水道修理業がリスティング広告で集客を考える場合、まず大切なのがどのキーワードを選ぶかです。
同じようなキーワードでも、キーワードの組み合わせによって、広告が表示されるよう登録すべきキーワードと、逆に広告が表示されないよう除外キーワードとして登録したほうがいいキーワードに分かれます。
その違いを意識しながら、適切にキーワード（除外キーワード）を登録していくことで、リスティング広告の結果を良くしていくことができます。
今回は、以下の「キッチンつまり」関連の検索キーワード（「台所つまり、シンクつまり、流し台つまり」も含む）19個を分類して解説していきます。
「キッチンつまり」関連の検索キーワードは、大きく以下の２つに分類できます。
- 業者に詰まりを直してもらいたいと考えている検索キーワード
- 自分で何とかしたいと考えている検索キーワード
基本的には、上の業者に何とかしてもらいたいと考えているキーワードを広告が表示されるよう検索キーワードとして登録し、自分で何とかしたいキーワードのほうは登録はしないか、除外キーワードとして登録します。
業者に詰まりを直してもらいたいと考えている検索キーワード
まずは業者につまりの問題を何とかしてもらいたいと考えている人が検索するキーワードの一覧です。
「料金」「業者」「修理」といったキーワードが付く場合は、自分でつまりを直したいのではなく、業者に何とかしてもらいたいと考えている人が検索していると考えられます。
「キッチンつまり修理」というキーワードは、どちらなのか判断に少し迷うので、こういった場合は実際にGoogleで検索してみます。
まず水道修理業者の広告が上から４つ並んでいます。
右上には、通販サイトで買える自分でパイプつまりなどを直す道具が表示されています。
そして広告の下の自然検索に出てくるコンテンツを見ると、１位と２位に「料金」という文字が出てきます。
「料金」というのは業者のサービス料金のことになるので、これらの状況を総合的に考えると、「キッチンつまり修理」というキーワードは、どちらかというと業者を探している人が多いのではないかと考えられるキーワードです。
自分で何とかしたいと考えている検索キーワード
次に、自分でシンクなどのつまりを直したいと考えている人が検索するキーワードを見ていきます。
「直し方」「重曹」というのは方法を探しているので、自分で何とかしたいと考えている人が検索するキーワードだと考えられます。
「解消」というのは判断に迷うキーワードなのでこちらも検索してみます。
こちらを見ると、「キッチンつまり修理」と検索結果は似ていますが、大きく違うのが自然検索のほうです。
一番上に、自分でキッチンつまりを解消する方法が７つ並んで出てきます。
Googleは基本的に検索キーワードごとに、検索ユーザーに合わせたコンテンツを配信します（特に自然検索結果）。
この検索結果からは、「キッチンつまり解消」というのはどちらかというと業者を探しているではなく自分で何とかしたいと考えている人の割合が多いと判断できます。
まとめ
今回は、「キッチンつまり」関連のキーワードについて見てみました。
「キッチンつまり」関連は大きく以下の２つに分類できます。
- 業者に詰まりを直してもらいたいと考えている検索キーワード
- 自分で何とかしたいと考えている検索キーワード
ただ、その中でもどちらに分類したらいいのか判断しずらい組み合わせキーワードが出てきました。
例えば上で見たような「キッチンつまり修理」と「キッチンつまり解消」です。
これらの検索結果を見比べてみると（特に自然検索の結果）、「キッチンつまり修理」は業者を探している人が多く、「キッチンつまり解消」のほうは自分で何とかしたい人が多いと判断できました。
事前にこのように丁寧にキーワードを分類しておくことで、キーワードを絞り込んで無駄なクリックをできるだけ少なくしたいときは「解消」を除外するなど、目的や状況に合わせて掲載結果をコントロールできるようになります。
