水道修理業のリスティング広告集客:キーワード「トイレタンク」の分析

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石黒 文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

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この記事を読むと、水道修理業のキーワード選びのコツについて具体例で学ぶことができます。

リスティング広告におけるキーワード選びは、料理に例えると素材選びと一緒です。

料理は素材によって大きく味が変わりますが、リスティング広告もキーワード選びによって結果が大きく変わってきます。

今回は、「トイレタンク」関連のキーワード30個を分類・分析し、どのキーワードをリスティング広告に使えばいいのかを見ていきます。

「トイレタンク」の関連キーワード一覧
「トイレタンク」の関連キーワード一覧

今回取り上げた「トイレタンク」関連のキーワードは、大きく下の4つに分けることができます。

  • 水道修理業者を探している検索キーワード
  • トイレタンクの問題状況を表す言葉で検索しているキーワード
  • メーカー名が含まれる検索キーワード
  • その他の検索キーワード

一番下の「その他の検索キーワード」以外は、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録できるキーワードです。

順番に見ていきます。

 

水道修理業者を探している検索キーワード

まずは業者を探している人の割合が多いと考えられる検索キーワードです。

水道修理業者を探している検索キーワード
水道修理業者を探している検索キーワード

大きくトイレタンク「水漏れ」とトイレタンク「交換」に分かれます。

修理と交換では仕事内容が大きく変わりますので、もし交換というキーワードが自社のビジネスにマッチしない場合は「水漏れ」関連のキーワードだけを登録します。

逆にトイレ交換などの専用LPを持っている場合や、これから作る場合は、「交換」関連のキーワードも使えます。

トイレ交換関連の専用LPを持っていない場合は、専用LPを作っている業者と戦う場合が多いので注意が必要です。「トイレタンク交換」で検索し、自社の広告表示地域の競合LPをチェックしておきましょう。

 

トイレタンクの問題状況を表す言葉で検索しているキーワード

次は、トイレタンクで困っている状況を示す言葉で検索しているキーワードです。

トイレタンクの問題状況を表す言葉で検索しているキーワード
トイレタンクの問題状況を表す言葉で検索しているキーワード

右の推定クリック数を見ると「トイレタンク水漏れ」が318.93と他と比べてダントツで多くなっています。

トイレタンクでは水漏れで悩んでいる人がほとんどだということが分かります。

トイレタンクは問題箇所を確認しやすく、水漏れの場合は特にパテやパッキン交換など自分でなんとかできる場合もあるので、無駄なクリックが発生する場合も考えられます。

「トイレタンク 水漏れ」で広告を出稿する場合は、コンバージョン単価が適正かどうかはチェックしておきましょう。

 

メーカー名が含まれる検索キーワード

次にメーカー名が含まれる検索キーワードです。

メーカー名が含まれる検索キーワード
メーカー名が含まれる検索キーワード

メーカー名が含まれる場合は、メーカー保証でメーカーに直接問い合わせする場合が考えられますので、これらのキーワードでは広告を出さなくても良い場合が多いと考えられます。

自社がメーカーの特約店などの場合は、競合他社からも差別化になるので、積極的にメーカー名のキーワードで広告を出していきましょう。

 

その他の検索キーワード

最後にその他のキーワードになります。

その他の検索キーワード
その他の検索キーワード

これらのキーワードは、広告が表示されないように除外キーワードとして登録します。

例えば「パッキン」と部品名をつけて検索する人の場合は、自分でパッキンを買って直したい人の割合が多いと考えられます。

また、「水道代」「原因」「直し方」といったキーワードを付けて検索する人は、この段階では業者に依頼することを考えておらず、単に検索して情報収集をしている段階なので、無駄な広告クリックが発生してしまう可能性が高くなります。

 

まとめ

「トイレタンク」の関連キーワードは大きく以下の3つに分類できます。

  • 水道修理業者を探している検索キーワード
  • トイレタンクの問題状況を表す言葉で検索しているキーワード
  • メーカー名が含まれる検索キーワード
  • その他の検索キーワード

まず一番上の業者を探している検索キーワードを広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。

2番めの問題状況を表すキーワードも広告が表示されるよう検索キーワードとして登録しますが、自分で直したい人も一定数含まれるので費用対効果をキーワードごとにチェックして費用対効果が出ない不要なキーワードは削除していきましょう。

メーカー名が含まれる検索キーワードは、もし自社が特約店等の場合は積極的に登録していきましょう。もしそうでない場合でも、低めのクリック単価で出稿してみる方法もあります。

その他のキーワードについては組み合わせキーワードを除外することで、部分一致やフレーズ一致のキーワードを登録した際に、無駄なクリックを減らすことができます。

このようにキーワードを予め分類整理しておくと、この記事で見てきたキーワード選定だけではなく、広告グループ分けや広告文を考える際にも役立つのでおすすめです。

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