オリジナルグッズ販売ネット集客のヒント。「オリジナルTシャツ」のGoogle検索結果分析とリスティング広告ケーススタディー

広告文のケーススタディー
この記事を書いた人
石黒 文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

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この記事では、オリジナルグッズのネット集客でリスティング広告を行う場合、その広告文をどのように工夫すればいいのか?といった疑問に答えます。

今回は、オリジナルグッズの中でも市場規模の大きくライバルも多い「オリジナルTシャツ」という検索キーワードのGoogleでの検索結果の1ページ目を上から順に見ていき、主に以下のような項目について具体的に学べる内容となっています。

  • アプリを使った効率的なビジネスモデル VS 柔軟性を持つ人的なサービス
  • 店舗誘導が目的の広告文とWEB販売を目的とした広告文
  • マップが検索結果に出る場合の広告文の作り方や地域設定について

この記事は、約15年間リスティング広告を専門としてネット集客に携わり、中小企業診断士の資格を持つ石黒 文康がお届けします。

上位4つの広告文を、2つずつそれぞれ対象的に分析

まずは上に並んでいる四つの広告について分析してみます。

WEBアプリの効率性か、人的で融通の効くサービスか

上2つに出てきた広告文は以下のとおりです。

1つ目と2つ目の広告文

まず最初に出てくる広告(TMIX)ですが、こちらはオリジナル T シャツをウェブ上でデザインできる点を広告文のタイトルで訴求しています。

最小ロットが1枚からで、しかも送料無料、業界最速発送とあります。デザインから発送までほぼ自動化されており、WEBアプリを使ってデザイン製作から発送までとても効率の良い運用の仕組みを構築していると想像できます。

そして【】で囲われてる利用実績日本一という文言は信頼感を醸し出すことができています。

下の2番めの広告と比べると枚数や値段などの具体的な数字は使っていませんが、ビジネスモデル自体に特徴があって差別化されているので結果的に強い広告となっています。

二つ目の広告ですが「激安」「100枚なら1枚¥730~」という安さを強調する広告文タイトルとなっています。

大ロット100枚単位の T シャツを安く作りたいというニーズにはこちらがあっていそうです。

「専門スタッフが対応」 とも書いてあります。

大ロットでそれなりの金額が発生する場合、購入者は電話などで素材や印刷品質などについて担当者に色々聞いてみたいという気持ちにもなりやすいので、そういった不安払拭のニーズにもスタッフが個別に対応してくれると安心です。

場合によっては値段交渉などにも対応しやすいのが人的サービスです。また、分納などイレギュラーな配送にも融通を効かせやすい面があります。

広告文をみるだけでもどのようなビジネスモデルで各社がしのぎを削っているのかが分かります。

店舗かWEBサイト、どちらへ誘導したいか

次に3つ目と4つ目の広告文を見てみます。

この2つもビジネスモデルが対照的です。

3つ目と4つ目の広告文

3つ目の広告文は、「オープンから会員3000人突破」とあって何か勢いのある新しいことをしてるんじゃないかと思わせるようなタイトルとなっていますが、説明文の方を見ると近くの店舗で事前に品質を確認できるとあります。

元々店舗を中心にビジネスしていてウェブサイトをオープンさせたで、そのウェブサイトからの申し込みが5ヶ月で3000人突破のではないかと想像できます。

タイトルで勢いを感じさせつつ、店舗ならではの品質を確かめられる安心感を訴求し、店舗への誘導を目的とした広告となっています。

そして4つ目の広告は、「激安1枚60円」という目を疑うような書き方がされていますが、しかし説明文の方を見るとプリント代が1枚60円~なので、別途 T シャツ代が必要なんだな、となります。実際はいくらなんだろうと気になりますね。

そして「お客様の声3000件以上」という実績はなかなか簡単にできることではないので、ウェブサイトでいてみたいという気持ちにさせてくれます。

この広告文は、WEBサイトへ誘導する、クリック率を上げる広告文としてよく工夫されていると感じます。

この2つの広告文を比べると、店舗に誘導したいのか、それともWEBサイトに誘導したいのか、それぞれ目的が違います。対象的に捉えて比較することでヒントが得られますね。

共通点としては、どちらもリピート購入を狙っていることがわかります。3つ目の広告文は会員サービスを、4つ目の広告文は版の永久保存サービスで、リピート購買を促そうとしています。

