AdWordsリマーケティング類似ユーザーの広告表示の質を改善する実践例

リマーケティングの類似ユーザーを使うと広告の表示機会がいっきに増えます。

たとえばこの記事で紹介している事例では、過去30日で類似ユーザーの平均クリック単価が1/2にもかかわらず、その表示回数は元のリマーケティングリストへの表示とくらべて5倍以上の表示回数となりました。

しかしやはり、その表示の質は元のリマーケティングと比べて劣るので、その表示の質を上げる表示の絞り込み施策についての実践例をこの記事では書いてみます。

類似ユーザーのクリック単価は半分にもかかわらずコンバージョン単価は3倍という例

類似ユーザーのクリック単価は半分にもかかわらずコンバージョン単価は3倍

 
 

クリック単価を下げるのではなく、表示の絞り込みを先にする

重要なのは、このような状態になって表示機会がいっきに増えた場合、類似ユーザーのコンバージョン単価が低いからと言って単純にクリック単価を下げるのではなく、表示の絞り込みを先にすべきということです。

なぜかというと、クリック単価を下げることによってコンバージョン率が高いユーザーの集団に広告を届けることができなくなってしまい、せっかくとれていたコンバージョンが取れなくなってしまう可能性が出てくるからです。

表示の絞り込みをする際にはコンバージョン単価が低くコンバージョン数が多い表示先というのが質の高い表示先と判断できます。

今回は、デバイスと性別で結果に違いが出るという特徴が見られたので、その2点について表示の絞り込みを行います。

 
 

デバイス別のコンバージョン数を比較

 
デバイス別のデータを見てみると、元のリマーケティングリストではPCとスマフォ経由どちらもそれほど変わらないコンバージョン単価でしたが、

元のリマーケティングの広告グループではデバイス別にそれほど違いは見られない

 
類似ユーザーのリストではスマフォからのコンバージョンに偏っていました。

類似ユーザーの場合はPCと比べてスマフォのほうがかなり良い結果が出ている

ですので、この類似ユーザー広告グループのスマフォの入札単価調整費を増やす設定をしました。

 
 

男女別のコンバージョン数を比較

 
男女別のデータを見てみると、元のリマーケティングリストからのコンバージョンが男女でコンバージョン数の開きがないのと比べ、類似ユーザーのほうは男性からのコンバージョンが多いという特徴が見られました。

類似ユーザーのほうは男性からのコンバージョンが多いという特徴がある

 
ですので、この例では男性の入札単価調整費を上げるという設定をしてみました。

男性の入札単価調整費を上げるという設定

 
年齢については選択肢が男女やデバイスと比べて多いので、もう少し全体のコンバージョン数が増えてより統計データとして有意な状態になったら絞り込みができそうです。

 
 

今回はデバイスや属性データに違いが見られたのでそこで絞り込みをしてみましたが、広告グループ除外設定からトピックやインタレストなどを使って絞り込みを掛けるという方法も考えられますね。

 
 

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YDNの類似ユーザー設定方法と留意点

AdWordsやFacebook広告と同じく、YDN(Yahoo!ディスプレイネットワーク)でも類似ユーザーという機能が使えます。

YDNの類似ユーザーは、サイトを訪問したというリターゲティングリストの履歴とYahoo! JAPAN内における行動履歴を基に解析を行い、ウェブ上の行動履歴が類似しているユーザーを抽出します。

その設定方法や留意点などについてこの記事に書きました。

 

YDNの類似ユーザー設定方法

 

  1. まずは、YDNのツールメニューから「ターゲットリスト管理」に進みます。
  2. YDNのツールメニューから「ターゲットリスト管理」に進みます

     

  3. リターゲティングのリストを選んで(赤丸)、「+ターゲットリスト追加」のメニューから、そのリストを基に類似を作成します。
  4. リターゲティングのリストを選んで、「+ターゲットリスト追加」のメニューから、そのリストを基に類似を作成

     

  5. 類似ユーザーのリストに適当な名前をつけて保存します。
  6. 類似ユーザーのリストに名前をつけて保存

     
    これで類似ユーザーが作成されました。

     

  7. あとは、「ターゲティング」や「インフィード広告」のキャンペーンで、サイトリターゲティングのターゲットリストとして類似ユーザーの配信を選択するだけです。

ターゲティングやインフィード広告のキャンペーンで、サイトリターゲティングのターゲットリストとして類似ユーザーの配信を選択する

 

YDNの類似ユーザーの留意点

 

  • 基となるターゲットリストの前日分のリーチ数が100件に満たないと類似ユーザーが抽出されないため類似ユーザーは蓄積されません。
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  • 組み合わせや類似のターゲットリストを基にしてターゲットリスト(類似)の作成はできません。つまり、「デフォルト」または「条件」のターゲットリストのどちらかで類似のターゲットリストを作成できます。
    【参考】ターゲットリストとは? https://help.marketing.yahoo.co.jp/ja/?p=1401
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  • ターゲットリスト(類似)には類似ユーザー抽出の基となるターゲットリストのユーザーも含まれる場合があります。
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AdWordsのリマーケティング類似ユーザーを設定する方法

AdWordsでリマーケティングを使っているキャンペーンでは、「類似ユーザー」という機能が使えます。

この類似ユーザーは、リマーケティングリストとしてサイトに訪問した有望な見込客と特徴がよく似ている人たちをを見つけ出すことができる機能です。

リマーケティングリストが500以上たまったら使えるようになります。

では、以下でその設定方法を説明します。

 
 

類似ユーザーができているか確認

まずは、類似ユーザーの元となるリマーケティングリストが500以上あるかを、共有ライブラリのユーザーリストに類似ユーザーの項目ができているかを確認します。

共有ライブラリのユーザーリストに類似ユーザーができているか確認

 
 

類似ユーザー用の広告グループ作成

類似ユーザーのリストができているのを確認したら、類似ユーザー用にディスプレイネットワークで新しく広告グループを作成します。

広告グループの名前を決め、デフォルトの単価を設定します。この単価はすでに運用している元のリマーケティングの広告グループの単価より少し低めで始めてみましょう。

その下の広告ターゲットの選択のところで、「インタレストとリマーケティング」を選択し、カテゴリを選択のプルダウンメニューから「リマーケティングリストと類似」を選びます。

類似ユーザーリマーケティング用の広告グループを作成して広告のターゲット、リマーケティングのカテゴリを選択

 
 

類似ユーザーのリストを追加

そうすると、類似ユーザーのリストが現れますので、そのリストを追加して、広告グループを保存します。

類似ユーザーのリストを追加

 
 

類似ユーザーの絞り込みと拡張もできますが。。

キーワード、トピック、プレースメント、ユーザー属性などで更にこのリストを絞り込んだり、自動ターゲット設定でさらにターゲットを拡張することもできます。

しかし、まずは類似ユーザーそのもので運用してみて、コンバージョン単価が上がってしまったらターゲットの絞り込み、逆にコンバージョン単価が低く多くとれたら拡張機能を試してみるというステップを踏むと良いでしょう。

類似ユーザーのターゲットをさらに絞り込む
類似ユーザーのターゲットをさらに絞り込む

自動ターゲットによるターゲティングの拡張
自動ターゲットによるターゲティングの拡張

 
 

リマーケティング用の広告をコピー

広告作成は、既存のリマーケティング用の広告グループをそのままコピーするだけで基本的にはOKです。

リマーケティング広告グループの既存の広告をコピー

 
 

設定は以上になります。

リマーケティングキャンペーンが上手く行っている場合、設定も簡単ですので是非試してみてください。

 
 

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