プログラミングスクールのリスティング広告事例、検索ニーズと広告文分析

検索結果とリスティング広告の事例
この記事を書いた人
石黒 文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

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今回は「プログラミング 独学」というキーワードでGoogle検索した場合に出てくる広告文を分析していきたいと思います。

「独学」で身につけたいという検索ニーズがあり、オンラインスクールでも人気ジャンルのプログラミング学習。

効率的な学習、挫折の不安解消などが特に重視される「プログラミング 独学」という検索キーワードには具体的にどんな広告文がマッチしているのか?という疑問に検索結果の実例を見ながら答えていきます。

以下の項目について検索結果の実例を見ながら学べる内容となっています。

  • まずは自然検索の結果から検索ユーザーの特徴とニーズを知る
  • 多様なビジネスモデルで競い合うプログラミングスクール
  • 「独自」という表現をもっと具体的にすると伝わりやすい
  • ズレているように見えても実はマッチしている広告文

この記事は、約15年間リスティング広告を専門としてネット集客に携わり、中小企業診断士の資格を持つ石黒 文康がお届けします。

自然検索の結果にはリスティング広告文のヒントが散りばめられている

それでは今日も、Googleで「プログラミング 独学」と検索して、実際に表示されるリスティング広告の広告文を見ていきたいと思いますが、その前にまず、検索者のニーズがより現れていると考えられる自然検索の結果から見ていきます

 Googleは、検索キーワードごとに、その検索した人がどんなニーズを持っているかをAIで予測し、検索者が求める最適な情報を自然検索に表示させる仕組みとなっているからです。

自然検索の結果を見ると、その検索者がどんな人達か、そしてどんなニーズをもっているかを知ることができます。

以上が「プログラミング 独学」の自然検索の結果です。

まずは、自然検索で目立つキーワードを挙げていきます。

自然検索結果のネガティブ系ワード

まずネガティブワードとしてはこのようなキーワードが見られました。

「入門者、初心者、未経験者」などが、プログラミングを基礎から学びたいというニーズが見て取れます。

  • 無理
  • 入門者
  • 入門
  • 初心者
  • 基礎
  • 未経験者
  • 挫折
  • 挫折率

そして独学は「無理」とか「挫折」とかかなりネガティブなワードが並んでいることがわかります。

初心者がプログラミングを独学で学んでいくのは無理があって、挫折することも多いといった感情を持っている人が多いと想像できます。

ポジティブ系ワード

次に、どちらかと言うとポジティブに分類されるキーワードを見ていきたいと思います。

ネガティブ系ワードのニーズや不安に対して、どのような解決策を求めているのかがある程度分かります。

  • 習得
  • 勉強する方法
  • 効率的に学べる
  • 勉強法
  • 学習方法
  • 可能
  • スクール
  • 学習サイト
  • 面白そう

全体的に、プログラミングを効率的に学べる学習法にニーズがあることがわかります。

また、「スクール」「学習サイト」といったワードからは、自分で本を読んでまさに独学といった感じで一人で学ぶというよりは、オンライン型のスクールや学習サイトも求められていることがある程度想像できます。

固有名詞

次に固有名詞を見ていきたいと思います。

  • HTML
  • CSS
  • PHP
  • Java
  • progate
  • ミニツク
  • Khan Academy

「HTML、PHP」などのプログラミング言語の具体的な名前がでてきます。これらの言語はニーズが高いことが想定できます。

そして「progate、ミニツク」などのプログラミングを学べるWEBサイトの固有名詞も出てきています。

自然検索の結果に、こういったサイトの固有名詞が登場することからも、「プログラミング 独学」と検索する人が、オンラインで学べる学習サイトを探していることがわかります。

それでは、「プログラミング 独学」と検索した検索ユーザーのユーザー像とニーズがある程度想像できたところで、リスティング広告の実際の広告文を見ていきたいと思います。

多様なビジネスモデルで競い合うプログラミングスクール

それでは検索結果に出てきた広告文を上から見ていきたいと思います。

検索者のニーズと不安に訴えかけ、具体的な表現も素晴らしい広告文

まず一番上に表示された広告がこちらになります。

まずタイトル部分には、「自宅で勉強」ができる「オンライン」を使った講座ということが伝わります。

「最短4週間でエンジニアに」なれる、「現役のプロのパーソナルメンター」が「チャット学習でサポート」と具体的で、効率的に学びたい検索者のニーズに直接訴えかける表現が盛り沢山です。

検索者の多くが持つと想定される挫折という不安にも、「挫折しない」プログラミング学習法を「説明会」というかたちの無料動画で学べます。

そして「特典」があって成約に結びつけるようなビジネスモデルです。

実績は「500社/25,000人」とこちらも具体的に数字で表現されています。

全体的に、検索者のニーズによくマッチしており、表現が具体的かつ特徴があってムダもなく、とても良い広告文だと感じます。

「独自」という表現をもっと具体的にすると伝わりやすい

次の広告文を見ていきたいと思います。

こちらも全体的には検索ニーズとマッチした広告文です。

まず未経験からということで初心者向けということがわかります。

そして「最後までしっかりやりきれる」ということで挫折しないよう勉強に工夫がされていることが伝わります。

また、「Webデザイナー、Webアプリ、人工知能」などプログラミング関連の 具体的な 職種や用途についても書いてあります。

しかし、先程見た一番上の広告文と比べると、「独自の学習法」が、実際にどのように効率的だったり、挫折を防いでくれるのかということが書いてないので伝わりません。

「独自」という言葉は便利ですが、リスティング広告の広告文ではこのワードは使うよりも、どう独自なのかを具体的に書いたほうが、他の広告文との比較でその独自さが伝わります。

