」なので、道路上で緊急事態というよりは時間的に少し余裕があり、店舗のサービスを探している人が多いイメージの検索キーワードです。
こちらも上と同様、実際に検索してみて緊急対応の同業他社がリスティング広告を出しているかどうか確認し、もし出ていたら出してみましょう。
地方の場合は、それが理由で広告が出ない場合があるので、念のためGoogle広告の「広告プレビューと診断」ツールも使ってみましょう。
例えば、「タイヤパンク交換」という検索キーワードについては、名古屋だと広告はでませんが、東京だと広告が表示されます。
このような場合、単に自社の対応地域でライバルがいないというおいしい状況も考えられます。
パンク修理キットや修理剤を探している人
「キット」「補修」「接着剤」などを付けて検索する人は、自分でパンクを直したい人なので、これらのキーワードを広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。
そうすることで、無駄なクリックが減って、最初に見たような緊急対応してほしい人向けに予算を割り振ることができ、全体の費用対効果が上がります。
タイヤパンクの防止策などを検索している人
「防止」「対策」などを付けて検索する人も、今困っているわけではないので、これらのキーワードを広告が表示されないように除外キーワードとして登録しましょう。
ちなみに「タイヤパンク修理 高速道路」については、下のとおりGoogleの検索結果を確認すると、パンク修理をしたあとで高速道路を走れるかどうかを知りたい人の検索キーワードだと分かります。
つまり、高速道路でパンクして困っている人ではないので、除外したほうが良い検索キーワードです。
その他の検索キーワード
自転車にパンクで困っている人や、ノーパンクタイヤを探している検索キーワードもあります。
これらは除外キーワードとして登録しておきましょう。
まとめ
以上、「タイヤパンク」の関連キーワードについて見てきました。
- 緊急のパンク修理業者を探している人
- パンク修理業者を探している人
- パンクしたタイヤを交換したい人
- パンク修理キットや修理剤を探している人
- タイヤパンクの防止策などを検索している人
- その他の検索キーワード
「タイヤパンク」の関連キーワードについては、駆け付け業務を行っている車トラブル解決業者にとっては、使えるキーワードが少なく、除外すべきキーワードのほうが多くなっていることがわかります。
つまり、限られた使えるキーワードの上位表示を巡って熾烈な争いが繰り広げられているニッチ市場です。
除外すべきキーワード(自転車のパンク修理、自分で修理したい人、防止策を考えている人など)をしっかり除外し、使えるキーワードに予算を集結させて戦うことになります。
ですから、ライバルよりもクリック率の高い広告文と成約率の高いLPがとても重要になります。
キーワードを分析していくことだけでも、このような戦い方の要点まである程度見えてきますので、リスティング広告で勝つためにもキーワードは一つずつしっかり見ていくことをオススメします。