不用品回収業者がリスティング広告で集客をする際に、どんなキーワードを選べば良いでしょうか？
不用品回収の関連キーワードは、他のジャンルと比べても特にキーワード選びによって成果が大きく異なってきます。
ゴミや不用品に関しては、自治体の情報を探している人が多く含まれることが一つの大きな理由です。
例えば「粗大ごみ回収」というキーワードは「不用品回収」と比べて自治体の情報を探している人が圧倒的に多くなります。
一見、同じように見えるキーワードでも、検索する人たちの興味関心が大きく異なっている場合があるので注意が必要です。キーワード選びによってリスティング広告の成果も大きく変わります。
今回は、以下の「産業廃棄物」の関連キーワードについて見ていきます。
「産業廃棄物」の関連キーワードは大きく以下の４つに分けることができます。
- 産業廃棄物の回収業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 制度や許認可に関する検索キーワード
- その他の検索キーワード
上２つの分類は、業者を探している検索キーワードと地名付き検索キーワードです。
まずはこの２つを、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
下２つの分類は、基本的に広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。
それでは順番に見ていきます。
産業廃棄物の回収業者を探している検索キーワード
「業者」「費用」「相場」といったキーワードが含まれる場合は、その意味から業者を探しているキーワードということが分かります。
「処理」「回収」「パソコン」といったキーワードは、業者を探しているかどうか、意味だけでは判断に迷います。
そういった場合は、実際の検索結果を見てみることをオススメします。
このように、「産業廃棄物 パソコン」のGoogle検索結果を見ると、一番上にリスティング広告が３つ並んでおり、その下の自然検索結果を見ると、パソコンを処分したい人向けのコンテンツが並んでいます。
「産業廃棄物 パソコン」というキーワードで検索する人は、主にパソコンを捨てたい人ということが分かります。
Googleは検索した人が欲しいと思っている情報を表示するからです。
判断に迷うキーワードは、このように１つずつGoogleで検索して自然検索の結果などを見ていきましょう。
地名付き検索キーワード
地名付きで検索する人は、近くの産業廃棄物処理業者を探している人たちです。
ですから、広告を表示させる地域の地名を付けて検索キーワードとして登録しておきましょう。
制度や許認可に関する検索キーワード
「産業廃棄物」の関連キーワードでは、許認可や制度について調べている人の検索キーワードも多く含まれます。
許認可や制度について調べている人は、見込み客ではなく、産業廃棄物処理業者だと考えられます。
ですので、ここで分類した「収集運搬」「許可」「資格」「講習」といったキーワードを、広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。
その他の検索キーワード
「行政書士」「弁護士」などの士業系キーワードや、求人転職関連キーワードを使って検索する人たちも、見込み客とは異なるので、広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておきましょう。
まとめ
以上、「産業廃棄物」の関連キーワードについて、以下のとおり分類して見てきました。
- 産業廃棄物の回収業者を探している検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
- 制度や許認可に関する検索キーワード
- その他の検索キーワード
もう一度まとめておくと、
業者を探している検索キーワードと、地名付き検索キーワードを、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
そして、制度や許認可に関するキーワードや、その他に分類した士業関連などの検索キーワードを除外キーワードとして登録します。
許認可、資格関連のキーワードは少しわかりにくいので注意しましょう。
たとえば「産業廃棄物 運搬」というのは業者自身が使う検索キーワードですが、「産業廃棄物 回収」というのは見込み客が使う検索キーワードになります。
このような違いを区別して、検索キーワードを使うことで、リスティング広告の結果が変わってきます。
現在すでにリスティング広告を運用中の方は、自社の広告が除外すべき検索キーワードで出てしまっていないかチェックしてみることをオススメします。
