特殊清掃業でリスティング広告を使って集客を考える場合、まず第一に重要なのがキーワード選定です。
どのキーワードを選んで広告を出稿するかによって、結果が大きく変わってきます。
また関連するキーワードでも、キーワードによっては広告を表示させないよう除外キーワードとして登録する必要もあります。
今回は、「特殊清掃」というキーワードの以下の関連キーワード74個について見ていきます。
「特殊清掃」の関連キーワードは、大きく以下の4つに分類できます。
- 特殊清掃の業者を探している検索キーワード
- 特殊清掃のサービス提供者側が検索するキーワード
- 別ジャンルや情報収集をしている検索キーワード
- 「特殊清掃」の地名付きキーワード
業者を探しているキーワードや地名付きのキーワードを、リスティング広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
その他については登録しないか、除外キーワードとして登録します。
特殊清掃の業者を探している検索キーワード
まずは業者を探している検索キーワードについて見ていきます。
「業者」「料金」「費用」「依頼」といったキーワードが付いた組み合わせキーワードは、業者を探している検索キーワードであることがその意味から分かります。
一方で、たとえば「特殊清掃 ゴミ屋敷」というキーワードは業者を探しているのか、それとも他の目的なのか、キーワードを一見しただけでは判断できません。
そういった場合は、Googleの検索結果やサジェストキーワードを見てみると判断のヒントになります。
この検索結果を見ると、まず一番上に業者の広告が4つ並んでいます。
特にその下の自然検索結果に注目してください。
自然検索のほうも上から4つの記事タイトル全てに「業者」というキーワードが含まれています。
Googleは検索ユーザーが求める情報を出すので、「特殊清掃 ゴミ屋敷」というキーワードは業者を探している人が多いキーワードであると判断できます。
特殊清掃のサービス提供者側が検索するキーワード
次は、特殊清掃業に従事している、もしくはこれから特殊清掃業を始めたい、就活中など、サービス提供者側が検索しているキーワードを見てみます。
「求人」「バイト」「洗剤」「道具」といったキーワードはキャンペーン単位ですべて除外キーワードとして登録しておきましょう。
そうすることで、サービス提供者側の人たちが検索した場合に広告を表示させないようにできます。
別ジャンルや情報収集をしている検索キーワード
こちらは特殊清掃には関するキーワードですが、特殊清掃を依頼したいキーワードではないキーワードです。
「マンガ」「ブログ」など、これらのキーワードもすべて除外しておくことで、無駄なクリックを減らすことができ、リスティング広告全体のパフォーマンスが上がります。
「特殊清掃」の地名付きキーワード
最後は地名付きの検索キーワードです。
「特殊清掃」というキーワードに限らず、「水道修理」や「不用品回収」など地域の緊急駆付けサービスの関連キーワードは地名付きで検索されることが多くなっています。
すぐに駆け付けてくれる近くの業者を探しているからです。
ですので、広告表示の対象地域内にあるすべての地域名を組み合わせキーワードとして登録しておきましょう。
地域名は、Google広告やYahoo!広告で指定できる最小レベルの市や区まですべて登録します。
そして広告カスタマイザを使って地区ごとに広告文にその地名が入るようにしておくことも重要です。
まとめ
ここまで見てきたように、「特殊清掃」というキーワードは以下の4つに大きく分類できました。
- 特殊清掃の業者を探している検索キーワード
- 特殊清掃のサービス提供者側が検索するキーワード
- 別ジャンルや情報収集をしている検索キーワード
- 「特殊清掃」の地名付きキーワード
まずは業者を探しているキーワードと、地名付きキーワードを、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
そしてサービス提供者側が検索するキーワードと、別ジャンルや単に情報収集しているキーワードを除外します。
このようにキーワードを分類して適切に登録するだけで、リスティング広告のパフォーマンスを上げることができます。
一つ注意したいのは、地名付きでも「特殊清掃員 求人 東京」というように、サービス提供者側が検索するキーワードがある点です。
細かい話になりますが、地名付きのキーワードを登録したキャンペーンまたは広告グループには、必ず「求人」関連のキーワードを除外キーワードとして登録しておきましょう。