不用品回収業がリスティング広告で集客し、毎日安定的に仕事を確保するためには、競合よりも効率的に運用する必要があります。
まずはどのキーワードを選んで広告を出すかによって、運用の効率が大きく変わってきます。
見込み客からの問い合わせが入りやすいキーワードと、無駄なクリックが多く発生してしまうキーワードに分かれるからです。
今回は、「引っ越し ゴミ」というキーワードの関連キーワードについて具体的に見ながら、どのようにキーワードを選んでいけばいいのかを解説していきます。
「引っ越し ゴミ」の関連キーワードは、大きく以下の5つに分類できます。
- ゴミ回収業者を探している人の検索キーワード
- 今すぐ引越しゴミを回収してほしい人の検索キーワード
- 大量のゴミで困っている人の検索キーワード
- 回収・処分などの検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
引っ越しの際に出る粗大ゴミについては、業者に依頼したい人だけではなく、役所などの自治体に依頼したいと考えている人も含まれます。
キーワード選びに際しては、この点に注意が必要です。
それでは上から順に見ていきます。
ゴミ回収業者を探している人の検索キーワード
まずは業者に依頼したい人が使う検索キーワードです。
「料金」「業者」「安い」といったキーワードが検索に使われる場合は、通常は業者に依頼したい人がほとんどです。
ただし「引っ越し ゴミ」というキーワードでは、たとえ「料金」などのキーワードが付いていても、粗大ゴミの処理について市などの自治体の情報を目当てに検索している人も一定数いるので、「業者」以外の組み合わせキーワードは無駄なクリックも少し発生しやすくなります。
今すぐ引越しゴミを回収してほしい人の検索キーワード
少ないですが、今すぐ引っ越しゴミを回収してほしい人の検索キーワードもあります。
これらのキーワードは業者に依頼したい人がほとんどなので、駆け付け業務の業者にとってはとても良いキーワードです。
大量のゴミで困っている人の検索キーワード
次はゴミの量が多すぎて困っている人の検索キーワードです。
こちらも役所というよりは業者を探している人の割合が多いキーワードだと考えられます。
例えば「引っ越し ゴミ 料金」と「引っ越し ゴミ 大量」のGoogle検索結果を比較してみると、「引っ越し ゴミ 料金」のほうは自然検索に「名古屋市」のコンテンツが上位に出てきますが、「引っ越し ゴミ 大量」のほうは事業者のコンテンツが出てきます。
回収・処分などの検索キーワード
「処分」「回収」「引き取り」などは同じような意味になりますが、微妙にニュアンスが違ってくるので、それぞれについて実際にGoogleの検索結果を見てみることをおすすめします。
例えばこの中だと、「引っ越し ゴミ 回収」「引っ越し ゴミ 引き取り」の2つが、より業者を探している人の割合が大きいキーワードであることが、Google検索結果から判断できます。
この2つでは、自然検索結果の一番上に業者のリストが並ぶマップが表示されるからです。
地名付き検索キーワード
最後は地名付きの検索キーワードです。
これまで見たとおり、ゴミについては特に自治体の守備範囲が広いので、地名付きのキーワードについても近くの業者ではなく、自分が住んでいる自治体の情報を探している人が一定数含まれることに注意が必要です。
例えば「引っ越し ゴミ 名古屋市」と検索すると、リスティング広告は1つしか出ず、自然検索結果の上の方に名古屋市のコンテンツが来ています。
まとめ
以上、「引っ越し ゴミ」の関連キーワードについて見てきました。
- ゴミ回収業者を探している人の検索キーワード
- 今すぐ引越しゴミを回収してほしい人の検索キーワード
- 大量のゴミで困っている人の検索キーワード
- 回収・処分などの検索キーワード
- 地名付き検索キーワード
引っ越しのゴミといえば粗大ゴミがほとんどで、粗大ゴミは通常自治体が処理するものなので、検索する人たちも業者ではなく自治体の情報を探している人たちが一定数含まれます。
この中では、業者を探している検索キーワードと、地名付き検索キーワードに特に注意が必要です。
業者を探しているように見えるキーワードでも、実は地区の役所の情報を探している人が含まれるからです。
「引っ越し ゴミ」というキーワードの場合は、特にこの点に注意をしながらキーワードを選んでいったり、運用開始後はキーワードごとのパフォーマンスをチェックしていく必要があります。