害虫駆除業者がリスティング広告で良い結果を出すために、まず重要なのがキーワード選定です。
関連がありそうなキーワードをすべて登録していると、思わぬ無駄が発生することがあります。
キーワードを一つずつ見ていって、使えるキーワードと使えないキーワードに分類しておくことで、リスティング広告の費用対効果を上げることができます。
今回は害虫駆除業の中でも特に需要の大きい「シロアリ駆除」の関連キーワードについて見ていきます。
「シロアリ駆除」の関連キーワード一は大きく以下の4つに分類できます。
- 害虫駆除業者を探している検索キーワード
- 地名付きの検索キーワード
- 自分でシロアリ駆除をしたい人の検索キーワード
- その他の検索キーワード
上から2つの業者を探している検索キーワードと、地名付きの検索キーワードを広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
そして、自分でシロアリ駆除をしたい人の検索キーワードや、その他の検索キーワードについては、その組み合わせキーワードを広告が表示されないよう除外キーワードとして登録します。
順番に見ていきます。
害虫駆除業者を探している検索キーワード
まずは、業者を探している人の割合が多いと検索キーワードです。
「業者」「費用」「会社」「相場」「見積もり」といったキーワードが入る場合は、その意味から業者を探している検索キーワードだと判断できます。
このような検索キーワードをまずは広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
一番上の「シロアリ駆除 おすすめ」というキーワードの場合は少し注意が必要です。
おすすめ業者ではなく、自分でシロアリ駆除したい人がおすすめの薬剤を探している場合もあるからです。
実際に「シロアリ駆除 おすすめ」で検索してみると以下のような結果になります。
業者のリスティング広告が上に3つ並んでいて、その下の自然検索を見ると、一番上には駆除剤の記事があり、その下には業者のランキング記事が2つあります。
Googleは検索キーワードごとに検索者が求めている情報を出すので、「シロアリ駆除 おすすめ」というキーワードの場合は、自分でシロアリ駆除をしたいひとも一定数含まれていることが分かります。
地名付きの検索キーワード
次に地名付きの検索キーワードです。
地名付きの検索キーワードは、ほぼすべての人たちが近くのシロアリ駆除業者を探しているので、広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
ただし、地名付きの検索キーワードでは、求人情報を探している人も少しだけ含まれる可能性があるので、フレーズ一致などで登録する場合は求人関連のキーワードは除外キーワードとして登録しておきましょう。
自分でシロアリ駆除をしたい人の検索キーワード
次に、自分で薬剤などを使ってシロアリ駆除をしたいと考えている人の検索キーワードです。
「薬剤」「自分で」「スプレー」「diy」「タケロック」などを除外キーワードとして登録することで、無駄な広告費を削減することができます。
このようなキーワードを予め除外キーワードとして登録することで、「シロアリ駆除」というフレーズ一致キーワードも使えるようになり、無駄をできるだけ少なくしつつ、機会損失もなくすことができます。
その他の検索キーワード
最後は、情報収集中だったり、まったく別ジャンルの情報を探している人の検索キーワードです。
これらのキーワードについても、組み合わせ部分のキーワードを除外キーワードとして登録しておきましょう。
例えば、「予防」「確定申告」「cm」などの検索キーワードを情報収集として登録します。
まとめ
「シロアリ駆除」の関連キーワードは主に以下の4つに分類できます。
- 害虫駆除業者を探している検索キーワード
- 地名付きの検索キーワード
- 自分でシロアリ駆除をしたい人の検索キーワード
- その他の検索キーワード
これまで見たとおり、業者を探している検索キーワードと、地名付き検索キーワードを広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
そして、この2つの分類から漏れた検索キーワードでも広告を表示させるために、「シロアリ駆除」という検索キーワードをフレーズ一致で登録します。
「シロアリ駆除」というキーワードをフレーズ一致で登録すると、下2つに分類した検索キーワードでも広告が表示されてしまうので、それらの組み合わせキーワードを除外キーワードとして設定しておく必要があります。
このような基本的な流れを踏むことで、どんな検索キーワードでも無駄なクリックをなくしつつ、最大限のクリックを集めることができるようになります。