電気工事業がリスティング広告を出して見込み客を集める際に、どのキーワードを選ぶかというのはとても重要です。
検索キーワードによって、検索している人のニーズが大きく変わるからです。また、検索キーワードによってライバルの状況も異なってきます。
自社のサービスに合ったキーワードかどうかも検討する必要があります。
この記事では、「防犯カメラ 設置」の関連キーワードを見ながら、リスティング広告のキーワード選びのコツを解説していきます。
「防犯カメラ 設置」の関連キーワードは大きく以下の5つに分けることができます。
- 防犯カメラ設置業者を探している検索キーワード
- 防犯カメラの設置場所を指定している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 自分で防犯カメラを設置したい人の検索キーワード
- その他の検索キーワード
この中では上の3つを主に広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
そして下の2つを広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。
それでは順に見ていきます。
防犯カメラ設置業者を探している検索キーワード
まずは防犯カメラを設置してくれる業者を探している検索キーワードです。
「値段」「業者」「会社」「ランキング」といったキーワードが付く場合は、その意味から業者を探している検索キーワードだと判断できます。
このようなキーワードをまずは広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
地名付き検索キーワード
次は地名付きの検索キーワードです。
「防犯カメラ 設置」の地名付きの検索キーワードは、近くの業者を探している検索キーワードの場合と、自治体の情報(補助金)を探している人に分かれます。
自治体によっては防犯カメラの設置について補助金などを出しているところがあります。
例えば、「防犯カメラ 設置 横浜市」とGoogleで検索すると、横浜市の補助金の情報が一番上に出てきます。
一方、「防犯カメラ 設置 東京」で検索した場合は、以下のようにリスティング広告が2つ出てきて、その下には自然検索で業者のコンテンツが並んでいます。
地区によって、自治体の補助金情報が一番上に来たり、業者のリスティング広告やコンテンツが上に来たりします。
このような状況なので、地名付きの検索キーワードを使う場合は、広告を表示させる地域内のすべての地区名で検索してみて、検索結果に応じて広告を表示させる検索キーワードとして登録するかどうかを判断していきましょう。
防犯カメラの設置場所を指定している検索キーワード
次は、どこに防犯カメラを設置するかを指定して検索しているキーワードです。
これらの検索キーワードは、業者を探している検索キーワードと比べると、まだ情報収集中の段階である人が多くなります。
また、自分で防犯カメラを設置したいと考えている人も含まれます。
ですので、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録する場合は、コンバージョン単価をキーワード別にチェックして費用対効果が悪いキーワードは止めるようにしましょう。
自分で防犯カメラを設置したい人の検索キーワード
防犯カメラを自分で設置したい人もいます。
これらの検索キーワードで広告を出すと無駄なクリックが発生する可能性が高くなるので、「金具」「diy」などのキーワードを、広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。
その他の検索キーワード
最後は広告が表示されないように除外キーワードとして登録すべきキーワードです。
例えば「要項」「ガイドライン」「法律」などのキーワードは法制について調べているので不要です。
また「シール」「ステッカー」などもそれらを買いたいだけなので除外キーワードになります。
まとめ
以上、「防犯カメラ 設置」の関連キーワードについて見てきました。
- 防犯カメラ設置業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 防犯カメラの設置場所を指定している検索キーワード
- 自分で防犯カメラを設置したい人の検索キーワード
- その他の検索キーワード
業者を探している検索キーワードをまずは広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
そして、地名付き検索キーワードや設置場所を指定している検索キーワードについては、検索結果や自社の運用状況を見ながら採用するかどうかを決めていきましょう。
特に地名付きの検索キーワードについては、地区名ごとにGoogle検索結果を見てみて、自治体の情報がTOPに来ているかどうかを確認しましょう。
自治体のコンテンツがTOPに来ていてリスティング広告が出ていないような場合は、その地名を広告が表示されないように除外キーワードとして登録しても良いでしょう。
最後の2つの分類については、広告が表示されないように除外キーワードとして登録して無駄なクリックが出ないようにします。
このようなキーワード選定を地道に積み重ねていくことで、リスティング広告を使った売上アップと効率的な運用のベースを作ることができます。