不用品回収業のリスティング広告集客：キーワード「不用品処分」の分析

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2021.06.152021.06.10

石黒文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

不用品回収業者がリスティング広告を使って効率良く見込み客を集めるためには、まずはキーワード選びをしっかりやっておく必要があります。

一見良さそうなキーワードでも、無駄なクリックが多くなってしまうキーワードがいくつかあるからです。

この記事では「不用品処分」の関連キーワードについて掘り下げて見ていきます。

キーワード選びのコツを具体例で学んで参考にして下さい。

「不用品処分」の関連キーワードは大きく以下の５つに分類することができます。

基本的には上に行くほど重要な検索キーワード、下に行くほど無駄なクリックが増えやすい検索キーワードになります。

それでは上から順に見ていきます。

不用品処分業者を探している検索キーワード

まずは業者を探している人の割合が多い検索キーワードです。

「業者」「相場」「安い」「口コミ」「おすすめ」などが付く場合は、その意味から明らかに業者を探している検索キーワードだと判断できます。

このようなキーワードをまずは登録しておきましょう。

地名付きのキーワードは、基本的に近くの業者を探している検索キーワードです。

しかし、「不用品処分」の場合は、市などの自治体の情報を探している人も一部含まれるので注意が必要です。

例えば「不用品処分神戸市」と検索した場合、自然検索結果の上のほうに神戸市（自治体）の大型ごみに関するページが出てきます。

Googleは、検索した人が必要としている情報を検索キーワードに合わせて出すので、自治体の情報が検索結果の上のほうに来るということは、業者ではなく自治体の情報を探している人が一定数含まれているということになります。

とはいえ、「不用品処分 +地名」の検索キーワードはほとんどが近くの業者を探している人なので、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録しておきましょう。

家具などの対象物や、オフィスなどの場所を指定して検索される場合もあります。

これらのキーワードはイメージしやすいと思うので、自社に必要なキーワードは広告が表示されるよう検索キーワードとして登録し、逆にサービス対象外の場合は広告が表示されないよう除外キーワードとして登録しておきましょう。

引っ越しの際に、不用品が大量に出ることが多いので、引っ越し関連の検索キーワードも見られます。

「サカイ」など引っ越し業者を指定しているキーワードは、広告が表示されないように除外キーワードとして登録しておくのが無難です。

ちなみに、引っ越し関連の検索キーワードで出す場合は、今すぐ何とかしてほしい人が多いと考えられるので、緊急性を訴求した広告文にするのも良い方法です。

これらのキーワードについては、自社のサービス内容に応じて除外キーワードとして登録しておきましょう。

「方法」というのは情報収集中の人なので、緊急性はそれほど高くなかったり、自分でなんとかしたい人の可能性もあります。

「無料」「買取」については、自社のサービス内容と照らし合わせて使うか使わないかを決めると良いでしょう。

以上、「不用品処分」の関連キーワードについて見てきました。

まず業者を探している検索キーワードについてはすべて広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。

「不用品処分」の地名付きの検索キーワードについては自治体の情報を探している人も少し含まれますが、不用品回収業者を探している人がほとんどだと検索結果からも判断できますので、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。

その他については、自社のサービス内容によって、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録するのか、広告が表示されないように除外キーワードとして登録するのかを決めていきましょう。

このように整理しておくことで、リスティング広告を効率よく運用していくことが可能になります。