リノベーション賃貸の検索結果とリスティング広告分析

検索結果とリスティング広告の事例
この記事を書いた人
石黒 文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

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この記事では、「リノベーション 賃貸 名古屋」とGoogleで検索した場合に出てくる自然検索の結果と、リスティング広告の広告文の実際の事例を分析していきます。

リノベーションや賃貸と言う市場では、リスティング広告の広告文をどのように工夫すればいいのか?という疑問に具体的に答える内容となっています。

例えば以下の項目について、具体的に学べる内容となっています。

  • この10年で検索数が大幅に伸びた「リノベーション賃貸」
  • 地元の賃貸業者と大手業者の訴求ポイントの違い
  • 除外キーワードが設定されていなくて無駄に表示されてしまう広告文
  • 説明的な表現と感情に訴える表現の違い

「リノベーション賃貸 名古屋」の検索結果分析

それではまずは、広告文分析の前に、自然検索の結果を一通りすべて見て、気になるキーワードをピックアップして見ていきたいと思います。

こちらが自然検索の結果です。

リノベーション賃貸関連ワード

  • デザイナーズ
  • リノベーション「専門賃貸」
  • 賃貸デザイナーズマンション
  • リフォーム済み

まず「デザイナーズ」というキーワードが検索結果にいくつか見られました。リノベーションとデザイナーズと言うのは関連が深いことがわかります。

ちなみにGoogleトレンドを見てみると「デザイナーズ賃貸」と「リノベーション賃貸」は今は同程度の検索数になっています。リノベーション物件を賃貸できるという認知や市場が10年ほど前から急激に伸びてきた事がわかります。

地元の賃貸業者のキャッチコピー

  • 独自の視点
  • セレクト
  • こだわりの賃貸物件
  • 専門的に
  • 発掘サイト
  • 実際に足を運び
  • 物件を星の数で評価
  • ワクワクする賃貸
  • 賃貸物件を1件1件取材
  • リノベーション賃貸物件特集
  • 今まで見た事のない斬新さを追求した

地元の賃貸業者のキャッチコピーをまとめてみました。

「独自の視点」「こだわり」「発掘」「実際に足を運び」「1件1件取材」といったキーワードを見ていくと、地元の賃貸業者が大手との差別化を図るために、手間を掛けて自分の目や足を使い、人や会社の個性を活かしてリノベーションの賃貸物件を探して紹介していることが伝わるような内容となっています。

大手賃貸業者のキャッチコピー

  • 絞り込んだ
  • 検索結果一覧
  • 豊富な情報量
  • 日本最大級の豊富な賃貸物件から
  • 設備や建材がほぼ新品に近い状態でお手頃

こちらは大手賃貸業者のリノベーション関連キャッチコピーになります。

リノベーション特有の関連表現というのは特に見られず、大量のデータから絞り込んだ効率的で網羅的な物件探しができることを伝えるような内容となっています。

「設備や建材がほぼ新品」というのもリノベーションというよりはリフォームのキャッチコピーという感じがします。

リノベーション賃貸の分野では地域の個性的な賃貸業者が工夫しながら大手と戦っている状況であることがこの検索結果からも見て取れます。

条件や特典など

  • ふたり暮らし
  • ひとり暮らし
  • 愛知
  • 名古屋
  • 現金もれなく5万円

金額やその他条件に関する具体的な記述は、他の地域密着系サービスと比較して検索結果にあまり表示されませんでした。

社名(固有名詞)

  • グッドルーム
  • SUUMO
  • レトロプラス
  • ホシみっつ不動産
  • 住まい研究所
  • HOME’S
  • ライフルホームズ
  • 賃貸スタイル
  • RENO-SYS(リノシス)
  • アットホーム
  • スモッカ

一方で、社名やサイト名は地元業者から大手まで多く表示されました。

他のキーワードでの検索結果で見られるような、店舗マップ・ブログの口コミ記事・比較サイトなどが検索結果1ページ目には見られませんでした。

その分、これらの社名やサイト名の固有名詞が多くなったと考えられます。

「リノベーション 賃貸 名古屋」の広告文7つを分析

それでは広告文のほうを一番上から分析していきます。

除外キーワードが設定されておらず無駄に表示されてしまっている広告文

こちらが一番上に表示された広告文です。

見て分かる通り、リノベーションの賃貸ではなく、リノベーションの施工をする業者の広告文となってしまっています。

おそらく「リノベーション 名古屋」というキーワードでこの広告文を登録しており、「賃貸」というキーワードを除外キーワードとして登録していないが原因です。

Googleのキーワードプランナーを使えば分かりますが「リノベーション 賃貸」というのかなりの検索ニーズがあるキーワードなので、リノベーション施工がメインのサイトの場合は「賃貸」というワードを必ず除外する必要があります。