ライバルひしめくオリジナルTシャツは、新規客の獲得が大変になりますので、リピート購買を促す施策で長期的には差がついてくると考えられます。

マップが検索結果に出ることから予想できる戦い方

次にスクロールしていくとオリジナル T シャツ専門店のマップが表示されます。今は名古屋の昭和区というところで検索していますのでこの近くの店舗が表示されています。

地域によってはオリジナル T シャツ屋さんがないこともあると思いますが、 このようにマップが表示されて実店舗もそれなり存在するということは、もちろん店舗で注文をするというお客さんも多いということになります。

つまり、オリジナル T シャツと検索したユーザーは、ネット専門業者に頼むかそれとも近くの T シャツ屋さんに行って頼むかの選択を迫られることになります。

そして選ばれる側の業者はそれぞれの立場で広告戦略を考えていくことになります。

少なくともGoogleの検索結果にマップが表示されるということは、検索ユーザーがそれを求めていることになります。つまり一定数以上が店舗型の地域サービスを求めていることが分かります。

例えば小規模のネット専門業者の場合で店舗との戦いを避けたいということであれば、こういった店舗のない地域に注力して広告を出す方法が一つ考えられます。

ネット専業の大手であれば、店舗にはできないデジタルやクラウドならではの利便性を強化したサービスにより強化して、店舗販売からのシェアを取っていく戦略が考えられます。

店舗を持つ地域密着の事業者がネットで広告を出すとなると、地域を絞ったキャンペーンで地域名を広告文に書いて、地元の安心感を訴求した広告文で出稿するのがセオリーとなります。

自然検索の結果はすべて業者のWEBサイト

それではその下にある自然検索の結果を見ていきます。

自然検索の結果はその全てがオリジナル T シャツの制作会社またはサービスです。

ユニクロもありますがこちらは1枚自分のお気に入りの T シャツを作るといった用途のようです。

いずれにしても自然検索の結果がすべて業者のサイトがでてきます。

ここからもライバルが多い業種ということが分かります。

それぞれの主な訴求ポイントとしては、価格訴求、1枚から作成、 Webで簡単デザイン、業界イチの実績、納期訴求、地元業者などが見られます。

自然検索の最後のところで土日営業をしている業者さんがあります。リスティングのテクニックとしては、土日だけに絞って広告を出稿することもできます。

この業者さんのように土日営業が強みであれば、地域と時間帯を絞って、「本日営業中、ご来店お待ちしてます」といった広告文を出してみるのもありかもしれません。

地域名は県名よりも市の名前を

その下にある二つの広告も見ていきます。

まず上の広告ですが愛知でオリジナル T シャツということで、店舗を持ってオリジナル T シャツを製作していることがわかります。

愛知となると広いので、人口が集中している名古屋とそれ以外で分けたキャンペーンを作って、名古屋に表示された場合は名古屋という文字を広告文に含めると、それだけでもパフォーマンスが上がるはずです。

検索キーワードとしても、「愛知 オリジナルTシャツ」と検索する人よりも「名古屋 オリジナルTシャツ」「一宮市 オリジナルTシャツ」といったように県名よりも市の名前のほうが、近くの店を探しているわけですから検索されやすい複合キーワードです。

検索されやすいキーワード=ユーザに分かりやすいキーワードです。自分が地域サービスを探すときのことを考えると分かりやすいと思います。

また、取扱アイテムが国内最大級とありますがここは具体的に数字や商品種類がわかるよう具体的に書いてしまってもいいと思います。

他が品揃えについてあまり訴求していないのでそのポイントを突く戦略もありそうです。

その下の広告はオリジナル T シャツ3分で完成とありますがどうしてそんなに早くできるのかが書いてありません。

おそらくアプリを使って今すぐ自分で作れるということだと思いますが、そういったことも具体的に書くとより伝わりやすいと感じます。

関連キーワード=検索ユーザーのニーズ内訳

最後に関連キーワードを見ていきます

関連キーワードはオリジナル T シャツと検索した人が次にこんなキーワードで検索する可能性が高いということを示しています

ですから、これらの関連キーワードは検索検索した人のニーズの内訳を知るヒントと考えることができます。

まず値段激安とありますのでやはり安いサービスを求めている人が一定層いることがわかります。

また刺繍がしたいというニーズもあることがわかります。刺繍はできないプリントだけという業者の中で刺繍ができるということであれば広告文に刺繍もかと加えるのもありですね。

一番下の「アプリ」というのはWEBアプリではなく、スマホ専用のアプリを検索していると考えられます。

検索やWEBからは少し離れますが、スマホ向けのアプリ開発にチャンスがあることを示しています。

そのアプリを広める方法としては、Google広告のアプリダウンロード広告やInstagram広告が使えます。

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ラスタライズ株式会社
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