水道修理業のリスティング広告集客：キーワード「水漏れ修理」の分析

キーワードの分類

2021.01.262021.01.25

石黒文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

水道修理のリスティング広告運用で良い結果を出すために、まず大切なのがどのキーワードを選ぶかです。

どの検索キーワードに対して広告を表示するか、逆にどの検索キーワードに対して広告を表示しないかを、キーワードで検索する人の意図を考えながら判断していきます。

この記事では、リスティング広告の結果を左右するキーワード選びについて、具体的な事例を使って5～10分でそのコツが簡単にわかるよう説明していきます。

今回は、「水漏れ修理」に関連するキーワード130個を分類して選別しました。

今回取り上げた「水漏れ修理」関連のキーワードは、主に以下の５つに分類できます。

「業者を探しているキーワード」「地名付きキーワード」は、広告が表示されるよう検索キーワードとして設定します。

「メーカー保証修理」「エアコンなど別の業者」については組み合わせのキーワードを広告が表示されないよう除外キーワードとして設定します。

また、「問題の箇所がわかるキーワード」については、業者ワードや地名ワードよりもコンバージョン率が下がる可能性があるので、広告グループを分けてクリック単価を下げて登録する方法などが考えられます。

水道修理業者を探しているキーワード

それではまずは、水道修理業者を探しているキーワードについて具体的に見ていきます。

「水漏れ修理」と組み合わせて「料金」「業者」「評判」「24時間」「格安」などのキーワードが付くことで、これらのキーワードは水道修理業者を探しているキーワードであることが分かります。

太字にした「水漏れ修理時間」というのは、どういった意図で検索しているのかが少しわかりにくいので、こういう場合は実際の検索結果を見てみると良いでしょう。

広告のすぐ下には、水道修理をプロに頼むとどのくらい時間がかかるのかについて書かれた記事が並んでいます。

Googleは検索キーワードごとにユーザーの検索意図に合わせてコンテンツを出します。

ですから「水漏れ修理時間」については、自分で直したい人ではなく業者に頼みたい人が検索するキーワードであると考えられます。

次に、どの場所が水漏れの問題を起こしているかを指定して検索しているキーワードを分類してみました。

これらのキーワードは、修理はしたいので情報を集めている段階と考えられます。

この段階ではまだプロに頼むかどうかというのは検索キーワードからはハッキリしません。

たとえば「浴槽水漏れ修理」というのはパテを使って自分で治そうとしている人も含まれるでしょう。

これらのキーワードについては、業者を探しているキーワードとは広告グループを分け、クリック単価を低めにしてスタートし様子をみるのが良いでしょう。

次に、家電が故障して水漏れしている状況のキーワードについて見ていきます。

冷蔵庫や給湯器の水漏れについては、水道修理というよりは、メーカーが修理をするのが普通です。

また、「パナソニック」「三菱」といったキーワードがついている場合も、メーカーに修理依頼をする場合はどうすればいいかについて検索してると考えられます。

ですから、これらの組み合わせキーワードは除外キーワードとして登録し、広告が表示されないように設定するべきです。

エアコンや給湯器の水漏れについては、それぞれ専用の業者が存在します。

一般的な水道修理業では、エアコンや給湯器についての依頼は外部の協力業者に依頼することになるので、これらのキーワードは必要に応じて登録するか、最初から除外しておくほうが良いことになります。

最後に地名付きキーワードについて見ていきます。

地名付きキーワードは、その地域の水道修理業者を探しているキーワードです。

地名付きキーワードは検索数は少ないですが、コンバージョン率が高くなることが多いので、積極的に登録していきましょう。

広告を表示する地域の都道府県や市の名前を絞り込み部分一致などで登録していきます。

以上、「水漏れ修理」についてのキーワードを以下のように分類して見てきました。

「水漏れ修理」の関連キーワードの特徴としては、同じ水漏れ修理でも、求められる業者が異なる場合がありました。

特に、家電製品のメーカー保証について調べている人や、エアコンの修理ができる業者を探している人など、一般的な水道修理業とは関係のないキーワードについても注意深く見ていく必要があります。

水道修理に関連するキーワードは様々なキーワードがあり、このように細かく注意深く分類して選別していくことで、リスティング広告の結果をより良くしていくことができます。