データ復旧サービス業者がリスティング広告を出す際に、どのキーワードを選んぶのかというのはとても重要です。
選ぶキーワードによって、見込み客を集めやすいキーワードと、それとは逆の無駄なクリックが多くなるキーワードに分かれるからです。
その他にも、特定の競合他社が強い検索キーワードや、フレーズ一致で登録したときに別ジャンルの無駄なクリックが多く発生してしまうなどのパターンも時には起こります。
キーワード選び=市場選びなので、関連の検索キーワードを一つずつ見ていって取捨選択していくことをオススメします。
今回は、「HDD 復旧」というキーワードが含まれる関連キーワードについて見ていきます。
「HDD 復旧」の関連キーワードは大きく以下の6つに分類できます。
- HDD復旧サービス業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- HDDの種類やデバイスが指定された検索キーワード
- HDDの故障状況や原因を含めた検索キーワード
- HDDのメーカー名が含まれた検索キーワード
- 無料ソフトで解決したい人の検索キーワード
上から4つの分類については、基本的に広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
下2つの分類は、広告が表示されないように除外キーワードとして登録するキーワードが含まれます。
それでは分類した検索キーワードの中身を上から順番に見ていきます。
HDD復旧サービス業者を探している検索キーワード
まずはHDD復旧のサービス業者を探している人の検索キーワードです。
「サービス」「価格」「業者」「持ち込み」といったキーワードが含まれる場合は、その意味から検索している人が業者を探していると判断できます。
これらのキーワードで検索する人たちのほどんどが見込み客なので、まずはこのような検索キーワードを広告が表示されるよう検索キーワードとして登録していきましょう。
地名付き検索キーワード
地名付き検索キーワードも少しだけ検索されています。
地名付き検索キーワードは、近くのHDD復旧サービス業者を探している人の検索キーワードです。
広告を表示させる地域の地名を付けてフレーズ一致などで検索キーワードを登録しておきましょう。
HDDの種類やデバイスが指定された検索キーワード
HDDの種類や対象デバイスを指定して検索される場合もあります。
例えばもし、自社のサービスとしてブルーレイレコーダーのHDD復旧に対応しない場合、「ブルーレイ」というキーワードを除外キーワードとして登録します。
HDDの故障状況や原因を含めた検索キーワード
「物理障害」「水没」など、故障状況や原因を含めて検索する人もいます。
これらの人たちは情報収集中の人も多いと考えられます。
特に、「論理障害」「パーティション」といったキーワードが含まれる場合は、ソフトウェアを使って自分で解決したい人が多いだろうと想像することができます。
これらのほとんどは広告が表示させる検索キーワードとして使えますが、キーワードごとにコンバージョン率が異なることもあり得ます。
また、ここで分類した検索キーワードは、「こんな状況でお困りではありませんか?」というLP内のコピーのリストを考える際のヒントにもなります。検索数の多い順に使っていくのがセオリーです。
HDDのメーカー名が含まれた検索キーワード
メーカー名を含めて検索する人は、一般的なデータ復旧サービス業者ではなく、HDDを作ったメーカーに直接修理を依頼したい人が多いと考えられます。
たとえはシーゲート製HDDの場合は無料復旧サービスが付いています。このようなメーカーの場合はメーカーへの直接依頼が多くなるでしょうから、メーカー名によっても使えるキーワードとそうでないキーワードに分かれると想定できます。
無料ソフトで解決したい人の検索キーワード
「ソフト」「フリーソフト」「無料」「ツール」などのキーワードを付けて検索する人は、業者に依頼するのではなく、自分でなんとかしたい人たちです。
ですから、基本的にはこれらの検索キーワードについては、広告が表示されないように除外キーワードとして登録しても良い。
ただ、HDDが使えなくなって困っている人たちに変わりはないので、もし予算が十分にある場合や、少しでも見込み客を増やしたい場合は、これらの検索キーワードでも出稿してみると良いでしょう。
また、いったん自分でやってみたけど自分ではなんともならなかった人、というのも出てきますので、リマーケティング広告を使って検索時点だけではなく、その後も含めてアプローチするという戦術を取ることもできます。
まとめ
以上、「HDD 復旧」の関連キーワードについて見てきました。
- HDD復旧サービス業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- HDDの種類やデバイスが指定された検索キーワード
- HDDの故障状況や原因を含めた検索キーワード
- HDDのメーカー名が含まれた検索キーワード
- 無料ソフトで解決したい人の検索キーワード
最後に簡単にまとめておくと、
- まずは業者を探している検索キーワードや地名付き検索キーワードを広告が表示されるよう検索キーワードとして登録する。
- HDDの種類やデバイスが指定された検索キーワードについては、自社で対応するかどうかで使い方が分かれる。
- HDDの故障状況や原因を含めた検索キーワードと、HDDのメーカー名が含まれた検索キーワードについては、検索キーワードによってコンバージョン率がブレる場合がある。
- 無料ソフトで解決したい人の検索キーワードは基本的には除外しておいたほうがいいが、予算がある場合はリマーケティング広告と組み合わせて使うのもあり。
となります。
このようにキーワードを一つずつ見ていき分類することで、広告を始める前から費用対効果の高い運用に近づけることができます。
すでに出稿中の方は、無駄なキーワードで自社の広告が表示されていないかをぜひチェックしてみてください。