AdWordsの運用改善で見逃せないディスプレイネットワークのプレースメント除外設定とは?

AdWordsは運用を開始して広告のクリック数が増えていっても、もしそのクリックの質が高くなければ売上はなかなか上がりません。

スマフォ上で間違って広告をクリックしてしまう人もいれば、商品を買う気は全くなくその先が何か知りたいだけのクリックもあります。

この記事では、そのような質の低いクリックを見つけて広告費をできるだけ無駄なく使う、AdWords開始後にすぐ取り掛かれる運用の改善方法をお伝えします。

 

ディスプレイネットワークのプレースメントとは?

まずAdWordsの仕組みを簡単におさらいしておきます。

AdWordsの広告が表示される場所は主に2つです。

  1. 検索結果にキーワードに連動して表示される広告(検索ネットワーク)
  2. ブログやニュースサイトにURLなどで指定され表示される広告(ディスプレイネットワーク)

検索結果に表示される広告は設定したキーワードに連動して表示されます。

一方、ディスプレイネットワークで表示される広告は、予め登録しておいた自社商品に関連するキーワードやトピックなどの情報を元に、AdWordsのシステムがそれらにあったWEBサイトを自動的に探してくれます。

ディスプレイネットワークはURLで指定され、このURLのことをAdWordsではプレースメントと呼んでいます。ちなみにURLというのは http://rasterize.co.jp/ などインターネット上の住所のようなものです。

プレースメントはさらに、URLだけではなく動画やモバイルアプリ上の広告枠を指すこともあります。

 

ディスプレイネットワークのプレースメントの改善方法

それではさっそく、ディスプレイネットワークのプレースメントを使ったAdWordsアカウントの運用改善方法について説明していきます。

AdWordsのディスプレイネットワークで関連のないプレースメントを除外

この図のように
ディスプレイネットワークタブ > プレースメント > クリック数順に並べ替え > チェックしたプレースメントを除外
という手順が、ディスプレイネットワーク改善の基本となります。

  1. プレースメントタブをクリックしたら、クリック数または表示回数の多い順で並べ替える
  2. URLを上から順に一つずつコピーしてどんなサイトかを確認していく
  3. そのサイトを見て売上につながる見込客が訪問しているサイトかどうかをチェックする
  4. 売上につながる見込客が来ていないサイトであれば広告が表示されないよう除外設定をする

例えばこのアカウントでは自動車のパーツを日本から海外に向けて売っています。この図でチェックが入っているURLはゲームのサイトや芸能ニュースのサイトです。

このようなサイトに来ている人たちは暇つぶしで来ている人が多く、自動車のパーツを購入する意欲を持っている人は少ないと考えられます。なんとなく気になって広告をクリックしたという人が大半であることが予想されます。(ニュースサイトでも自動車関連のトピックがあるところはひとまず残しておき、サイト上の反応を計測するためのコンバージョンデータがたまってきたら除外するかどうかを決めます。)

ですので、こういったサイトには最初から表示しないよう、キャンペーン単位ごと除外設定をします。ちなみにキャンペーンというのは、AdWordsの管理上使われる最も大きなグループで、その下には広告グループがあります。

AdWordsのディスプレイネットワークは自動で表示先のWEBサイトを探してきますので、どうしても関係のないサイトが出てきてしまいます。たとえば車の名前が登録されている場合、車のゲームを紹介しているページがあればそこに広告が表示されてしまうことなどが考えられます。
※ディスプレイネットワークでは手動でURLを指定する方法もあります。

 

その他、注意すべきプレースメント

anonymous.google というプレースメントと Mobile App:で始まるプレースメント は注意が必要です。

anonymous.google

anonymous.google というプレースメントは、自分のWEBサイト上にAdWords広告を掲載している側の人が、そのURLをAdWordsユーザーに対して非公開にしている場合に表示されるプレースメントです。ですので、どんなサイトにAdWords広告が表示されているのか、AdWordsを運用している側からはわかりません。

予算が少ない場合は最初からキャンペーン単位でこの anonymous.google を除外してしまっていいと思います。予算に少し余裕がある場合は、コンバージョンの状況を見ながら広告グループ単位で除外していくという手もあります。

Mobile App: で始まるプレースメント

Mobile App: で始まるプレースメントは文字通り、スマフォなどモバイル用のアプリ上で表示されるAdWords広告です。イメージ広告などを使って海外向けにディスプレイネットワークの広告を表示しているとこのMobile App: で始まるプレースメントが沢山でてくることがあります。

モバイル用アプリに表示されるバナー広告というのは、間違ってクリックされてしまうことがどうしても多くなります。この場合は完全に無駄なクリックとなります。ですので、自社の商品やサービスがアプリに関係ない場合は除外してしまったほうが良いということになります。除外するかどうか迷う場合は一定期間運用後にコンバージョンデータを見て判断しますが、私の経験上は多くのアカウントでこのプレースメントは除外してしまったほうが良いという結果になっています。

Mobile App: で始まるプレースメントの除外するには、「adsenseformobileapps.com」というURLを除外プレースメントに設定する必要があります。

手順は、

  1. 対象となるディスプレイネットワークキャンペーンを選択
  2. ディスプレイネットワークタブをクリック
  3. プレースメントをクリック
  4. 一番下までスクロールして赤の「除外設定」ボタンを押す
  5. プレースメント欄のボックスに「adsenseformobileapps.com」というURLを入力して追加

となります。

キャンペーンの除外プレースメント

 

まとめ

以上、ディスプレイネットワークをプレースメントの除外機能を使って改善する方法を説明してきました。

ディスプレイネットワークでどんなサイトに表示されているのかを一つずつ見ていくのはとても地味な作業ですが、色々なサイトが世界中にはあることが分かって楽しい面もあります。

また最後で説明した anonymous.google や Mobile App: で始まるプレースメントの適切な処理をしていないと、ディスプレイネットワークでの成果が大きく違ってきてしまうことがあるので注意してください。

ディスプレイネットワークは検索ネットワークにはないイメージ広告を使うこともでき、表示機会を桁違いに得られるなど、ディスプレイネットワークならではの良さががあります。

ぜひディスプレイネットワークを上手に使いこなしてみてください。

 
 

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