【Excel付き】AdWordsとYahooの合理的な予算配分の計算シート

 

月の予算を“どんな割合で何を基準に”AdWordsとYahooに割り振るべきか?

リスティング広告といえば、Google AdWordsとYahoo!プロモーション広告、この2つのアカウントを作成し運用しているケースが多いですね。

まず毎月の広告費予算があって、それをAdWordsとYahooのアカウントへ分割して入金、アカウント内ではそれぞれキャンペーンがいくつかあり、そのキャンペーンには広告グループがあって、さらにキーワードやプレースメントがあって。。という様に毎月の予算は細分化され消化されていきます。

この細分化の一番最初の段階、毎月の定額予算をAdWordsとYahoo広告の2つのアカウントへどんな割合で何を基準に割り振るべきか、合理的な基準を持っていますか?なんとなくAdWords:Yahoo=6:4といった感じでアカウントごとに決めている方も多いのではないでしょうか?

 

答え:コンバージョン単価を同じ値に近づけるように割り振る

このAdWordsとYahooの割り振りに関して私達が行っているのは、毎月各アカウント全体の平均コンバージョン単価を比較し、2つのアカウントのコンバージョン単価を同じ値に近づけるよう計算し、毎月異なる比率で予算を割り振るという方法です。

リスティング広告というのはある数ヶ月間はAdWordsが調子よくなっていったりその逆もあったりと外部の影響によって常に変化するものだからです。

このように変化していくアカウントごとのコンバージョン単価をその都度平均化していくことで、決められた予算の中でコンバージョン数を合理的に増やすことができるというわけです。

 

どのように簡単かつ合理的に計算するか

例えば、過去30日のAdWordsアカウント全体のコンバージョン単価が5,000円、Yahooのほうが7,000円だったとします。この場合、AdWordsのほうがYahooよりも少ない広告費で効率よくコンバージョンが取れていることになります。

ですから翌月は、AdWordsへの予算配分をYahooより少し多めに割り振ると良いですね。この“少し多め”というのをどのように合理的に計算して出すか、というのを私達が実際に使っているGoogle Appsのスプレッドシートを見ながら手順を追って説明していきます。すでに計算式が入っているので決まった値をいくつか入れるだけで合理的な予算配分がすぐに計算できるようになっています。

★実際に使って試したい方は、こちらのエクセルシートをご活用ください。

 

Step1.その日の残高、過去30日の消化額、コンバージョン数などを表に入力する

月が変わる前の毎月25日前後に、AdWordsとYahooのアカウントごと以下の実績値を表に入力します。

・その日の残高(図では1月24日)

・過去30日の消化額

・過去30日のAdWordsのコンバージョン数とビュースルーコンバージョン数※

・過去30日のYahooのコンバージョン単価

※弊社ではビュースルーコンバージョンは通常のコンバージョンの1/2の価値として計算しています。

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ステップ2.過去30日のコンバージョン単価を比較して次月予算の比率を調整する

まずは右上の赤枠のところ、過去30日のコンバージョン単価は、AdWordsが4,667円、Yahooが5,500円となっており、AdWordsのほうが効率が良かったことになります。

また過去30日の消化額を見るとYahoo100に対してAdWordsが175となっています。

ですので、次月はAdWordsの比率を更に高めたほうが良いということで、この表の場合はAdWordsの次月予算を350,000円としました。AdWordsのYahooに対する割合を、175%から184%に増やしています。

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ステップ3.実際の入金額を求める

ここまで来たらあとは実際の入金額を求めるだけです。

注意するのは、Yahooは1,000円単位でしか入金ができないので、Yahooのほうを先に求めます。

セル16Cが消費税を抜いたYahooの実質的な入金額になります。この場合は下三桁を四捨五入して160,000円としています。

そうすると17Eに327,200という数字が出ますので、それを2つ上の黄色いセルに入力して17Eがゼロになるようにします。

結果的に、Yahooに172800円、AdWordsに327,200円を入金することになります。

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まとめ

以上が、AdWordsとYahooの合理的な予算の割り振り計算法になりますが、実際の運用の際には2つのアカウントのコンバージョン単価を同じ値に近づけないほうが良い場合もあります。

たとえば、Yahooは検索ネットワークだけ、AdWordsは検索ネットワークだけでなくディスプレイネットワークやリマーケティングを使っている場合を考えます。Yahooの検索ネットワークで広告をクリックして最初にサイトを知り、AdWordsのディスプレイネットワークやリマーケティングで再度広告をクリックしてコンバージョンしたとします。この場合はYahooの検索ネットワークのほうが貢献度が高いと私は考えますので、そういった状況を踏まえるとYahooを少し高めにしておいても良い場合があります。

そのような例外もありますが、基本的には何らかの合理的な基準をもってアカウント入金の割り振りをすることはリスティング広告の運用にとってとても重要な事です。AdWords、Yahooそれぞれのアカウントの結果が、ライバルや検索者など外部の影響によって常に変化していくものだからです。

ちなみに、月額の定額予算というルールではなく、コンバージョン1件1,000円目標といったように最初からコンバージョン単価基準で予算を消化していく場合はアカウント入金の割り振り計算は別の方法でやります。こちらはまた別の機会に紹介させていただきます。

 
 

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