不用品回収業のリスティング広告集客：キーワード「ゴミ回収業者」の分析

キーワードの分類

2021.06.072021.06.04

石黒文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

不用品回収業者がリスティング広告で見込み客を集める際、どのキーワードで広告を出すかによって結果が大きく変わってきます。

キーワードの組み合わせによって、見込み客からの問い合わせが入りやすいキーワードと、逆に無駄なクリックが多くなってしまうキーワードに分かれるからです。

この記事では、「ゴミ回収業者」の関連キーワードを見ながら、どのようにキーワードを選んでいけばリスティング広告でより成果を上げることができるのか、キーワード選びのコツを解説していきます。

「ゴミ回収業者」の関連キーワード一覧は大きく以下の５つに分けることができます。

「ゴミ回収業者」という検索キーワードはそれ自体、業者を探しているキーワードなので、ほとんどの組み合わせキーワードを、広告が表示されるよう検索キーワードとして使うことができます。

それでは上から順番に見ていきます。

地名付き検索キーワード

「ゴミ回収業者」というキーワードは、以下のデータからも分かるように、地名付きでよく検索されるキーワードです。

リスティング広告の表示地域に含まれる市などの主要な地名についてはすべてフレーズ一致などの検索キーワードで登録しておきましょう。

広告文についても、地域ごとにその地名が広告文タイトルに含まれるよう、広告カスタマイザなどを使って設定すると効果的です。

例えば「【松山市】のゴミ回収業者」といった感じで広告文タイトルを作ります。

次は料金が気になって検索する人たちのキーワードです。

こういったキーワードについては、例えば割引クーポンなどの情報を、広告文やLPに含めると効果的です。

口コミや評判を元に業者選びをする人も多いので、こういったキーワードが検索にも使われます。

このようなキーワードで検索する人にとっては、自然検索結果に出てくる比較ランキングサイトのような形式がぴったりですが、リスティング広告＋LPからも問い合わせを得ることができます。

ゴミの種類をキーワードに含めて検索する人もいます。

推定クリック数を見ると、粗大ごみを捨てるのに困っている人が多いことが分かります。

また、自分で分別するのが面倒で、業者に任せたいというニーズがあることも分かります。

特に「分別不要」のほうは、この特殊なニーズに対応して広告文をカスタマイズするとクリック率や成約率が上がるので、キーワードに合わせて広告文も工夫してみましょう。

最後は、広告が表示されないように除外キーワードとして登録すべきキーワードです。

その他の検索キーワード

「求人」以外にも、「募集」「採用」など求人関連のキーワードを一通り除外キーワードとして登録しておきましょう。

以上、「ゴミ回収業者」の関連キーワードを見てきました。

「ゴミ回収業者」については、求人関連以外はほぼすべてのキーワードが、業者に任せたい人の検索キーワードなので、キーワード選び自体は単純で難しくありません。

その分、広告文をキーワードごとにきめ細かく対応させるなど、クリック率や問い合わせ率をアップさせる工夫によって、競合他社との差を作っていくと良いでしょう。