Google広告のAIを用いた最適化機能7種の要件と推奨値まとめ

 

機械学習は質の高い多くのデータがあると有効に働く

Google広告にはAI(機械学習)を利用して広告を最適化する様々な機能があります。

そうした機能を使うためには、ある一定の条件を満たす必要があったり、推奨値が示されています。

機械学習は質の高い多くのデータがあると有効に働くからです。

たとえば、機械学習を利用したスマート自動入札のひとつ「目標コンバージョン単価」を利用するには、過去30日間に30回以上のコンバージョンを獲得していることがGoogle広告ヘルプで推奨されています。

この記事では、それぞれの機能を使うための要件や推奨値を、Google広告ヘルプなど公式情報を元にまとめています。

クリック数やコンバージョン数は、毎月の予算額にある程度比例するので、予算が少ないとそれらの要件や推奨値をクリアできない場合も出てきます。

逆に言うと毎月の予算に応じて、それぞれの機能ごとの要件や推奨値も踏まえ、そのアカウントに最適な機能を工夫し組み合わせて使っていくことになります。

 

各機能の要件や推奨値

 

データドリブンアトリビューション

データドリブンアトリビューションはアトリビューション分析(ユーザーの購入判断までのプロセスにおいて広告ごとのコンバージョンへの貢献度を測ること)を機械学習に任せてしまう機能です。

データドリブンアトリビューションを使うためには、一般的な目安として、過去30日間にGoogle検索での15,000回以上のクリックと、各コンバージョンアクションに600回以上のコンバージョンが必要となります。

例えば単純に1クリックあたり100円とすると、この機能を使うためには毎月の必要予算が100円✕15000回で、150万円以上必要となります。

そのくらいの予算があればぜひ使っていきたい機能です。

またデータドリブンアトリビューションを使い始めたとしても、アカウントの30日以内のクリック数が10,000回未満、各コンバージョンアクションのコンバージョンが400回未満になると、このモデルを利用できなくなります。

この水準以下にまでデータ量が減少するとアラートが表示され、その後30日間にわたり引き続きデータ量が低い場合、該当のコンバージョンアクションは線形アトリビューションモデルに切り替わります。

【Google広告ヘルプ】データドリブンアトリビューション

 

スマート自動入札

スマート自動入札は入札を機械学習に任せて自動化する機能です。

「目標コンバージョン単価」を使用する前の過去30日間に30回以上、「目標広告費用対効果」の場合は同期間に50回以上のコンバージョンを獲得していることが推奨されます。

予算が少ない場合は、本来の目標である購入や申込みのコンバージョンの途中にマイクロコンバージョンを置いてコンバージョン数を増やせば使えば上記の推奨値をクリアしやすいです。

【Google広告ヘルプ】スマート自動入札について

 

スマートディスプレイキャンペーン

スマートディスプレイキャンペーンは機械学習によってターゲティング・広告作成・入札の3点すべてにおいてトータルな自動化と最適化をディスプレイ広告で行う機能です。

過去30日間に標準のディスプレイキャンペーンを通してディスプレイネットワークで50回以上、検索キャンペーンを通して検索ネットワークで100回以上のコンバージョンを獲得している必要があります。

また、1日の予算が少なくとも、目標コンバージョン単価の2倍必要です。

こちらもクリックではなくコンバージョンが要件となるので、マイクロコンバージョンを使えば少ない予算でも使える機能です。もちろん、マイクロコンバージョンの質をある程度高くする必要もあり、少予算の場合はどこにマイクロコンバージョンを置くかが工夫のしどころです。

【Google広告ヘルプ】スマートディスプレイキャンペーン

 

ディスプレイネットワークでの類似ユーザー機能

ディスプレイネットワークでの類似ユーザー機能は、機械学習を使って既存のユーザーリストの共通点を把握して、共通の関心を持つ顧客を見つけ出します。

基となるユーザーリスト(リマーケティングリスト)に100人以上のユーザーが登録されている。
100~500人以内のユーザーからなる小さなリマーケティングリストでは、類似ユーザーリストが生成されない可能性が高くなります。

【Google広告ヘルプ】ディスプレイネットワークでの類似ユーザー機能について

 

検索向けの類似ユーザー機能

検索向けの類似ユーザー機能は、既存のリマーケティングリストのユーザーと検索行動が似ているユーザーを見つけます

検索向けの類似ユーザーリストは、Cookieが1,000個以上あり、検索行動に十分な類似性があるリマーケティングリストから作成されます。ディスプレイネットワーク向けの類似ユーザー機能よりも条件が厳しく、リストの質と量が求められます。

【Google広告ヘルプ】検索向けの類似ユーザー機能について

 

ショッピングキャンペーン+スマート自動入札

ショッピングキャンペーンで「拡張クリック単価」や「目標広告費用対効果(ROAS)」を使う場合は、商品グループを確認して価格が類似した商品はひとまとめにし、1つの商品グループが週に200件以上のクリックを獲得するようにします。

【Google広告ヘルプ】ショッピング キャンペーンに拡張クリック単価を設定する
【Google広告ヘルプ】ショッピング キャンペーンに目標広告費用対効果(ROAS)を設定する

 

スマートショッピングキャンペーン

スマートショッピングキャンペーンでは、機械学習による高度な自動化と最適化が行われます。

商品情報として登録した画像とテキストをさまざまな組み合わせでテストし、検索、ディスプレイ、YouTube、GmailなどのGoogleネットワーク全体で最も関連性の高い掲載先に広告を表示します。

さらに掲載のつど入札単価も調整されて、コンバージョンごとに価値を変えて設定できる「コンバージョン値」が最大化されるよう最適化されます。

要件としては、まず既存のショッピングキャンペーンで過去45日間に20件以上のコンバージョンを獲得している必要があります。

また、ウェブサイトにグローバルサイトタグを追加(またはGoogleアナリティクスアカウントにリンク)して、100人以上のアクティブユーザーを含むリマーケティングリストをアカウントに関連付ける必要もあります。これにより、広告を動的リマーケティングで使用して、過去にウェブサイトを訪れたことがあるユーザーに適した広告を個別に表示できるようになります。

これらのコンバージョンとリマーケティングに関する要件を満たしてスマートショッピングキャンペーンを使えるようになるために、まずは通常のショッピングキャンペーンで「クリック数の最大化」入札戦略を使うことがヘルプで推奨されています。

【Google広告ヘルプ】スマートショッピングキャンペーン

 
 

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