貸事務所業者のネット集客に役立つ「オフィス 賃貸 名古屋」の検索結果分析とリスティング広告のケーススタディー

広告文のケーススタディー
この記事を書いた人
石黒 文康

約15年間リスティング広告を中心にネット集客に携わる。中小企業診断士の資格を所持。シンガポールや台北で過ごした経験も。名古屋出身で、今も名古屋在住。ほぼ毎朝、自宅近くの川沿いでスロージョギングしてます。

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今回は「オフィス 賃貸 名古屋」というキーワードでGoogle検索した場合に出てくる広告文を分析していきたいと思います。

B to Bの地域密着型の対面サービスである「オフィス 賃貸」という検索キーワード市場で、リスティング広告の広告文にどんなアイデアが考えられるか?という疑問に検索結果の実例を見ながら答えていきます。

具体的には以下の項目について学べる内容となっています。

  • No1という最上級表現を使った広告文の例
  • デザイン訴求にはイメージ広告とYou Tube広告を
  • 自然検索の結果から見つかる広告文に使える具体的なキーワード
  • 無駄な広告表示の例とそれを防ぐ方法

この記事は、約15年間リスティング広告を専門としてネット集客に携わり、中小企業診断士の資格を持つ石黒 文康がお届けします。

今回も、Googleでの検索結果の1ページ目を上から順に見ていきます。

まずは検索結果TOPに表示された4つのリスティング広告を分析

まずこのキーワードは、「賃貸」というジャンルではありますが、オフィスの賃貸なのでB to Bの分野になります。

大手の賃貸業者が目立つ一般住宅向け賃貸と比べて、貸事務所の場合は地域密着型の専門業者が検索結果に多く出てきます。

最上級表現を使った効果的な広告文

まずはこちらが一番上に表示された広告になります。

「名古屋No1」という文字がタイトルと説明文の最初の方に来ています。

説明文には「名古屋で仲介実績がNo.1」と書かれており、名古屋でオフィスを探している人に、最も実績がある業者であることを印象付けることができます。

このような表現は高い効果が見込めます。

しかし、広告文にNo.1といったいわゆる最上級表現を使う場合は、Google広告の規約上、広告のランディングページに第三者による根拠付けのリンクが必要となります。

また「移転や内装工事のサポート」もしているということで、オフィス賃貸に関わるその他のニーズにもトータルで対応してくれることが伝わります。

そして特徴的なのがサイトリンクの広告表示オプションです。

「10万円以下貸事務所.com」「弁護士税理士貸事務所.com」「名古屋格安・高級物件特集」といったサイトリンク表示オプションが並んでいます。

安い貸事務所や士業に特化した貸事務所の紹介サイトの存在を上手く伝えています。 

タイトルと説明文があまりマッチしていない広告文の例

次の広告も見ていきたいと思います。

検索キーワードの「名古屋、賃貸、オフィス」という三つのキーワードが、最初のタイトル文に含まれていて検索結果にマッチした表現となっています。

しかし説明文のところでは全国10万件のデータベースとあります。

名古屋と書いてあるのに、全国からデータを集めると書いてあると少し違和感を感じてしまいます。多くの物件データを持っているのは伝わりますが、名古屋でオフィスを探している人にとっては全国のデータ数は特に意味がないからです。

この広告の場合、おそらく説明文は全国どこでもすべて同じで、タイトルだけ地域に合わせて地域名を変えた広告文を作っていると考えられます。

全国で10万件のデータを持っている場合、名古屋地区とその周辺ではは5万件から10万件ほどの物件数になると思いますので、例えば(実際に数えてみて)「名古屋地区で6,284件のデータベースから最適な物件が検索可能」と書いてみるなど、この地区だけの数値に絞って超具体的に書くのもありです。

そのほうが流れがスムーズで興味を引きやすくなります。

デザイン訴求するならイメージ広告やYou Tube広告のリマーケティングで

次はオフィスの賃貸ではなく移転と改装をサポートしている業者の広告になります。

オフィス賃貸と検索している人は必ず移転しますし、オフィスの改装も必要になる会社が多いので、検索ニーズとは少しずれてはいますが、検索者の状況に合わせて広告を出していると考えられます。

このように検索ニーズとずれたサービスを宣伝する場合は、タイトルにしっかりとサービス内容を入れないと無駄なクリックが生じやすくなるので注意です。

そしてタイトル文の後半には、「オフィスバコ」というわかりやすいブランド名を書いて印象付けています。

こういった広告はクリックしてすぐに問い合わせを得られる可能性は低いですが、イメージ広告やYou Tubeの動画広告を使った追跡型のリマーケティング広告でサイトへの訪問者に訴求する方法が考えられます。

デザイン性の高さを訴求するにはテキストよりも画像や動画のほうが向いているからです。

ブログとリマーケティングを組み合わせる

次の広告文を見ていきたいと思います。

こちらの広告の場合は、「貸事務所 名古屋」というキーワードでタイトルが構成されています。

細かい話にはなりますが、検索キーワードは「貸事務所」ではなく「オフィス 賃貸」というキーワードなので、できれば2番目の広告文のように検索キーワードをそのまま含めた広告文も用意したいところです。