ズレているように見えても実はマッチしている広告文

次の広告を見ていきたいと思います。

こちらは独学ではなくスクールで通ってプログラミングを学ぶというコンセプトの広告文です。

しかし、「無料」のスクールでここが面白いところです。

そもそも「独学」というのは、その言葉の裏にできるだけ費用をかけないでプログラミング学びたいというニーズがあると考えられますので、スクールなのに無料というのは、その意味でニーズにマッチしており、なおかつ無料スクールというんは常識はずれでインパクトのある広告文(顧客体験)となっています。

結局は稼ぐために学ぶわけなので、無料で学べて就職先まで紹介してくれるというのは、検索者にとってニーズにマッチした面白いサービスです。

「【 20代限定 】」という表現もとても良いと思います。「プログラミング 独学」というキーワードを検索する人は20代が特に多く、これを書いたからと言ってクリック数が減ることはなく、むしろ自分のことだという気になってクリック率が上がると考えられるからです。

こちらの広告文は三番目に表示されていることもあり、広告文の表示面積は小さいですが、少ない文字数でその特徴を大いに表現しており、 引きの強い広告文となっています。

このように、キーワードのニーズからずれていても(「独学」というキーワードに「スクール」で訴求)、顧客体験が潜在的なニーズにマッチしている場合は積極的に広告を出してみるのもアリです。

こちらも潜在ニーズにマッチして面白い広告文の例

次に四つ目の広告文を見ていきたいと思います。

こちらも、「田舎フリーランス養成講座」というインパクトのあるとても面白い広告文となっています。

都市部に住むプログラミングを学びたい人に向けて、田舎の安い土地にあるスクールで、1ヶ月間集中的にプログラミングを学べる場所を提供している事業者であることが分かります。

田舎で学習するということなので、その分受講料も安いことが想像できます。

3番目の広告文とはまた違った方法で、「独学」の潜在ニーズである安く効率的にプログラミングを学びたいというニーズに応えるビジネスモデルとなっています。

また、同じ志を持って田舎という特別な場所で学ぶというのは若い人にとってとても貴重な体験ですので、その特別な体験を伝える表現やコンテンツもあると良いと思います。独学では得られない価値を提供できるからです。

以上4つの広告文を見てきて、特に3番目と4番目の広告文は、検索ニーズにはピッタリマッチしていませんが、潜在ニーズにマッチしつつとても特徴のあるビジネスモデルで、検索者に新たな発見を促すリスティング広告らしい広告だと個人的には感じました。

その意味ではキーワード選択やキーワードの除外というのも、リスティング広告ではとても重要になってきます。

除外キーワードを設定したほうが良さそうな広告文

次は検索結果の一番下の方に表示された広告文を見ていきたいと思います。

こちらは自然検索の後に表示される広告文なので、検索ユーザーからすると自然検索の結果を一通り見た後に表示される内容です。

今、名古屋で検索しています。レゴランドがあることでも有名な愛知県のみで表示されていると思われる広告文です。

「プログラミング 独学」というキーワードは、これまで見てきた情報から考えても、メインのターゲットは20代のプログラミング初心者で、子供向けではないと想像できます。

それを前提に考えて広告文を読むとミスマッチだと感じます。

まず「レゴ」というキーワード自体が子供向けですし、子供向けのプログラミング教室で、母親に対して語りかけている文章となっています。

子供にプログラミングを学ばせたい母親が「プログラミング 独学」と検索するのは想像しがたいですね。

どのようなキーワードでこの広告文を登録していたのかはわかりませんが、おそらく単に「プログラミング」とか「プログラミング教室」というキーワードを部分一致で登録していたと考えられます。

 Google 広告の管理画面では広告文が表示された際のキーワードを確認することができます。この場合は「独学」というキーワードを除外キーワードに設定したほうが効率的だと考えられます。

関連キーワードから広告表示オプションやキーワードのアイデア

では最後に関連キーワードの方も見ていきたいと思います。

面白いキーワードとしては以下の4つが挙げられます。

  • ゲーム
  • 稼ぐ
  • マナブ
  • 子供

まず「ゲーム」というキーワードに関しては、その検索結果を見れば分かりますが、ゲームを作るプログラマーになりたいという人が検索するキーワードになります。

プログラミングを独学で身につけたい人の中にはゲームクリエイターになりたい気持ちが強いひとが一定数いることが分かるので、例えば ゲームクリエイターになれた事例の記事コンテンツを作成してサイトリンク表示オプションでリンクさせても良いでしょう。

次に、「稼ぐ」「マナブ」というキーワードがあります。

このマナブという人は20代の有名なブロガーで、プログラミングを学んで稼ぐことを勧めているブログ記事を書いている人です。

今回の自然検索の結果にも彼のブログ記事が表示されています。

4つ目ですが、「子供」というキーワードがでてきます。

最後に表示された広告に関連し、「プログラミング 独学」という検索キーワードでは広告文を表示したくないが、「プログラミング 独学 子供」では表示させたいと場合どのように設定すれば良いかを考えてみます。

まず、「プログラミング 独学」で表示された広告グループを見つけ出して「独学」を除外キーワードとして設定します。

そして、その広告グループをコピーし、すべてのキーワードを削除して「プログラミング 独学 子供」というキーワードを絞り込み部分一致で登録しておけば良いでしょう。

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