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【ハチ駆除 集客】雨の日に検索は減るのか?天気×広告の実データ分析

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はじめに

「雨の日は問い合わせの電話が少ない気がする」。ハチ駆除の集客に携わっていると、そんな肌感覚をお持ちの方は多いのではないでしょうか。ただ、それが本当なのか、どれくらいの差なのかを数字で確かめる機会はなかなかありません。

本記事では、関西(大阪・兵庫・奈良)でハチ駆除サービスを展開する、ある駆けつけ業者の広告実データと、各府県の過去の天気データを日単位で突き合わせました。約10万回の広告表示、約200件の問い合わせという規模のデータから、雨と気温が集客数字にどう関係するのかを見ていきます。使ったデータの詳細は、記事末尾にまとめています。

 

 

雨の日、検索需要は約4分の3に減る。大雨なら半分以下

まず広告の表示回数です。表示回数は「その日にハチ駆除関連の検索がどれだけあったか」を映す、いわば需要の入り口の数字です。

雨の日の1日あたり広告表示回数の指数。雨なしの日を100とすると雨の日は74、大雨の日は46

雨なしの日を100とすると、雨の日は74、大雨の日は46。雨の日は検索需要がおよそ4分の3に減り、大雨の日は半分以下まで落ち込んでいました。

ハチは雨の日には活動が鈍ると言われます。人の側も、雨の日は庭仕事や外出が減ります。「ハチが飛んでいない・巣に気づかない」という状況が重なって、検索そのものが減っていると考えられます。

雨の日、窓の外の軒下にハチの巣。室内からスマホで検索する人

 

 

真夏日は「探す人」が約1.6倍、問い合わせ率も5.3%→6.5%に上がる

次に暑さです。最高気温30度以上の真夏日は、表示回数が30度未満の日の約1.6倍(指数164)に増えていました。さらに、クリックした人がどれだけ問い合わせに至ったか(問い合わせ率)も上がります。

問い合わせ率の比較。雨なし5.5%に対し雨の日5.0%。30度未満5.3%に対し真夏日6.5%

真夏日の問い合わせ率は6.5%で、30度未満の日の5.3%より1.2ポイント高い数字でした。暑い日は探す人が増えたうえで、その人たちの行動率も上がる。ハチ駆除にとって最大の需要日と言えそうです。

一方、雨の日の問い合わせ率は5.0%で、雨なしの日の5.5%とくらべて0.5ポイント低いだけでした。雨で探す人の数は減るものの、探している人の本気度はあまり変わらない、という読み方ができます。

ひとつ補足があります。今回のデータは5月〜6月という、夏に向かう時期のものです。まだ真夏日が珍しい時期に急に暑い日が現れたことで、ハチの活動が一気に高まったという面があると考えられます。真夏日が続く盛夏や、涼しくなっていく秋口では、暑さと需要の関係は違う形になる可能性があります。

 

 

気温が急に上がった日、問い合わせは2倍超

気温の「絶対値」だけでなく「変化」も見てみました。前日から最高気温が2度以上動いた日を、急に上がった日・急に下がった日として比べたものです。

気温が急に動いた日の比較。急に下がった日を100とすると急に上がった日は表示回数173、問い合わせ数210

急に下がった日を100とすると、急に上がった日は表示回数で173、1日あたりの問い合わせ数では210。問い合わせは2倍を超えていました。

気温の急上昇はハチの活動を活発にすると考えられます。「昨日までいなかった場所でハチを見かけた」「急に巣が目についた」という体験が、検索と問い合わせの両方を押し上げている可能性があります。

 

 

雨の日の落ち方は地域で違う——大阪府83、兵庫県65

雨の影響を府県別に見ると、こうなりました。

雨の日の広告表示回数の指数。大阪府83、兵庫県65、奈良県37(参考)

大阪府は83、兵庫県は65。都市部の大阪は雨の影響が比較的小さく、兵庫はより大きく落ちる結果でした。奈良県は37とさらに大きく見えますが、問い合わせ件数が少ない地域のため、この数字は参考程度に見るのが妥当です。

 

 

数字の裏取り——気温と表示回数は+0.36、降水量とは-0.25の相関

最後に、日ごとの数字の連動を相関係数で確かめました。相関係数は2つの数字の連動の強さを-1〜+1で表す指標で、0から離れるほど関係が強いことを示します。

  • 最高気温と表示回数: +0.36(プラス。気温が高い日ほど検索が多い傾向)
  • 最高気温と問い合わせ数: +0.24(こちらも弱めのプラス)
  • 降水量と表示回数: -0.25(マイナス。雨が多い日ほど検索が減る)

棒グラフで見た傾向が、相関係数でも裏付けられた形です。ただし繰り返しになりますが、これは夏に向かう5〜6月・51日分のデータで確認した相関であり、天気だけが原因とは断定できません。曜日や報道など、他の要因が重なっている可能性も残ります。季節が進んでも同じ関係が続くかは、分けて考える必要があります。

 

 

まとめ — 雨は約4分の3、真夏日は約1.6倍、気温急上昇で問い合わせ2倍超

関西のハチ駆除広告データと天気データの突き合わせから、次のことが見えてきました。

  • 雨の日は検索需要が雨なしの日の約4分の3に減り、大雨では半分以下になる
  • 一方で雨の日の問い合わせ率の低下はわずか(5.5%→5.0%)で、探している人の本気度は保たれている
  • 真夏日は探す人が約1.6倍に増え、問い合わせ率も5.3%→6.5%に上がる、最大の需要日である
  • 前日から気温が急に上がった日は、急に下がった日とくらべて問い合わせ数が2倍超になる
  • 雨の日の需要減は地域でも差があり、大阪より兵庫の方が大きく落ちる

なお、ここで挙げた傾向はいずれも夏に向かう5〜6月のものです。真夏日が当たり前になる盛夏では、暑さと需要の関係が違う形になる可能性があります。

日々の数字の上下を見るとき、その裏で天気がどれだけ動いているかを知っておくと、変化の原因を切り分ける材料になります。「表示や問い合わせが減った日」の裏で、天気が同じ方向に動いていたと確認できるケースがある、というのが今回のデータから見えてきたことです。

当社では、このような実データに基づいたリスティング広告の運用改善を行っています。ハチ駆除をはじめとした駆けつけサービスの広告運用でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 

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※ 今回分析したデータについて

  • 対象: 関西のハチ駆除サービスのリスティング広告実データ(Google広告・Yahoo!広告の合算)
  • 期間: 2026年5月1日〜6月25日のうち、配信のあった51日分
  • 規模: 約10万回の広告表示、約4,000回のクリック、約200件の問い合わせ
  • 天気: 大阪・兵庫・奈良それぞれの日別の降水量と最高気温。府県×日の単位で広告数字と結合
  • キャンペーンを止めていた時間帯の影響は、稼働時間ベースの補正で取り除いて比較しています

なお、この分析はあくまで相関(同時に起きている関係)の確認です。天気が原因だと断定するものではありません。

本サイトの執筆・監修者

石黒 文康

石黒 文康

15年以上、リスティング広告を中心にネット集客に携わる。「顧客の成功が、自分たちの成功につながる」を信条に、スタッフとともに日々切磋琢磨しています。趣味は、週末のボートルアーフィッシングと平日毎朝のスロージョギング。

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