こちらの「キーワード選びの基本の記事」も見ていただくと基本がよく分かります。

検索ニーズに合っていないのにこのようにTOPに表示されているので、クリック単価も高く設定されていて無駄の多い広告だと思われます。

タイトル文は惜しいけど賃貸探しの人によく伝わる広告文

こちらは2番めに表示された広告文です。

「リノベーション」については下のサイトリンクにしか表示がないので少しもったいない気がする広告文です。

上のGoogleトレンドの結果でも見たように「デザイナーズ賃貸」と「リノベーション賃貸」というのは同程度の検索ボリュームがあるので、一番目立つ広告文のタイトルには「リノベーション」を使って、リノベーション物件特集のページに直接リンクさせたほうが良さそうです。

具体的な作業としては、リノベーションとデザイナーズのキーワード群でそれぞれ広告グループを分けて、広告文もそれぞれに作成して運用することになります。

「飛び込み来店大歓迎」「即入居物件も多数」「空室状況は随時変わります」といった表現や、「ホシみっつ不動産」というキャッチーなサイト名はよく工夫されていて、今賃貸を探している人によく伝わるレベルの高い広告文だと個人的には感じます。

限られたも文字数で特徴を良く出せている広告文

3番目に表示されて文字数が限られている中で、「駅近」「お洒落」「子育て世代」「リノベ専門店」「月10万円以下」といった具体的なキーワードが効率よく並んでおり、全体的にサービスの特徴をよく出せている広告文です。

欲を言えば、「駅近物件」という言葉で賃貸であることはある程度伝わりますが、やはり「賃貸」というキーワードをタイトルに含めたほうが良さそうです。

自然検索結果の下に表示された2つの広告文

それでは自然検索の下に表示された2つの広告文についても見ていきます。

感情に訴える表現を入れるともっと読みやすく変わりそうな広告文

こちらの広告文は、上のURLのところと黒文字の説明文のところに「リノベ賃貸」「リノベーション賃貸」とあり、タイトル文ではあえてリノベーションではなくデザイナーズという言葉を使っているようですが、こちらも検索ボリュームが同程度であることを考えるとタイトルにもリノベーションを使ったほうが良さそうです。

独身をターゲットにするのであれば、たとえば「広めのワンルーム」「無垢のフローリング」「ペット可」などの具体的なキーワードを使ってみると面白そうです。

また、全体的にビジネス用語というか少し固めの表現が多いので「独身生活を満喫できる」「一人の時間をもっと楽しめる」といった感情に訴えるような表現も入れると広告文の読みやすさや印象が変わりそうです。

シンプルすぎる電話帳のような広告文

こちらは例えるなら昔の電話帳の表記のようにシンプルすぎて、他の広告文と比べられるリスティング広告では、特徴がなさすぎてクリックされにくい広告文となってしまっています。

例えば、上に書いた自然検索でピックアップした地元業者のキャッチコピーキーワードを参考にして自社のサービスの特徴を伝えるような文章を加えると訴求力が一気に高まりそうです。

「御器所」というキーワードはピンポイントな地名で効果的だと思います。

関連キーワード

それでは検索結果の最後に表示される関連キーワードについてもいくつか見ていきたいと思います。

こちらは「リノベーション 賃貸 名古屋」と検索した人たちが、検索後におそらくこんなキーワードで検索するだろうというGoogleが予測したキーワードになります。

  • 事務所

おしゃれなリノベーション事務所の賃貸需要があることもわかります。このニーズに特化して事務所物件を集めたページを作ってサイトリンク表示オプションで訴求するのも良さそうです。

  • ロフト
  • ルーフバルコニー

ロフトやルーフバルコニーといった、デザイナーズ賃貸でも人気のキーワードが見られます。おしゃれな生活を楽しみたい人が好むワードなので「ロフト付きやルーフバルコニーのある物件も」といった広告文を説明文のスペースがあれば加えてみても良いでしょう。

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