鍵交換業者がリスティング広告で集客を行う際に、重要なのがキーワード選定です。
どのキーワードを選んで広告を出すかによって、結果が大きく異なってくるからです。
また、自社のサービスと関係のないキーワードは除外キーワードとして登録して広告が表示されないようにしておく必要があります。
今回は、「鍵 交換」を含む3語以上の組み合わせキーワードについて、どのように分類し、使えるキーワードと使えないキーワードを判断していけばいいのかを、具体例で説明していきます。
「鍵 交換」の関連キーワードは、大きく下の9つに分類できます。
- 鍵交換業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 家や玄関の鍵を交換してほしい人の検索キーワード
- その他の場所の鍵交換をしたい人の検索キーワード
- 鍵の種類で検索しているキーワード
- 乗り物関連の検索キーワード
- 鍵のメーカー名付きで検索しているキーワード
- 自分で鍵交換したい人の検索キーワード
- その他の検索キーワード
上から3つの「業者を探しているキーワード」「地名付きキーワード」「家の鍵を交換してほしい人のキーワード」を、まずは広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
そして、その下の3つ「その他の場所」「鍵の種類」「乗り物関連」については、自社でサービスとして対応するかどうかによって、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録するか、それとも広告が表示されないように除外キーワードとして登録するかを決めます。
下の3つ「メーカー名付き」「自分で鍵交換をしたい」「その他の検索キーワード」は、基本的に除外キーワードとして登録します。
それでは順番に見ていきます。
鍵交換業者を探している検索キーワード
まずは業者を探している検索キーワードです。
これらのキーワードを、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
「費用」「業者」「相場」「おすすめ」「見積もり」といったキーワードが付く場合は、その意味から業者を探している検索キーワードだと判断できます。
ちなみにこちらは「鍵 交換」のGoogle検索結果です。
一番上に出張サービスの鍵修理交換業者のリスティング広告が表示されて、右上にはショッピング広告が表示されますが、リスティング広告下のマップにも業者のリストが並んでいます。
以上の検索結果の構成から、「鍵 交換」という2語ワードの場合でも、業者を探している人の割合が多いと判断できます。
地名付き検索キーワード
地名付きキーワードは、近くの鍵修理交換業者を探している人の検索キーワードです。
広告の表示地域内の主要な地名については、すべてフレーズ一致などで組み合わせキーワードとして登録しておきましょう。
「鍵 交換」については、「鍵屋」の地名付きキーワードとは異なり、地名には駅名がほとんど含まれていません。
このことから、「鍵 交換」というキーワードは、駅前の合鍵作成の鍵屋ではなく、出張型の鍵屋を探している人が多いということが推測できます。
この意味からも、「鍵 交換」というのは駆け付け業務を行っている鍵屋には必須のワードですね。
家や玄関の鍵を交換してほしい人の検索キーワード
次は、家の鍵が壊れてしまった、もしくは鍵をなくして防犯上不安を抱えている人の検索キーワードです。
これらの家に関する検索キーワードは緊急性が高く悩みも深いので、駆け付け業務を行っている鍵修理交換業者であれば、ほとんどの会社が登録すべき検索キーワードになるでしょう。
その他の場所の鍵交換をしたい人の検索キーワード
こちらは家や乗り物以外の場所や物について、鍵の交換をしたいと考えている人の検索キーワードです。
これらの中で、自社がサービスとして対応する場所や物については、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
逆に、対応しない場所や物については、広告が表示されないように除外キーワードとして登録してきましょう。
鍵の種類で検索しているキーワード
こちらは鍵の種類の名前を付けて検索しているキーワードです。
この中では、特に電子錠に自社のサービスが対応しているかどうかで、キーワードの取り扱いが異なってきます。
また、「ディンプルキー」「シリンダー」といったキーワードを、検索キーワードに対応させて広告文に含めると、クリック率が上がるので、できればやっておきましょう。
乗り物関連の検索キーワード
車、バイクなど乗り物関連のキーワードも「鍵 交換」の関連キーワードとして検索されます。
乗り物関連のキーワードについても、自社で対応するかどうかで扱いが異なってきます。
乗り物系はまったく対応しないのであれば、「車」「バイク」「自転車」といったキーワードを除外キーワードとして登録するだけではなく、主要なメーカー名や車種名なども除外キーワードとして登録しておきましょう。
鍵のメーカー名付きで検索しているキーワード
こちらは鍵のメーカー名を付けて検索している検索キーワードです。
メーカー名付きで検索される場合は、直接メーカーの窓口に問い合わせしたい人の割合も多いので、これらの鍵のメーカー名や、ハウスメーカー名などは除外キーワードとして登録しておいてもいいかもしれません。
自分で鍵交換したい人の検索キーワード
自分で鍵を交換したい人もそれほど多くはないですが、存在します。
「自分で」「方法」「diy」といったキーワードを、広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。
その他の検索キーワード
最後は、その他の除外キーワードとして登録すべきキーワードになります。
賃貸関連のキーワードは、いますぐ鍵を交換してほしいというよりも、賃貸の場合はまず誰に相談すればいいのか、という人の割合が多いと考えられるので、リスティング広告を始める段階では登録しなくても良いでしょう。
ちなみに「鍵 交換 アパート」はその他の検索キーワードに含めましたが、「鍵 交換 マンション」のほうは家の鍵を交換してほしい人の検索キーワードに含めました。これはマンションのほうが自己所有の割合が多いからです。
また、ホームセンターのキーワードについてはホームセンターで鍵を交換したい人なので、これらも除外キーワードで良いと思います。
まとめ
以上、「鍵 交換」の関連キーワードについて見てきました。
もう一度おさらいすると、「鍵 交換」の関連キーワードは大きく以下の9つに分類できます。
- 鍵交換業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 家や玄関の鍵を交換してほしい人の検索キーワード
- その他の場所の鍵交換をしたい人の検索キーワード
- 鍵の種類で検索しているキーワード
- 乗り物関連の検索キーワード
- 鍵のメーカー名付きで検索しているキーワード
- 自分で鍵交換したい人の検索キーワード
- その他の検索キーワード
上で書いたとおり、「鍵 交換」という2語のキーワード自体、駆け付け業務を行っている鍵修理交換業者を探している人の割合が多い検索キーワードです。
ですから、除外キーワードについては、自社でその場所や物の鍵交換に対応しているかどうかが主な判断基準となります。(「鍵屋」の関連キーワードのように駅近にある合鍵屋関連の除外キーワードを登録する必要はありません)
例えば、車やバイクの鍵交換に対応しているかどうか、電子錠に対応しているかどうかがなどによって、広告が表示されないように除外キーワードとして登録するのか、それとも除外キーワードとして登録するかの判断をしていきます。
そしてリスティング広告では特に競合と比較されやすいので、検索キーワードと広告文を連動させるだけではなく、LPのファーストビューについても検索キーワードに連動させて、家なら家、車なら車など別々のファーストビューにするなどの施策を行い、LPの成約率を高めておくように工夫すると良いでしょう。