不用品回収のリスティング広告運用で、まず大事になってくるのが”どのキーワードを選ぶか”という点です。
キーワードには広告が表示されるよう設定する検索キーワードと、広告が表示されないように設定する除外キーワードの2つに分かれます。
必要なキーワードと不要なキーワードを見極めて、運用結果を改善するコツをこの記事でお伝えします。
今回は、不用品回収の中でも特に問題が根深く大きな仕事になりやすい「ゴミ屋敷」関連のキーワードを88個取り上げて分析していきます。
「ゴミ屋敷」関連のキーワードは下のように大きく4つに分類できます。
- 業者を探しているキーワード(登録)
- 地名付きキーワード(登録)
- 興味本位で検索しているキーワード(除外)
- 全く関係のないキーワード(除外)
基本的に上の2つに分類されるキーワードを検索キーワードとして登録し、下の2つは広告が表示されないように除外キーワードとして設定していきます。
ゴミ屋敷の清掃業者を探している検索キーワード一覧
それではまずは「ゴミ屋敷」と組み合わせて検索されるキーワードの中で、検索ユーザーが業者を探していると判断できるキーワードについて見ていきます。
「業者」「費用」「口コミ」「見積もり」といったキーワードが付く場合は業者を探しているキーワードになります。
太字の部分については少し判断に迷うので、実際の検索結果などを元に判断していきます。
まずは「ゴミ屋敷 片付け」のGoogle検索結果を見てみます。
こちらは広告が4つならんで下に業者一覧のマップが表示されるので業者を探しているキーワードであると判断できます。
Googleは検索ユーザーの要望に合わせて検索結果を変えているからです。
次に「ゴミ屋敷 掃除」のGoogle検索結果を見てみます。
こちらはマップは表示されませんでしたが、広告の下の自然検索結果の方を見ると、業者関連のコンテンツが並んでいます。
「ゴミ屋敷 掃除」については自分で掃除したい人も少し含まれそうですが、今回は業者を探しているキーワードとして分類しました。
地名付き検索キーワードも登録する
地名付きの検索キーワードは、その地域の業者を探しているキーワードになるのでこれらのキーワードについても広告が表示されるよう検索キーワードとして登録します。
地名付きキーワードは検索数自体は減りますが、比較的クリック単価が安くコンバージョン率も高くなる傾向があります。
ゴミ屋敷について興味本位で検索しているキーワード
「女性」「ブログ」「画像」といったキーワードが付くと、ゴミ屋敷を何とかしてほしい人ではなく、ゴミ屋敷ってどんな感じなんだろうと興味本位で検索している人が多くなります。
ですからこのようなキーワードは除外しておく必要があります。
ゴミ屋敷の清掃サービスとは全く関係のないキーワード
ゴミ屋敷の清掃サービスとは全く関係のない検索キーワードもあります。
たとえば「ゴミ屋敷とトイプードルと私」というのは漫画のタイトルになります。
また、「ゴミ屋敷 売却」というのは不用品回収業者ではなく不動産業者を探しているキーワードになるのでこれらも除外したほうが良いでしょう。
その他注意すべきキーワード
その他、「ゴミ屋敷」関連で注意したいのが以下のキーワードになります。
「引っ越し」というキーワードは不用品回収業者ではなく、不用品回収をしてくれる引越し業者を探しているキーワードの可能性があります。
ゴミ屋敷を引っ越しのタイミングで何とかしてほしいという人も含まれるでしょうから、その意味では検索キーワードとして登録しても良いのですが、もし登録する場合は単価を低めにしたほうが良いと思います。
「ゴミ屋敷 片付け方」というキーワードは、上で見た「ゴミ屋敷 片付け」と一文字違いですが、こちらの場合は自分で何とかしたい人が検索しているキーワードであることが検索結果を見ると分かります。
一番上に広告が表示されず、自分でゴミ屋敷を片付けるときの手順などが詳しく書かれた記事が並んでいます。
「ゴミ屋敷 片付け」のGoogle検索結果とは大違いですね。
「相談」「撤去」というのは、検索結果を見ると分かりますが、近くのゴミ屋敷の問題を行政に何とかして欲しい人が検索するキーワードであることがわかります。
意味は似ているようでもちょっとした使われ方の違いで検索結果も大きく変わるので、キーワード選びで少しでも判断に迷った場合は検索結果を見てみることをおすすめします。
まとめ
「ゴミ屋敷」というキーワードは、不用品回収の中でも大きな仕事になりやすいキーワードになりますが、これまで見てきたように、興味本位の人が検索しているだけだったり、漫画の名前だったり、行政を探している人が含まれていたりします。
これらの不要なキーワードを除外キーワードとして登録しておくことで、リスティング広告の運用結果を改善できます。
そのためには、キーワードをしっかり一つずつ見て、少しでも判断に迷った場合は検索結果やサジェストキーワードを見て判断していきましょう。