中国人・台湾人・香港人の観光客がどのくらい日本に来てどのような消費をしているか?

最近は連日のように中国人観光客の話題がTVでよく取り上げられますね。

名古屋の街角でも中国語を話す観光客をよく見かけますし、台湾やシンガポールの私の友人達も日本旅行に頻繁に出かけていて、Facebookでは東京、京都などへ旅行に行った写真をほぼ毎日のように目にします。

この記事では、観光庁より2015年4月30日に発表された「訪日外国人の消費動向 平成27年1-3月期」報告書などから、中国人・台湾人・香港人がどのくらい日本に来てどのような消費を行っているか、特に気になったデータをピックアップして書いてみました。

 

訪日する中国人・台湾人・香港人の人数は?

テレビでは中国人観光客の話題がほとんどですが、台湾人・香港人の観光客の数も多く、年々増えています。

「国籍/月別 訪日外客数(2003年~2015年)」出典:日本政府観光局(JNTO) によると、2014年の訪日外国人の数と伸び率は以下のとおりです。

  • 台湾 2,829,821人 28.0%
  • 中国 2,409,158人 83.3%
  • 香港  925,975人 24.1%
  • 2014年は、この3国の中では台湾人がトップの人数だったことが分かります。台湾人が意外と多いと感じが方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかも台湾の人口は2337万人と多くありません。その人口に対して延べ人数で約12%の283万人が2014年だけで訪日しているというのは驚きの数字です。
    ※2014年、すべての国・地域の中で比べても台湾人の訪日数は全世界でトップ、ちなみに2位は韓国人。

    香港についても、香港の人口は約719万人に対し92.6万人と人口の13%近くの人が訪日していることになり、率としては台湾をさらに上回っています。

    また、2015年に入ると月別で見てついに中国人の訪日人数が台湾人の数を抜いています。中国人観光客の伸びが凄いことが分かります。

     

    中国人・台湾人・香港人の訪日観光客でリピーターが多いのは?

    それでは訪日観光客のリピート回数はどうでしょうか?以下は、訪日観光客のリピート回数の頻度を国別に集計したグラフです。

    日本への来訪回数 (国籍・地域別、観光・レジャー目的)

    観光庁「訪日外国人の消費動向 平成27年1-3月期」図表 1-12

     
    台湾・香港は4-9回目のリピーターが30%近くとなっていて、他の国々と比べてもリピーターがかなり多いことがわかります。

    中国は7割近くが1回目の訪日で、リピーターの数は今のところそれほど多くありません。

    あなたのビジネスが訪日リピーター狙いでしたら、台湾人や香港人をターゲットにしてみるのもありですね。

     

    中国人・台湾人・香港人の来訪目的は?

    主な来訪目的 (国籍・地域別、全目的)

    観光庁「訪日外国人の消費動向 平成27年1-3月期」図表 1-7

     
    上の図表より観光目的の割合は以下のとおりです。

    • 香港 88.1%
    • 台湾 84.9%
    • 中国 65.6%

     
    中国はビジネス目的の来訪者も24.0%と比較的多くなっています。

     

    中国人・台湾人・香港人の1人当たりの旅行中支出は?

    訪日外国人 1 人当たり旅行中支出 (国籍・地域別)

    観光庁「訪日外国人の消費動向 平成27年1-3月期」図表 2-3

     
    一人当たりの旅行中の支出を比較すると、中国人>香港人>台湾人の順で、平均値としては中国人がかなり多くなっていることが分かります。

     

    買い物代はどのくらい使っているのか?

    費目別にみる 訪日外国人1人当たり旅行支出 (国籍・地域別)

    観光庁「訪日外国人の消費動向 平成27年1-3月期」図表 2-8

    買物代は中国人が176,975円と圧倒的に多くなっています。

     

    費目別の購入者単価は?

    次にどんな物にお金を使っているかを見てみます。

    費目別購入率および購入者単価 (主要国籍・地域別)

    観光庁「訪日外国人の消費動向 平成27年1-3月期」図表 3-1

    「カメラ・ビデオカメラ・時計」については中国人の購入率と購入単価が高く、お金をよく使っていることが分かります。

    「和服(着物)・民芸品」の項目では台湾人と中国人の購入者単価が同じくらいです。

    「マンガ・アニメ・キャラクター関連商品」については香港人の購入単価の高さが目立ちます。

     

    出発前と日本滞在中の旅行情報源は?

    旅行情報源で 役に立ったもの (全国籍・地域、複数回答)

    観光庁「訪日外国人の消費動向 平成27年1-3月期」図表 5-1, 5-2

    中国・台湾・香港に限らず、全対象国のデータになりますが、旅行前と旅行中に最も役立った情報源は、旅行前が個人のブログ、日本滞在中はスマートフォンになります。

    旅行に関する個人のブログに広告を表示させたり、スマートフォンユーザーをターゲットに広告を出すにはリスティング広告(Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告)を使う手があります。AdWordsでは例えば空港にいる人たちをターゲットにして広告を表示することも可能です。

     

    まとめ

    日本でよく見かける中国語を話す訪日観光客は、中国人以外にも台湾や香港からの観光客が多いことが分かりました。

    そして中国人は2015年に台湾人を抜いてトップの観光客数となり、しかも滞在中に使うお金も多いので、いわゆるインバウンドビジネスでは今後さらに重要な外国人旅行者になることは間違いないでしょう。

