外壁塗装業がリスティング広告を使って集客する場合、どのキーワードを選んで広告を出すかはとても重要です。
キーワードによって、検索する人の中に見込み客が多く含まれるキーワードと、そうでないキーワードに分かれるからです。
また、キーワードによって競合他社が弱いキーワードと強いキーワードに分かれることもあります。
リスティング広告で費用対効果を良くするためには、見込み客が多く含まれるキーワードと、自社が勝ちやすいキーワードだけを選んでいく必要があります。
今回は、「外壁塗装」というキーワードを含む以下の検索キーワード102個について見ていきます。
「外壁塗装」の関連キーワードは、大きく以下の8個に分かれます。
- 外壁塗装業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 外壁塗装したい人の一般的な検索キーワード
- 色について検索している人の検索キーワード
- シミュレーション関連の検索キーワード
- 塗料について検索しているキーワード
- 補助金や助成金関連の検索キーワード
- その他の除外すべき検索キーワード
上から3つについては、見込み客が多く含まれる検索キーワードなので、まずはこれらを登録します。
その下の2つ、色やシミュレーションに関する検索キーワードについては、自社でショールームやシミュレーションシステムを持っている場合は有利になるので広告が表示されるよう検索キーワードとして登録しましょう。
その他についても、順番に下で説明していきます。
外壁塗装業者を探している検索キーワード
まずは外壁塗装業者を探している検索キーワードです。
「業者」「価格」「口コミ」「相場」「見積もり」といったキーワードが含まれる場合は、その意味から検索している人が業者を探していると判断できます。
まずはこれらの検索キーワードを広告が表示されるよう検索キーワードとして登録していきましょう。
地名付き検索キーワード
次は地名が含まれる検索キーワードです。
地名が含まれる場合は、近くの外壁塗装業者を探している人がほとんどなので、こちらも広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
ただし、そのなかの一部には、求人情報を探している人が含まれる場合があるので、念のため「求人」「募集」といったキーワードを広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。
外壁塗装したい人の一般的な検索キーワード
次は、外壁塗装に関するその他の一般的な検索キーワードです。
外壁塗装にはどんな方法や種類があるのかを調べている人や、画像検索で実例を見たい人、どのくらいの期間がかかるのかを知りたい人などがいる事がわかります。
モルタルやサイディングなど、自宅の壁材に合った外壁塗装について調べている人もいます。
これらのキーワードを見ることで、外壁塗装をしたい人にどんなニーズがあるかということがある程度わかります。
色について検索している人の検索キーワード
外壁塗装では色に関する検索キーワードが多い事がわかります。
この結果からは、自分がイメージしたとおりの色に仕上がってほしいと考えている人が多いことがわかります。
外壁塗装業者の中にはショールームを作って実際の色が見れるようにしているところもあります。
色の仕上がりが気になる人にとっては、ショールームを持っている業者かどうかというのが一つの選定基準になります。
外壁塗装では色の仕上がりを気にする人が多いのですから、もし自社でショールームを持っていない場合は、ショールームを持っている業者とは別の強みや切り口(耐久性、雨漏り対策、補助金申請支援など)に特化して戦っていくやり方を考えるのもありですね。
シミュレーション関連の検索キーワード
外壁塗装のシミュレーション機能を求めている人もいます。
こちらは色の仕上がりや質感というよりは、全体の配色を確かめたいというニーズがあるからだと考えられます。
このようなニーズに対応して、シミュレーションができるアプリやサイトの仕組みを持っている外壁塗装業者もいます。
塗料について検索しているキーワード
塗料について検索している人もいます。
塗料について検索している検索キーワードについては少し注意が必要です。
この中には、外壁塗装業者自身(サービス提供者側)や、自分で外壁塗装をしたい人も一定数含まれると考えられるからです。
できるだけ効率よくリスティング広告を運用したい場合は、これらの検索キーワードを広告が表示されないように除外キーワードとして登録しても良いと思います。
補助金や助成金関連の検索キーワード
外壁塗装では補助金関連の検索も見られます。
自社の広告表示地域が補助金や助成金に対応している場合は、補助金関連の情報を広告文やLPに掲載しておくと良いでしょう。
その他の除外すべき検索キーワード
最後は除外キーワードとして登録すべき検索キーワードです。
自分で外壁塗装したい人や、求人募集関連の検索キーワードは除外しておくことで、無駄な広告のクリックを減らすことができます。
まとめ
以上、「外壁塗装」の関連キーワードについて順番に見てきました。
- 外壁塗装業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 外壁塗装したい人の一般的な検索キーワード
- 色について検索している人の検索キーワード
- シミュレーション関連の検索キーワード
- 塗料について検索しているキーワード
- 補助金や助成金関連の検索キーワード
- その他の除外すべき検索キーワード
業者を探している検索キーワードや、地名付き検索キーワードは、外壁塗装業者を探している人がほとんどなので、まずはこれらの検索キーワードを広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
その他については、自社の強みを活かせるかどうかによって検索キーワードを選別していきましょう。
また、そもそも外壁塗装は緊急性がそれほど高くなく、ショールームを持っている強いライバルがいる市場なので、LPのコピーライティングの力だけで問い合わせを効率よく取っていくのが難しいジャンルだと言えます。
自社の強みや特徴と合ったキーワードだけを選び、魅力的な独自のオファーやサービスの切り口を作って、さらにリマーケティング広告も併用していくなど、複合的な施策で問い合わせを獲得していく必要があります。
こういったことが難しい場合は、屋根の補修やふすまの修理といった緊急性があって単価の低いジャンルから攻めていくという方法も考えられます。
地域で一番の実績があるような会社ではないばあい、そのような強いライバルと真っ向勝負するのではなく、自社が勝ちやすい戦略を事前によく考えて組み立てていくと、リスティング広告という武器をより効果的に活かすことができます。