AIが自動判定するレスポンシブ検索広告の設定で、言い換えた広告文を登録しておくだけです。

そして説明文のほうですが、「名古屋市内」「豊富な物件」「理想のオフィス」といった文言が並んでいますが、これらはもう少し具体的にすると良いでしょう。

例えば、「名古屋市内」というのを「名駅・伏見・栄ほか」といったオフィス需要の高いピンポイントな地名をに変えてみたり、「豊富な」という表現を数字にして、ABテストをしてみても良いですね。

ちなみに「物件ブログを更新中」とありますが、このブログからロングテールのアクセスを多く集められているのであれば、ブログにもリマーケティングタグを設置して集客サイトへの訪問を促すというやり方も考えられます。

自然検索の結果から広告文やキーワードのヒントを得る

それでは自然検索の結果も見てきたいと思います。

すべての自然検索の結果が、貸事務所を行っている業者のウェブサイトになっています。

ブログなどの口コミ、比較サイト、ランキングサイトといった自然検索でおなじみののサイトがなく、しかも大手の業者のサイトもはほとんど見られません。

地元の賃貸業者がずらっと並んでいるのが特徴です。

この検索結果を見ていくと、面白いキーワードとしては、

  • 一棟貸し
  • 貸し倉庫 
  • 貸店舗
  • 伏見 K スクエア
  • グローバルゲート
  • 毎日更新

といったキーワードが挙げられます。

貸事務所の中でも、一棟貸しという非常に大きな売り上げを期待できるキーワード(ニーズ)があることがわかります。

また、「貸し倉庫」「貸し店舗」といった貸し事務所とは違ったB to Bのニーズがあることも分かります。

そして「伏見Kスクエア」「グローバルゲート」といったこの地域で話題のビル名のキーワードもあります。このような具体亭なビルの名前を広告文に使ってみても面白いかもしれませんし、キーワードとして登録するのももちろんありです。

「毎日更新」というキーワードは新たに最新の物件情報が入ってきているのではないかという期待させるキーワードとなりますのでこのようなキーワードも広告文に含めると効果があがるかもしれません。

このように、自然検索の結果というのは検索ユーザーのニーズに最もマッチしたサイトが並ぶので、広告文作成やキーワード選びにも有益な情報となります。

無駄に表示されてしまっている可能性が高い広告文2つ

検索クエリのデータから除外キーワードを設定したほうがいい広告文

それでは、検索結果の最後に表示された二つの広告文についても見ていきたいと思います。

こちらの広告は、オフィス賃貸とは全く関係のない新築分譲マンションの広告文が表示されています。

家を探している人たちを想定し、ターゲットを広めに例えば「賃貸」という部分一致キーワードを登録しているのかもしれません。

その結果、オフィス賃貸に全く関係のないこのような広告が表示されてしまっていると考えられます。

無駄な表示を防ぐ対策として一番確実なのがキーワードの除外設定です。

この場合、まずは「オフィス」「事務所」「倉庫」「店舗」といったビジネス系のキーワードをまずは除外設定する必要があります。

 Google広告の管理画面を見れば、どのようなキーワードで広告が表示されたのか分かるようになっていますので、そういったデータを定期的にチェックして不要なキーワードは除外キーワードとして登録しておく必要があります。

表示地域を絞るか地域名で除外する必要のある広告文

次の広告も見ていきます。

こちらは「名古屋」というキーワードを入れて検索しているにも関わらず、三重県四日市市の賃貸オフィスビルの広告が表示されています。

名古屋と四日市は近鉄で31分で行けるのでそれほど遠くないかもしれませんが、「オフィス 賃貸 名古屋」と検索した人が四日市でオフィスを借りることはないと考えられますので、駅直結の物件とはいえ、この検索キーワードでは名古屋に広告文が表示されないようにしたほうが賢明です。

広告の表示地域から名古屋を外すか、名古屋を表示地域に含めたいのであれば、名古屋に関する地名キーワードを除外設定しておく必要があります。

関連キーワードからコンテンツを作成して広告文に生かす

それでは最後に、検索結果の最後に表示される関連キーワードも見ていきたいと思います。

  • 事務所付き住宅
  • 倉庫付き事務所
  • 事務所可賃貸 

といったキーワードが見られます。

事務所付き住宅や事務所可賃貸というキーワードを見ると、事務所と住宅を併用できる場所を探している人が一定数いることがわかります。

また業種によっては倉庫付き事務所というのも高いニーズがあると考えられます。

このようなニッチなキーワードで絞り込んだコンテンツを作成して、それらのキーワードで出稿した広告からのランディングページにしたり、元の「オフィス 賃貸」といったキーワードで出稿した広告文のサイトリンク表示オプションでリンクさせるのも良い方法です。

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