    一方で、リピーターの多い台湾人や香港人もビジネスによってはメインターゲットになり得ます。もしあなたのビジネスで台湾人や香港人のリピート客を固定客にすることができたら紹介客も自然と増えて、より安定的なビジネスを構築できるはずです。

    インターネット集客の面からは、台湾・香港であれば、GoogleやFacebookのマーケティングで、旅行前の旅行準備段階から多くのネットユーザーにリーチすることが可能となります。中国人については旅行前と日本滞在中では使っている検索エンジンやソーシャルメディアが大きく異なりますので、基本的にはそれぞれに対策が必要です。日本滞在中に中国人をターゲットにするには、スマートフォン上に使用言語や地域でターゲティングできるリスティング広告で彼らにリーチすることが十分可能となります。
     
     

    Pocket

コミュニティとマーケティングについて /SEOとリスティング広告の向き不向きについて ネット広告勉強会 2015年5月1日

一昨日の5月1日、名古屋の弊社事務所にて、海外旅行保険などのSEOアフィリエイトで長年実績を積まれているNさんと勉強会を開催しました。

いろいろな話が出ましたが、特に印象に残った

  • コミュニティとマーケティングについて
  • SEOとリスティング広告の向き不向きについて

この2点について振り返って記事にしておきたいと思います。

 

コミュニティとマーケティングについて

Nさんは私と同じく海外生活経験があり、同業に近い友人です。久しぶりにお会いし、なぜ私がネット広告勉強会を名古屋ではじめたのか、という話になりました。

その理由を簡単に話しますと、「リアルな場」をオンラインマーケティングに活かしたいからということになります。

たとえば今書いているこのブログ記事も、勉強会というリアルな場があってその振り返りの記事として書いています。今どきのオンラインマーケティングというのは、リアルな場を起点として実施していくのが良いと考えているからです。

そんな話をしていたら、Nさん自身もリアルな「コミュニティ」に価値があると常々感じているという話になりました。

NさんはSEOアフィリエイトとは別に、一戸建てオーナーとして不動産投資をしています。大家さんとしていろいろなセミナーや勉強会に参加される中で、彼が一番有益だと感じているのが、同じ立場の大家さんが集まって勉強会を開くコミュニティです。コミュニティの主催者も大家さんです。

Nさんは、そのコミュニティとは別に、不動産管理会社や住宅建設会社がやっているセミナーにも参加してきました。ただ、そういったセミナーの主催者自身が“大家として”リスクをとってやっているわけではないので(もちろん会社としてはリスクをとってやっていますが)、そういったセミナーに参加しても心に響かず、サービスにも申し込みはしなかったというお話しを聞きました。

一方、Nさんが参加している大家さんのコミュニティでは、その主催者が不動産管理のサービスもやっているそうです。結局はコミュニティのつながりが信頼を産んで、その主催者のサービスに申し込むということになった、というお話しでした。

このお話のように、同じような取り組みをしていて、同じ立場で実践的な情報をシェアできるコミュニティというのは今後も大きな力を持つことになりそうです。私も積極的に活用していきたいと考えています。

 

SEOとリスティング広告の向き不向きについて

話しは変わって、Nさんが以前実践していたネット広告の話題となりました。

Nさんは1,2年ほど前にネット広告のセミナーなどに参加し、Yahoo!ディスプレイアドネットワークのリマーケティングやFacebook広告を、ご自身の海外旅行保険アフィリエイトに試してみたそうです。

いろいろネット広告を試してみて、Nさん自身にはSEOが向いているという結論に今のところはなったとのことです。

NさんのSEOのスタンスは以下のようなものです。

  • 好きな事をマニアックに書く
  • 自分が客として買うものしかやらない

長年、SEOアフィリエイトだけでやってこられた彼の結論はとても説得力があります。

彼自身のスタイルとして、SEOのための記事は、興味をもったときに一気に書き上げるといいます。

そのようなスタイルを持つ彼によると、リスティング広告の場合は継続的で地味な運用管理が必要で、そういった特性が自分自身にはあまり向いていないと感じるとのことでした。

私からするとSEOの記事を地味に書きためていくというのはパワーがいることだと思います。だからこそ、“好きなことをマニアックに書く”というのが大事なんでしょうね。

私の場合は、リスティング広告の運用管理の際、「こんなキーワードで検索されているのか」とか、広告の表示先として「こんなサイトがあるのか」といった小さな発見、それ自体が面白いと飽きずに日々感じたりします。確かにそういった向き不向きみたいなのはあるのかなと私も思いました。

SEOも、リスティング広告もどちらも検索エンジンマーケティングという意味では同じですが、やはり人それぞれ興味を持ち続けられる得意分野があるのですね。

 

WEBマーケティングの実践研究会

ということで、リアルな場を活かすコミュニティの活動として、ネット広告勉強会とは別に、私たち二人と同じようにネットのマーケティングを実践している人たちが、月に一回くらい名古屋の私の事務所に集まって、WEBマーケティングの実践研究会を開催してみたいですね、という話が出ました。

名古屋でWEBマーケティングの実践的な研究会に参加したいと感じた方がおりましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

 
 

Pocket